>>49
シフクとかapの辺りだから2004年とか2005年辺りからだねぇ。
それまではライブは仕事として淡々とこなすものだったのがお客さんに楽しんでもらいたい、しっかり熱を伝えたいという意識にガラッと変わった。
同時に歌い方への意識も明確に変わったよね。

それと引き換えに一部の曲で効果的に機能していた吐き捨てるようなクールボイスで歌う事が無くなってしまった事が少し残念ではある。
例えば終わりなき旅。この曲のAメロBメロの鳥肌立つレベルでカッコ良いあのぶっきらぼうに歌うクールボイスが逆に聴く者の胸を打つんだけど
ライブや歌への意識が変わって以降のこの20年近くはAメロから既に感情込めまくりで歌うようになってしまった。

そして桜井の口から明確に歌い方への意識の変化が読み取れたインタビューが
2006年のしるし発売時のワッツインでのくるみ幸福な食卓バージョンについての談話。

再録するに辺りオリジナルを改めて聴き返した桜井が
「俺なんでこんな酷い歌い方してたんだろ」と語った一文を当時読んだ時に
「いやくるみは歌詞の内容的にもAメロはオリジナルバージョンのような人生に疲れた感じの吐き捨てるようなクールボイスで歌うのが
その後の切ないサビとの対比になって抜群に効果的なので酷くなんかないですよ桜井さん!」と心の中で叫んだ記憶。