(*'ω'*)
「家族を想うとき」という映画を観たんですけどね。
イギリスの郊外に住む子供が2人いる4人家族の日常生活の話なんですけれども。
比較的貧困家庭の家族で。父親はAmazon的なモノをお届けする配送業者、母親は介護士ですね、グローバル企業と老齢化社会の効率化管理と非人間的労働環境に追い詰められて家族が崩壊していく過程を描いた作品ですね。
日本の数年後の家族関係そのものの予想のようなお話で怖くなりましたね。
お父さんは全身傷だらけでボロボロになっても仕事に向かうんですよ。雇用主の会社は罰金制度を設けていているから。大怪我をしても働け!と脅かすんですね。クビにするぞ!と。
フラフラになって死にかけているお父さんを見た時にバラバラになりかけていた家族が団結するんですね、「お父さん、これ以上仕事に行ったら死ぬからやめて!」という感じで。
効率主義の非人道的管理の冷酷さが本来の家族が持っていた心の繋がりを取り戻させるという皮肉。社会が冷酷になって再び「家族を想うとき」が訪れた…というお話でした。