>>692 続き ※絵露有無:無

 『あ、ありがとうございます。何とお礼を申し上げていいのやら』と
 穂プレガはひじきに頭を深々と下げ、
 『もしよろしければ、お名前を教えていただけますか?』と
 小首をかしげて尋ねました。すると、ひじきは
 『僕の名前はひじき。ヌペインから来たんだ。よろしくね』と言い、
 2人は握手をしました。
 黄熊は穂プレガに、『ごめんなさい。。穂プレガちゃん。。
  僕、君に迷惑をかけてばかりだね。。
  いつも君にハチミツを恵んでもらっているのに、
  それだけでは足りずにウサギからもハチミツとミルクを
  恵んでもらっちゃった。。』とうなだれながら謝りました。
 そんな黄熊に穂プレガは
 『自分はいつもそんな黄熊に大きな癒しをもらっているんだから、
  いいんだよ。ただ、ハチミツが足りないのなら、
  遠慮せずに言ってほしかったなぁ。。』と言いました。
 黄熊は、『これ以上、穂プレガちゃんに迷惑をかけたくなかったから』と
 言いました。穂プレガは、黄熊の頭を優しく撫でて
 『これからも、変わらない黄熊でいて』と言いました。
 そんな穂プレガの優しさにひじきはすっかり惚れこんでしまいました。
 穂プレガも見ず知らずの他人を助けてくれたひじきの優しさに
 惚れ込んでしまい、2人は恋に落ちました。

 ひじきと穂プレガは、黄熊のアクシデントが原因で恋に落ちましたが、
 2人の恋には障害がありました。
 ひじきに&実奇というヌトーカーがいたのです。
 穂プレガと交際を始めたひじきに、
 『今日はいやに仕事を終えるのが早いのねぇ。
  そんなに実奇に逢いたいのぉ?グフフ』と言った趣旨のメールを
 1日に平均約100通ひじきに送り付けてきたりしたのです。
 ひじきは穂プレガに心配をかけまいと、
 ヌトーカーのことは穂プレガに黙っていました。