谷村さん、もんたさん、今度は、BUCK-TICKの櫻井くん・・・か。

もんたさんは、デビュー当時歌番組で一緒になっていた。
「売れて当然」と言わんばかりの自信が歌に満ち溢れてた。

「ダンシングオールナイ!」

と歌う、あのハスキーボイスは、今にも声がかすれて出なくなりそうだったが、決してそうならない。
独特の声の持ち主だった。
ついこの間、元気な姿を観たばかりだったのに。

先ほど、楽曲製作中に、今日は「BUCK-TICK:櫻井」くんの訃報が飛び込んできた。

「BUCK-TICK」って、その名を知った時は、もうデカい箱でライブをやっていた。
もちろん、それまでの流れはあるだろうけど、僕には、ライブハウスから数段飛びで、ポンとアリーナに居たというバンド。

前回のツアー中、是永の口から、何度も櫻井くんの名前が出てきていたので、そのうち会うことになるだろうなと思っていた。

この感覚ってなんだろう。
落胆や焦燥とは違う。

恐怖?

世の中への恐怖?
自分の近しい人を、突然失ってしまうことになるかもしれないという恐怖?

「落ち着こう、心配ないよ」とは、決して言えない。
事実、現実そうなってるじゃないか。

僕たちは、恐怖の正体に勘づきながら、何もできないまま、大きなうねりの中に放り込まれてる。

あまりにも続きすぎだよ。

「ご冥福を〜」

なんて、言葉が雛形のようで使えなくなってる。
心からだとしても。

こんなに続くほとんどには、必ず理由が、いや、原因がある。

やるせない。

そう、恐怖と混在した気持ち。
やるせなさだ。

こんなに続くって変だ。

今や、誰かが亡くなった時、警察や医師が「接種されてましたか?」と、聞くらしい。
実際、ネットでは、そのように聞かれたという当事者が発信してる。

現在、体調不良の方は、いったいどれくらいいるのだろう。

恐怖だ。
この国が恐怖だ。


ASKA(2023/10/24 16:58)