624 名無しさん sage 2016/08/01(月) 15:13:09.93 bfihyQg8
ある日、マタギのところへ動物愛護団体の人が名刺を出して
「なんで熊を殺すのですか」と抗議にきたそうな
マタギの爺さん曰く、「生きていく糧と伝統」と説明するも
愛護団体側は「動物を殺すなんて(以下略)」と聞く耳を持たない
それから連日抗議に来るので、煩わしく思ったマタギは知人に頼んで一芝居をうつことにした
今日も今日とでマタギに難癖を付けにやってきた団体様
そのタイミングを見計らい、近所の知人がやってきて
「里に熊が出てきた様だ、心配だなー」と一言
それを聞いて青ざめたのは団体の連中
どうやらマタギをこらしめに来たはいいが、熊に襲われることは想定してなかったようだ
恐怖を感じた団体の連中は、マタギの爺さんに
「私が熊に会っても・・・安全に帰れますでしょうか?」
と振るえながら尋ねる始末
そんな情け無い連中に、マタギの爺さんはこう返してやった
「熊に遭ったら、あんたの名刺を見せればいいじゃないか
動物愛護団体だとわかれば熊も襲ってこないだろう?
襲われてもそれはそれで、愛すべき動物の糧になれるんだから名誉なことじゃないか
それとも、まさかあんたら俺を警護につけて
『私達の安全のために、熊が襲ってきたら撃ち殺してください』
なんて言うつもりじゃねぇよな?」