NMB48が24日、大阪・オリックス劇場で、13周年コンサートを行い、8月にグループからの旅立ちを発表した渋谷凪咲(27)が涙のあいさつを行った。

 渋谷は、キャプテン小嶋花梨(24)から、「最後の周年コンサート」と振られると、泣き笑いの顔で、言葉を続けていった。

 渋谷は「確かに、最後で…。笑顔の曲なのに泣いてたりして」と切り出した。

 「この瞬間、ひとつひとつを大切に、胸に刻みたいと思って。今回のツアーと周年(コンサート)の期間、自分の中でいっぱいいっぱいで。今までも自分の中で、いっぱいいっぱいな時はあったんですけど、ダンスの振り入れとか」

 声を震わせながら、思いを口にしていった。

 「こないだも、ロケバス…。そこで、リハーサル映像を見るんですけど、なんか、自分が…みんなが頑張ろうとしてるレベルとかに……」

 涙で言葉を詰まらせながらも「自分は…センターに立たせてもらってるのに…全然…けっこうつらかったんですけど…」。言葉が途絶え、涙があふれた。

 東西でテレビレギュラーを多数抱え、タレントとしても売れっ子。それだけに、メンバーとともにレッスンする機会は少なく、レベルの違いに申し訳なさを感じていたという。

 そこで、小嶋から「私たちがしっかり固めて、(NMB48を内外にアピールして)引っ張ってくれた凪咲さんを送り出そうって、みんなですっごい頑張ったんです」と言われたことを紹介。渋谷は「それでやっと、みんなを信じて、みんなと進んでいこうって思えた」と言い、笑顔を取り戻した。

 「これからも、全力で頑張っていきたい。これからもNMB48のことよろしくお願いします」と言うと、客席から「なぎさ〜」と次々にかけ声が飛ぶと、人を食ったような表情で「は〜い!」。凪咲スマイルを取り戻した。