>>284 続き ※絵露有無:無

「わ―分かったよ―きのがこんなに僕のことを大切に想ってくれるなら
 僕は二度と信号無視なんかしないよ!」
「分かってくれて嬉しい(ニッコリ)―ハニエル、いい?
 “赤信号は止まれ”―“黄信号は止まれ”
 “青信号は進むことができる”―だよ!―分かった?」
「おいおい、きの―“黄信号は注意して進め”―だろう?
 それに“青信号は進むことができる”じゃなく“進め”―だろう?」
「チッチッチ―違うんだなぁ、これが!
 黄信号は、停止線で安全に止まることが出来そうになかったら
 進んでも良いんだけど、止まれそうだったら止まらないといけないの。
 歩行者の場合は、青信号が点滅したら急いで渡るか、引き返さないと
 いけないんだよ―青信号も“進め”ではなく、“進むことができる”
 だから、青信号でも左右を確認しながら渡らないとね」
「きの―さすが君は国民栄誉妊婦だ!
 僕はてっきり、“青信号は進め”、“黄信号は注意して進め”、
 “赤信号は止まれ”だと思っていたよ!
 僕の認識が正しかったのは、赤信号のみだったというわけかい!?
 こりゃあびっくりしたよ!!」
「ダァァ!!」
「キャハハ!―ハニエルもビックリしているみたい!
 ―ところで、今朝もひじは寝ている時うなされていたね!?
 一体、今朝はどんな夢でうなされていたの(小首かしげ)?」
「それは―国民栄誉妊婦の夫として、
 このような公の場で話すことは出来ないよ」
「ハニエルも聞いちゃいけないようなこと(小首かしげ)?」
「教育上好ましくないだろうね―国民栄誉妊婦の子供として
 こんな夢の話を聞くのは―」
「じゃあ、家に帰ったらこっそり教えて」
「jajaja!―ハニエルに昼寝をさせたら、こっそり教えるよ」
「楽しみにしてる☆」