家業と事業の違いを明確にして議論した方が良いかと。
家業であれば生活に必要なお金が入ってくる事に気をつけて商売する。
事業として経営したいのであれば、得られた利益の再投資により事業を運営していく。
ラーメン屋であれば、ある程度の売上が得られるのであれば、従業員を雇ってお店を運営させて、自分は別の店舗開発をする。
多店舗の運営ノウハウを蓄積して、事業効率も上げて、1件づつ店舗を増やす。
ある規模になると店舗増加による利益の増加が見込めなくなるティッピングポイントがある。
これを乗り切るにはビジネスモデルの改革が必要。
売上モデル、粗利モデル、運営モデル、運転資金モデル、投資モデルを分析・見直しして、次のステップに必要な革新的ビジネスモデルを検討する。
このような展開をどれくらいの期間で実現するか、明確にゴール設定して逆算していつまでに何をすべきかをきちんと検討する事だ。
得てしてその検討通りに事は進まないが、進まない理由も都度明確にし、必要に応じてプランBを選ぶ事も有効だよ。
家業のまま、自分と家族が平和に暮らす事を狙うならそれはそれで良いんじゃない?
息子が継ぐとか継がないとか、そんな事考えさせずに、好きな道を歩ませれば良い。
家業だったら自分の代でたたむ事も選択の一つとして、借金だけは残さないように気をつければ良い。

事業だったら事業承継に必要な手立て(株式の移転や相続対策等)だけは抜かり無く。
遺言も公正証書で作成して、多少お金かかってももめ事回避に重点を置いて、遺言信託等の金融機関サービスを利用するのも良いと思う。
あとは、事業承継するなら代表権は跡継ぎに譲って、自分は相談役(非常勤)に退くことだね。
年金の足しになる程度の収入(非常勤なので多くても年間300万円位か?)でじーっと見守る事だ。