盆ギリの歌詞も正直なんだかなぁと思ってしまうよな
個々のフレーズは古戦場とか言霊とか通りゃんせを想起させるけど、全体的に見たら「誰もがやってるよ〜」「みんなに内緒だよ〜」みたいな、近年の「フォークソング歌手」系の捻りがない直接表現のオンパレード
「愛倫」みたいなファンには懐かしいフレーズも入ってはいるけど、昔みたいに語感優先で「当てはめた」と言うより、単に「入れた」というだけでコレジャナイ感が強い。
言い方は悪いけど、メロディも含めてなんか桑田さんがある種意図的に「サザンっぽい」ものを作ったというか、それこそAIがサザンオールスターズを新曲を作ったみたいな印象を受けてしまう。
ニッポンの空は歌詞についてはまぁ最近のテイストですよねって感じで特にどうと言うことはないけど、メロディはAメロBメロは明らかに壮年だし、その割に壮年みたいにちゃんとしたサビが来るのかなと思ったら「えぇ…」と思ってしまうほどサビが弱い。
それに2曲とも打ち込みでサザンのソウルを感じない。久々に毛ガニのパーカッションをメインにしたような初期の熱いサンバテイストの曲を密かに期待してたのに。
近年の桑田さんだって作ろうと思えばコブラツイストみたいな曲も書けるのにな…
色々辛辣なことをあえて書かせてもらったけど、ファンであるからこその嘘偽りのない感想と言うことでお許しください。