橋本環奈と重岡大毅(「ジャニーズWEST」)がダブル主演を務め、初共演を果たしたホラー映画「禁じられた遊び」の初日舞台挨拶が9月8日にTOHOシネマズ日比谷で開催され、橋本環奈、重岡大毅、堀田真由、倉悠貴、猪塚健太、長谷川忍、ファーストサマーウイカ、中田秀夫監督が登壇した。

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 清水カルマ氏のデビュー作で第4回「本のサナギ賞」で大賞を受賞した同名ホラー小説(ディスカヴァー文庫)を、「リング」「事故物件 恐い間取り」などの中田監督が実写映画化した本作。亡くなった母親にもう一度会いたい一心で少年が唱えた禁断の呪文が、やがて恐怖の連鎖を生み出すさまを描き出す。

 「台風が近づいている中、足を運んでいただき本当にありがとうございます」と感謝した橋本は、「無事に公開初日を迎えられてうれしく思っています」としみじみ。重岡も「雨や風が強い中、来ていただいてありがとうございます」と心込め、「やっと観ていただけるという気持ち。とにかくうれしい」と喜びをかみ締めていた。

 公開初日を迎えた本作だが、世界58か国での配給、上映も決定している。「うれしいですね」と笑顔を見せた橋本は、「ジャパニーズホラーのよさ、アメリカンホラーのよさなど、いろいろな要素が詰まっている。“美雪”と戦うシーンなど、新しい要素も詰まっているので、海外の方の反応もすごく気になります」と、怨霊モンスター“美雪”とのバトルも楽しんでほしいと希望。「好感触な気がします」と語った。重岡は「58か国と聞くと、『うわ!』となりますね。すごく楽しみです。日本の方と海外の方、また反応も違うと思いますので、ワクワクしています」と期待していた。

 SNSに集まった質問に答える一幕もあったが、「個性豊かな登場人物がたくさん登場する。どのキャラクターが好きですか?」との質問には、倉が「大門さんが好きです。本当にうさん臭い。衣装もおもしろい」と長谷川が演じたうさん臭い霊能者をセレクト。周囲から「めちゃめちゃインチキ臭かった」という評価を集めていた長谷川は、「堀田さんが演じた麻耶。錯乱するシーンがあって、ナイフを振り回す。それがやったことのある人の振り回し方。そう思うくらいうまかった」と堀田のリアリティあふれる演技に驚いたそうで、これには堀田が「やったことありません」と照れ笑い。「私は大門さん」と相思相愛の思いを明かしていた。

 橋本は「私も麻耶は、すごいなと思った」と堀田の熱演を称えつつ、「あと、あれだけの衝撃を残した“美雪”は忘れられない。一つ一つの動きがすごく気持ち悪かった。監督と相談しているウイカさんは、『はい!』『わかりました!』みたいな感じなんですが、『よーい、スタート』となった瞬間、めちゃめちゃ気持ち悪い“美雪”の動きをする。私が好きなキャラクターは、“美雪”以上にウイカさんかも」と最敬礼。これにはファーストサマーウイカも「うれしい」と感激しきりだった。

 また重岡は「倉くんが好き」と比呂子の同僚である柏原亮次役を演じた倉に向けて、公開告白。「役もよかった。倉くんがやっている役もすごく重要なポジション。しっかりとそこを担われていた。あと普通に、倉くんが好きです」と続けると、倉は「ありがとうございます」とニッコリ。会場からも「かわいい」という声が上がっていた。