俳優の川口春奈が、日本製鉄の新企業CM「朝の体操」篇、「落書き」篇、「おねだり」篇に出演。撮影後に行われたインタビューで、自身を構成するものを明かした。

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 このCMは、同社が社名認知拡大と企業イメージ向上を目的とした新コミュニケーションとして制作したもの。「世界は鉄でできている。」というキャッチコピーのもと、川口と俳優の木戸大聖、子役の阿部久令亜が、鉄をこよなく愛する3きょうだいとして共演する。

 物語の舞台はのどかな海沿いの街。家族で経営するカフェで働く姉(川口)と、弟(木戸)と、年の離れた妹(阿部)が、日常生活の中で趣味や推しの話をするように、鉄のことを熱心に語り合う。少し不思議なストーリーを通じて、鉄は思ったより身近で、環境に配慮した、進化する素材であることを訴求していくというもの。

 メインキャストの3人は全員初対面。現場では当初、体操の振付を一緒に練習したり、段取りを確認し合ったりなど、撮影に関するやり取りがほとんどだったが、プライベートな会話のきっかけを作ったのが妹役の阿部。休憩中、持参した飴を川口と木戸に手渡すと、普段の学校の話や夏休みに家族で海に行った話、大好きなお菓子の話を自ら切り出してトーク。大人顔負けのコミュニケーション能力を発揮して、家族を演じる3人の距離を縮めた。

 撮影後に行われたインタビューでは、「木戸さんも、久令亜ちゃんも初めましてだったんですけど、一緒に朝の体操とか、とてもCMとは思えないような距離感で撮影できたのは、すごく楽しかったし、うれしかったです」と川口。木戸も「僕はきょうだいという今回の設定がすごくうれしくて。妹はいますが、お姉ちゃんがいないので、そこはすごくうれしかったですし、こんなに小さくてかわいい妹がいて幸せでした」と素直な気持ちを吐露した。阿部も「最初は緊張していて、あんまり話せなかったんですけど、二人がたくさん話しかけてくれて、いっぱい話せるようになって、とてもうれしかったし、楽しかったです」と感想を述べ、現場の雰囲気の良さが伝わってきた。

 また「世界は鉄でできている」というコピーにちなみ、「ご自身は何でできていると思いますか?」という質問に対し、木戸は、「僕はスポーツですね。これまでいろいろなスポーツをやってきて、今でも友達とスポーツをやったりするんですけど、最近いろんな競技の世界大会を見ていると、国が違ってもスポーツは共通言語なのかなと思うことがありますし、今までの人生を振り返ってみても、スポーツは常に身近にあった気がします」と回答。川口は「やっぱり食べ物じゃないでしょうか。ご飯とか、自分が口にするもので、自分の体もそうですし、モチベーションとか、精神的なものも支えられていますし、食事がないと普通に無理ですよね」と答えた。

 なおこのCMは、10月2日から全国で放映開始される。