0109名無しさん@また挑戦
2018/06/30(土) 16:54:46.20ID:???『僕は君のことが好きだ。心の底から君を愛している。
でも、君は心に傷を負っている。
僕は、君の心の傷が癒えるまで待ちたい。
君は僕のこと、どう思っている?』
すると、青姫は
『こんなにひじに大切にしてもらえて幸せ。気付かないうちに
自分の中でひじの存在感が大きくなっていた。
こちらこそ、ひじのことを心の底から愛しています』
と頬を赤らめながら言いました。
ひじきは、震えている青姫に再び優しく語りかけました。
『君は、その思い出したくもないであろう鼻毛男のせいで
男性不信になってしまったかもしれない。
だから、男には触れられるのも嫌かもしれない。
でも、君は僕を愛していると言ってくれた。とても嬉しかった。
この両想いになれた喜びを君と分かち合いたいと思う。
口付けしてもいいかい?』
すると、青姫は潤んだ瞳でこっくりと頷きました。
ひじきは優しく青姫の麗しい唇に口付けをしました。
青姫は愛する人と愛を交し合えた喜びから、涙を流していました。
この様子を陰から見ていた桜天女と穂プレガと薔薇一とスワンは
正直、心優しくて池面のひじきと恋仲になった青姫を
羨ましく思いました。
4人はひじきを邪険に扱ってしまったことを後悔し、
皆でひじきに謝りに行きました。すると、ひじきは
『僕はいたらない人間さ。人の心の機微にも疎いし、
尿意は我慢できないし、芸術にも明るくないし、
君達の顔の区別も付かない。でも、こんな僕に心を開いてくれて
とても嬉しい。これから仲良くしていこう』と言いました。
4人はニッコリと笑って、ひじきと握手しました。