いきものがかり ガデパで『放牧宣言』趣旨説明

メジャーデビュー10周年を機に、新たなステップとして個人の時間を重視するため
「放牧期間」に入ることを宣言したいきものがかりの水野良樹・山下穂尊・吉岡聖恵が、
唯一3人揃ってレギュラーを務めるラジオ番組「いきものがかりのgarden★party」
(JFN系・第275回=局により6日〜13日の間に放送)に出演し、「放牧宣言」の趣旨などについて説明した。

水野によれば、昨年は、デビュー10周年という区切りを無事迎えることができ、
ベストアルバムや、ある種の念願であった地元海老名・厚木でのコンサートができて、
3人としては良い区切りになったという。
そして、これからどうしようかという話し合いを3人でもスタッフを交えても何度もした際に、
皆から言葉として出てきたのは、「グループとしての活動は一度リフレッシュした方がいい」ということ、
そしてそれにプラスして、「その間に自分たちの好きなことをしてみたり
休んでみたりするチャンスがあってもいいかもね」という話であった。
そして、このような今後の活動方針を「放牧」と表現した理由については、
表現方法を話し合っていたところ、吉岡が「それって『放牧』だよ」という風に
「(言葉が)降りてきた」(吉岡・談)のだという。また、「放牧」は、いきものがかりが苦しいとか、
縛られているということを意味するものではないことを強調した上で、
メンバー3人の中ではあくまでポジティブなので、ネガティブに伝わらず明るく伝わったらいいとの
思いを込めて言葉を選んだことも付け加えた。

また、「放牧期間」中の活動方法については、いきものがかりのグループとしての活動は
「リフレッシュのための休養」として抑え、その間を使って今までできなかった
自分たちそれぞれのペースの活動をしていくとの方針を解説。
山下は「10年間、本当にグループとしての活動が多かったので、
結構色々と各々やることは多いと思う」と見通しを語った。
メンバーそれぞれの具体的な希望としては、吉岡は「モンゴルなどでリアルな牧場に行ってみたい」、
山下は「昔から通っている山で建物を建てるために、色々な重機の免許を取りたい」、
水野は「インプットの時間が取れなかったので、グループの枠を超えて色々な人と会って
自分の幅を広げたい」などとそれぞれ語り、「今まではそうした時間が取れなかった」と口を揃えた。
なお、番組後半には、すでに新しい計画が具体的に進行していることも示唆された。

今回、そもそもグループ活動を休養することを公に発表したことについては、
水野が、一般論としてそうしたことをわざわざ発表することへの批判はあるとしつつ、
「応援して下さっている方が特に不安になるのでちゃんと伝えなければ(と思った)」と釈明し、
吉岡も「特に(自分たちは)がんがんリリースさせてきてもらったので、
『お、どうした?』というように不安の心配をかけたくないと思った」と補足した。

そして、グループの今後については、「解散とかでは全くないので」と強調し、
グループとしては存続し、いつか帰ってきたいと思っていること、
「放牧宣言」にも書いたとおり「3人が帰って来る場所はいきものがかりであること」を確認。
水野は「それぞれにリフレッシュして、新しいものを得てきて、また成長して帰ってきたいなという思いがある」と語った。

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