>>129 続き ※絵露有無:有(ただし、心の声のみ極微量)

〜妊婦マニアの夢の世界@約10分後〜

「いたたたた…Sーま、第二の陣痛が来たみたい(サスサス)」
「そうかっ!じゃあパレード実行委員会に
 また電話するねっ!(ピポパ…プルルルルルルル…)」
“もしもし、きにゅうきのこ選手公開出産パレード実行委員会です”
「もしもしっ!―ぼくです!Sーまですっ!―きのちゃん―
 きのこ選手の陣痛がまた来ましたっ!
 現在、10分間隔ですっ!!」
“分かりましたっ!―きのこ選手をこれからお迎えに上がります。
 そして、市役所に特設された陣痛室へきのこ選手をお迎えします!”

〜約1時間後@Sん台市役所の陣痛室〜

「きのこ選手、産婦人科の先生も来て下さいましたからねー」
「ありがとうございます(サスサス)」
「陣痛はどのくらいの痛さですか?」
「まだ歩いたり会話したり出来て我慢出来る程度の痛みです」
「なるほど―先は長そうですね。。―では、パレード実行委員会から
 きのこさんのお産が始まった旨、ファンの皆さんにお伝えして
 おきますので、きのこさんはここで安心して陣痛をやり過ごし、
 お産に向けて備えてください」
「はい、分かりました―あぁっ!いたたたたた…(サスサス)」
「きのちゃん大丈夫?」
「Sーま、大丈夫―自分は今、Sーまのおかげでママになろうとしている!
 出産に立ち会うって言ってくれてありがとう!
 一緒にパレードカーに乗ってエールを送ると言ってくれてありがとう!」
「きのちゃん―妻が一番大変な時にそばにいない夫はいないよ?
 (本音は妊婦マニアとしてのただの興味本位だけどね―ぐへへへへ)」