>>99 続き ※絵露有無:無

「どうしよう、また悪霊に取り憑かれていたら(サスサス)」
「最近、実奇の悪霊は僕達の前に現れていない。
 国際弁護士も雇ったことだし、彼女が僕らをヌトーキングする事は
 もうないだろう。安心して子供を生むんだ、きの」
「もう取り憑かれないというひじの言葉を信じるよ」
「うん―僕には君の傍にいて、君を抱きしめてあげる事しか
 出来ないのがもどかしいけれど、出産の時は肉リックも
 そばにいてくれる―皆で力を合わせて頑張ろう、きの」
「ありがとう、ひじ(ウルウル)―出産前に愛する夫が傍にいる自分は
 とても恵まれていると思う―大好きだよ、ひじ(ギュー!)」
「僕も君のことが今日も変わらず好きだ(ギュー!)」
「ママーーーーー(トテトテトテトテ…)」
「なぁに?ハニエル(小首かしげ)」
「やややーい!」
「なぁに?『やややーい!』って(小首かしげ)」
「やややーい!」
「何を言っているのか分からないよ、ハニエル(惑)」
「やややーい!」
「jajaja!僕には彼が何を言っているのか分かったぞ、きの」
「なぁに?―ハニエルは何を言っているの?ひじ(小首かしげ)」
「ヒントは、彼が手に持っている本だ。
 この本の題名はなんだい?きの」
「本の題名?―『これなあに』って―あぁ―この前ハニエル用に
 買った絵本だね(ニッコリ)。
 ハニエルは『これなあに』って言いたかったけど、
 上手く言えなくて『やややーい!』になってしまったんだね?」
「jajaja…これでも本人は上手く言えているつもりなのさ」
「ママーーー(怒)!!―やややーい(怒)!!」
「あらあら―今度はハニエルがイライラしてる(慌)―ごめんね。
 ママと一緒に『これなあに』したいってことだね、じゃあ早速ご本を開いて、ハニエル」