>>452 続き ※絵露有無:無

「jaaa…やれやれ…きの、君のお人好しにも困ったもんだ」
プルルルルルルル…
「(!!!)―噂をすればSーまからLINE電話がかかって来た!
 なんだろう(ピッ)―もしもし?Sーま?―どうしたの?」
「きのちゃん―きのちゃん―うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!」
「Sーま!!―どうしたの(小首かしげ)?」
「きのちゃん―つまらない―試合に行きたくなかった―
 つらい―つらい―辛過ぎるよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「Sーま―(約10秒間絶句)―φお疲れ様でした。よく頑張ったね」
「『よく頑張ったね』って―きのちゃん、ぼくの演技観てくれてたの?」
「(ドキッ!)え(汗)―いや、ごめん―第二子が生まれたばかりで
 バタバタしていて―まだゆっくりSーまの演技見られていない」
「観てもいないのに『よく頑張ったね』なんて
 気休め言わないでよっ(怒)!!」
「―ごめんなさい。。」
「どうせ、気平理科ちゃんの演技は観たんでしょう(怒)!?」
「(ギクッ)………(約10秒沈黙)………そういえば、
 病院のテレビをたまたまつけたら、やっていた―かも。。」
「ちゃんとじっくり観たんだね!―ぼくの演技は観なかったのに!!」
「しょうがないでしょう?―たまたまテレビをつけたら、
 気平さんの特集を長ーくやっていたんだから。。」
「きのちゃんは妊婦じゃなくなるし、ぼくは優勝を逃して
 話題は全部気平理科ちゃんに持って行かれるしで最悪だ。。
 きのちゃんが産気づいたことをぼくに教えてくれなかったのが悪いんだ!
 ―きのちゃんが出産直前の大きなお腹の画像をぼくに送ってくれていたら、
 ぼくは奮起して、自分を信じて実力を発揮出来たはず!!」
「Sーま、またタラレバ(小首かしげ)?」
「えっ?」
「あのね、Sーま―厳しいことを言わせてもらうけど、
 言い訳する選手に強い選手はいないよ(キッパリ)!」