0964名無しさん@また挑戦
2019/01/03(木) 17:19:29.50ID:???『そんなわけにはまいりません。これはあなたのお金でしょう?』と
穂プレガは固辞しようとしましたが、
『このお金がないと妖精さんは氏んでしまうでしょう。。
ぼくはあなたが氏ぬのは見たくない。
どうかこのお金を持って行って』と言いました。
穂プレガは、
『あなたはどこまで優しい熊さんなの?
優しいお心遣い、本当に感謝いたします。
このお金は必ずお返しいたします』と言って、
1000ユーロを黄熊から受け取り、その場を去りました。
穂プレガは約5時間歩き、ようやく大都市のマドリードに到着しました。
『(あのカッコイイヒーローのヒジエルマンさんはいるかな?
一言でもいいからお礼が言いたい)』と思いながら、
穂プレガが歩いていると、不動産屋が現れました。
穂プレガは黄熊からもらった1000ユーロの一部を使い、
この不動産屋で、賃貸アパートに部屋を借りることにしました。
『さて、部屋も借りたことだし、働かなくっちゃ!!』
穂プレガの母国での元々の職業は、Fィギュアヌケートの先生でした。
だから、新しい国・ヌペインでもFィギュアヌケートを教えようと
思いましたが、ヌペインはFィギュアヌケート後進国でした。
穂プレガはヌケートリンクを求めて数日間歩き回り、
ようやく1週間経って小さなヌケートリンクを見つけました。
穂プレガはそのリンクの門を叩いて、コーチになるための試験を受けると
すぐに受かりました。
オーナーさんの話によると、このリンクはコーチが1人しかおらず、
人手が足りなかったというのです。
『あなたの同僚となるもう1人のコーチをご紹介します。
このマドリード市出身の“ひじき”です!』と
紹介された男性は、なんとあの忌まわしい裁判の時、
穂プレガを救ってくれたヒーローでした。