私ねえ
最近この時間になると
おしっこに行きたくなっちゃってねえ
さっきまでパ〜ティで食ったり飲んだりしてたもんだから
ちょいとトイレに行こうと
寝床から出て〜ドアをカチャ
ギギギギィィ〜
廊下に出るとなんか変なんだ
身体の芯から凍える様に寒いんだあ〜
私こう見えて怖がりなもんですからねえ
恐る恐る廊下の窓から外を覗き込むと〜
外が青白〜く光っている
良〜く眺めると辺り一面雪景色
まるで真冬の様に吹雪いている
さっきまでパ〜ティしていたあたり外は漆黒の闇だったのに
起きたら真冬
やだなあ〜怖いな怖いな〜
と〜思ったらおしっこ近くなっちゃって
屋敷の一階にトイレがあるもんですからねえ
真っ暗闇の階段を〜
ギッシ ギッシ ギッシ ギッシ降りて
屋敷が大きいもんですからトイレも遠いんです
ちょっとトイレまで間に合わないな〜と思ったもんですからねえ
廊下の洗面台の蛇口を捻って
シャ〜水を流しながらねえ
うう〜ブルブルッ
でおしっこしちゃったんです
妙にスッキリしちゃったもんだから〜
喉が渇いちゃいましてねえ
二階にもどって冷蔵庫から牛乳でも飲もうかな〜ってですね
また暗闇の階段を
ギッシ ギッシ上って行ったんです
冷蔵庫まで来て〜
真夜中なもんですからねえ
あまり音立てちゃいけないってもんで
冷蔵庫の扉をパカッ キィ〜
薄ぼんや〜りした明かりの中から牛乳を取り出して〜
紙パックの口を開けて飲もうとした
んん?
妙に変だな〜
いくらパックを傾けても牛乳が出てこないんだあ〜
私変な汗が出てきましてねえ寒いのに
怖くなっちゃったもんだから
牛乳パック放り投げちゃったんです
そしたら
ガツッ
大〜きな音がしましてねえ
慌てて見ると
牛乳凍ってるんだあ〜
落ち着いて考えると
もう12月で〜天気も荒れてたもんですからねえ
いつ雪が降っても何にもおかしくないんだ
私冷蔵庫の温度調節をしてねえ
しかたないから部屋のテ〜ブルの上に載ってた
冷めた冷た〜いお茶を飲んで寝ました〜

そんな事がありました〜
この時期はあるんですよねえ〜

ええ