通常

どんなバンドでも
音をきくときに大きく感情をうごかされるということも
ないんだけど
レベッカは特別だ。

レベッカの音をきくと
必ず、なぜか「哀しみ」がおおってしまう。
幸福感でいっぱいになるはずのバンドなのに
そういう哀しみの感情がおきてくるのはやはり
哀しみがNOKKOの人生をおおっていたせいだと思う。

病気はかなり重かったんじゃないかとも思うし
今でも完治はしてないんじゃないかとも思う。

松任谷由美がライブを2016年のライブを聞いている間に
NOKKOとの電話での長い会話を思い出したりしながら
涙がとまらなくなったというけど、そういう背景があったんだと思う。

楽屋で、松任谷由美とNOKKOが抱き合って号泣したというけど
長い年月を経てやっとここまできたということだったんだと思う。

それでも哀しみが癒えないように思えるのはなぜだろうと思ってしまう。