女優の橋本環奈(24)が3日放送のTBS系「日曜日の初耳学」(日曜・午後10時)に出演。主演舞台「千と千尋の神隠し」にまつわる秘話を明かした。

【写真】比較され苦悩した人気女優

 昨年、橋本は上白石萌音(25)と、同舞台で主人公の千尋をダブルキャストで演じ、初舞台にも関わらず多くの観客を魅了した。その裏では、稽古期間からコロナの罹患者が出るなどし「なかなか前に進まない。本当に大変でした」と振り返った。

 ダブルキャストということで「多々比較されていました。それも私たちは分かっていた」と、苦悩したことを告白。経験豊富で歌唱力もある上白石に対して、初舞台となる橋本には周囲から不安視する声もささやかれていた。その重圧からか、制作発表の時に、いつもの笑顔は見られなかったという。

 当時について「(上白石と)一緒のことをやっても一緒にならない。だからお互いの良さを引き出したいと思っていた」と説明。お互い性格は真逆といい「(上白石)は真面目で一つ一つ丁寧なんですよ。めちゃくちゃ頼りになる先輩でもあり、戦友でもあり、仲間でもあり、もはや家族に近いというか。4か月間ずっと隣にいて言葉を交わさない時がない。同じ千尋を2人で作り上げたという気持ちが大きくて、感謝しかない」と話した。

 そうした中、「周りの言葉を私は気にしていた」という。それでも「萌音ちゃんの言葉に何回も救われた。言われてることに関して、もちろんお互い知っている。ネットとかもそうですけど。(上白石は)『どうせ知らないしな、うちらの事。気にすんな、気にすんな』と。私が言いそうなことを言ってくれる。萌音ちゃんの人柄とか、人物としてのカッコよさをずっと感じていた。支えになっていた」と感謝した。