本田翼(31)が出演するZOZOTOWNの新CMが12日よりオンエアされて好評を博している。そんな本田がファンを大喜びさせたのは、8月29日の深夜(30日未明)、『あののオールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送)の生放送にゲスト出演したこと。CM以外の地上波テレビ・ラジオでいえば、3月18日の深夜ドラマ『6秒間の軌跡〜花火師・望月星太郎の憂鬱』以来、実に半年ぶりの公の場登場となった。

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「ドラマで共演してから何年か一緒にいるけどお互いに深い話は一切したことがない」けど仲良く遊んでいるというあのが、4月10日以降休眠状態が続く本田のYouTubeチャンネルについて「やんないの? 凄い人数の人が待ってると思うヨ」と突っ込みを入れる場面もあった。

 この件についてテレビ関係者に話を聞くと、やはり春過ぎ頃からの本田のスケジュールに首を傾げていたという。

「昨年10月期のTBS系『君の花になる』は、自身初めてのプライム・タイム枠の主演ドラマでしたが、これ以降仕事の量が少しずつ減っているんです。今年1月期の深夜枠『6秒間の〜』以降は全く連ドラ出演もなく、所属事務所からは“最低でも年に2本のドラマ出演”が本田の営業方針だと聞いていたのですが……」

『君の花〜』ではイケメン若手男優たちを集めたにもかかわらず、視聴率に苦戦する結果となってしまった。それが尾を引いているのだろうか……。

■ピーク時に224万人だったYouTubeのフォロワー数も減少傾向

 露出がめっきり減ったことに加え、ピーク時にはフォロワーが224万人いたといわれる大人気の本田のYouTubeチャンネルが、YouTubeのニュースサイト『ユーチュラ』が発表した2023年上半期登録者数減少ランキングによると7万人という減少数で第2位にランキングされてしまった。それでも18日時点で210万人もいる。仲里依紗(33)の190万人、川口春奈(28)の185万人を上回り、人気は健在だがなぜか今は休眠状態……という状況に別のテレビ関係者はこう語る。

「今年7月のニホンモニター発表の『2023上半期タレントCM起用社数ランキング』で川口春奈が“新CM女王”に輝いたことがマスコミに大きく取り上げられたのですが、2年前に女王に輝いた本田はこの2年間で16本から9本に起用社数が減ってしまいました。この緩やかなスポンサー離れも本田の活動がペースダウンしていることに影響しているのではないでしょうか」

 女優としての本田の評価は賛否両論あるが、連ドラ出演へのオファーが途絶えることは今までなかった。そのモチベーションとなっていたのが“起用社数ランキング”に象徴される圧倒的な好感度の高さだった。

「演技に対する賛否両論はどんな女優さんに対しても起こる反応ですから私たちはあまり気にしません。ただ本音を言えば、本田さんをキャスティングすることでもれなく付いてくるスポンサーの数は魅力でした」(ドラマ制作関係者)

 視聴率も苦戦、スポンサー離れもとなれば、起用しにくい悪循環が起きてしまうのは仕方のない事実だろう。女優としてのキャリアが12年を超え、ドラマの出演本数は40本、映画出演ももうすぐ20本という本田。"好感度頼み"だった本田は曲がり角に立たされつつある。

(芋澤貞雄/芸能ジャーナリスト)