>>336
兵隊さん マシンガン
ミサイル “花束”
子供たち おとうさん
おかあさん “花束”

この詞が違和感あってゾワゾワする。曲調は明るく優しくてメロウ。兵隊さん マシンガン、ミサイルまではまだわかるけど最後に「花束」。次の子供たち おとうさん お母さん、まではわかるけどまた最後は「花束」。皆、尊いという歌なのかもしれないけど言葉の羅列にビックリ。なぜか曲に死の匂い、死後の夢のような雰囲気がする。

あとイカロスの決死隊の詩。正直、原爆の被害者の歌のようで気軽にきくには重すぎる気がした。曲調はポップでミスチルにあってもおかしくないから尚更。

一曲めのQUANTUMはとにかく不穏。そしてSCARECROWのイントロのピアノのようなアコースティックギター。この時点で雰囲気はこの世のものじゃない気がする。詞がとにかく眉唾が多い。正直ポップソングの範囲からはずれてる。「あっちいけ!」とか聞いてるとこちらに言われてるようで嫌だ。普通のポップソングで誤解のまねくような表現はしない。聴いてて辛くなるような表現が多い。もう櫻井さんも覚悟を決めたラインを飛び出た表現をしてる。明るい曲でそれがくるから聞いてると死後の世界の歌、桃源郷のようにもきこえる。BUCK-TICKでここまでヒリヒリ、ゾワゾワして狂気すら感じるのははじめてかも
ロック・バンドによくあるなんちゃって不幸ソングを飛び越えて表現の極北、きいたこともない雰囲気のアルバムになってる。櫻井さんはこのアルバムは死ぬことを意識して、ながくないことを意識して書いてるはず