>>109 続き ※絵露有無:無

 ひじきの村は一夫多妻制の村であるため、
 5人の拉致による心の傷が完全に癒えるのを待って、
 ひじきはこの5つ子を妻に娶りました。ひじきは、
 月曜日は桜天女と、
 火曜日は穂プレガと、
 水曜日は薔薇一と、
 木曜日はスワンと、
 金曜日は青姫と一緒に過ごしました。
 やがて、5人は同時期に妊娠しました。
 一番喜んでいたのは、堕胎により子供が生めない体に
 なってしまったかもしれないと言っていた青姫です。
 5人は顔やスタイルの美しさもさることながら、
 生殖能力も優れていました。
 村長は、5人を同時期に孕ませたひじきに
 『君のおかげで村の過疎が少しマシになりそうだ』と言いました。
 しかし、ひじきはこう言いました。
 『jajaja…勘違いしないで下さい、村長。
  何もあなたやこの村のためにしたことではありません。
  僕のワイフ達は子供を生む機械ではありません。
  僕は誠心誠意ワイフ達と向き合った結果、
  このような幸せを手にすることができたのです』
 そして、5人は同じ日に陣痛が来て、
 5つの分娩台が横に並べられた産室で一斉に子供を生みました。
 子供は皆、ひじきにそっくりな男の子でした。
 ひじきは桜天女・穂プレガ・薔薇一・スワン・青姫の子供をそれぞれ
 ハニエル1世・ハニエル2世・ハニエル3世・
 ハニエル4世・ハニエル5世と名付け、
 賑やかで幸せな家庭を妻達や子供達と築きましたとさ。
                            おしまい」

ー完ー