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■日本が2700年の世界最古の歴史を持つ国である理由■

日本は初代の神武天皇から現在の今上天皇まで126代、
およそ2700年間万世一系の天皇が存在している国である。

日本では武士が力を持つ時代になっても武士は天皇を倒し
その権力を奪い、取って代わろうとはしなかった。

それはなぜか?いくら実権を握ったといっても武士は新興勢力であり、
武士は力によってのしあがってきたいわゆる「成り上がり」で、
天皇のように伝統的な権威とは無縁の存在だった。

その成り上がりの人間が天皇を引きずり降ろしたところで、
天皇に変わる王としては相応しい品格が備わっていないと認識していたからであり
それと同時に武士や民衆にとって天皇は愛し尊敬する存在だったからに他ならない。

愛され尊敬されていた理由は、
天皇も、世を収める存在が民衆を苦しめるようではその資格はないと考えていたし、
実際に民衆にそう接していたからに他ならない。
このような社会は世界でも稀である。

それに対して世界の大部分である唯物論、物質至上主義の社会では必ず
権力を握った者は敵対する勢力を徹底的に叩き潰すし、
その結果、世界では多くの王朝が繁栄と滅亡を繰り返してきた。

また権力を握った者は支配する民衆を搾取し虐げることが当たり前だし、力こそが全てと考える。
物質、見えるものが全てと考える社会ではそれが当たり前なのである。