8月24日、フジテレビ主催のイベント『お台場冒険王2023』内の「めざましライブ」のステージに、ドラマ『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系)で主演を務める森七菜(22)や間宮祥太朗(30)らがサプライズ出演した。

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フジの看板枠「月9」では約7年ぶりの恋愛ドラマとあって注目を集めていたが、時代錯誤なセリフや現実離れしたエピソードの数々に「ツッコミどころが満載」と別の意味で話題となってしまった。世帯視聴率は一ケタ続きで「月9史上最低視聴率」と揶揄する声もあるが、フジテレビ関係者は意外にも楽観的に見ているという。

「たしかに世帯視聴率はイマイチですが、テレビ局が重視するコア視聴率(13歳〜49歳男女の視聴率)は決して悪くないですからね。ウチが力を入れているTVerの登録者数は110万人を超え、『VIVANT』(TBS系)『最高の教師 1年後、私は生徒に■された 』(日本テレビ系)に続いて今期の連ドラの中では3位です。放送されるたびにネットはツッコミであふれ、これが話題となっている。再生回数も好調です」(フジテレビ関係者)

森といえば、岩井俊二(60)監督の映画『ラストレター』や人気ドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)など、多数の話題作に出演した若手実力派女優の1人。所属していた事務所との移籍を巡るトラブルで露出が激減した時期もあったが、今回の月9で完全復活したと目されている。

「『真夏のシンデレラ』は月9では久しぶりの恋愛ドラマで、しかも脚本家は新人の市東さやかさん、キャストも若手ばかりと“チャレンジング”な作品。森さんを主演に抜擢したのは、彼女のこれまでのキャリアを認め、将来は大女優になることへの期待を込めたキャスティングだったと思います。今回の役柄は彼女が得意とする“ピュアで健気な女の子”。彼女の一番の才能であり、同年代の女優の誰とも被らない良さでもある“自然体の演技”はこのドラマでも全面に打ち出されています。移籍トラブルのイメージを払拭した森さんの“完全復活作”といえるでしょう。テレビ業界では『やっぱり森は良いね』という声が上がっています」(コラムニスト・山田美保子氏)

夏はそろそろ終わりを迎えるが、森の“シンデレラストーリー”はこれからさらに光り輝くのだろう。



取材・文:町田ヒモ太郎