0545名無しさん@また挑戦
2018/06/10(日) 17:10:08.70ID:???その大騒動のスキを見て、キノエットは自宅アパートに帰りました。
キノエットはたくさん走ったため、お腹が張っていました。
キノエットはすぐさまその場で横になり、
お腹の張りが収まるのを待ちました。
キノエットが横になって休んでいると、ヒジオが帰ってきました。
キノエットはその日あった出来事をヒジオに話しました。
すると、ヒジオはキノエットにこう言いました。
『とりあえず、今日は妊娠21週と6日だ。
今日さえ乗り切れれば大丈夫―なはず。
息を潜めて、明日が来るのを待とう』と言いました。
キノレット家の人々は、妊婦マニアの心配停止に伴う入院騒動で
それどころではなかったため、その日の午前0時は
意外とあっさりと訪れました。
ヒジオは、
『良かった。もう子供を堕胎させられる恐れはなくなった』と
楽観的な見方を示す一方、キノエットは
『まだお腹の赤ちゃんは生まれてきていい頃合ではない。
いつまた産婦人科に強制連行されるか分からない』と言いました。
キノエットにとって、産婦人科への強制連行はトラウマになっていました。
そんな妻の気持ちを汲んで、ヒジオは
『ならば、また別の国へ逃げよう。いいかい?キノエット。
これは愛の逃避行だ』と言いました。
そして、妊婦マニアが予断を許さない状況で騒動となっているスキに
2人は、今度は飛行機に乗って、永世中立国であるスイスに逃げました。
ちなみに、妊婦マニアは1週間死線をさまよいましたが、
何とか息を吹き返しました。