>>693 続き ※絵露有無:無

 そんなある日のこと、穂プレガは照れくさそうに
 ひじきに話しかけました。『ひじ…』
 『―ん?なんだい?穂プレガ』
 ひじきは優しく問いかけましたが、穂プレガは
 『やっぱり何でもない…//…』とモジモジしています。
 穂プレガはどことなく顔色が悪く、更に少食になり、
 痩せたような印象を受けます。
 『体調が悪いんじゃないかい?穂プレガ』
 ひじきは心配そうに尋ねました。すると、穂プレガは意を決したように
 『子供が出来たの』と言いました。
 ひじきはそれを聞いて最初大変驚きましたが、
 ひじきは穂プレガの妊娠を誰よりも喜びました。
 そして、『順序が逆だけど、結婚しよう』と言いました。
 ひじきのプロポーズを聞き、穂プレガは涙を流して喜びました。
 2人の交際の進展を密かに温かく見守ってきた動物達も
 これには大喜びです。
 しかし、動物達もひじきがヌトーカーに遭っていることは
 知っていました。動物達は、ヌトーカー対策会議を開きました。
 その中で、黄熊は他の動物たちに宣言しました。
 『僕がひじきさんと穂プレガちゃんをヌトーカーから守る!』
 ハチミツのことで頭がいっぱいな黄熊にボディガードがつとまるのか
 他の動物達は半信半疑でしたが、結論としては
 『みんなで力を合わせて2人を守ろう!』と言うことになりました。
 
 それから半年以上経ったある日のこと、妊婦検診に行くために
 穂プレガは電車に乗って通路を移動していました。すると、穂プレガは
 何者かに足を引っ掛けられて転びそうになりました。
 足を引っ掛けた犯人は電車の座席に座っていた&でした。
 すっかり大きくなったお腹を抱えた穂プレガは&に
 『何をするんですか!危ないじゃないですか!』と怒りました。