>>105 続き ※絵露有無:無

「うーん…」
「覚えていないなら、それでいいの。
 ―じゃあ、黄熊ごっこを始めよう(早くしないと、ひのきが起きちゃう)」
ピロリーン…ピロリーン…ピロリーン…ピロリーン…
「ママ、また来たよ―読んで」
「仕方ないなぁ。。読むね(もう妊婦じゃないのに、どうして?)。。。
 『きのちゃん、既読ヌルーしないで!!』
 『今度、また近いうちにきのちゃんの豚吐露のおうちに行きたい』
 『ぼくが1月15日から始まる第2弾のファ○マのキャンペーンで
  クリアファイルをコンプリートしたら、
  きのちゃんのおうちにきのちゃんを迎えに行きます!!』
 『きのちゃんのクリアファイルコンプリート!!
  これがぼくの生き方です!!』」
「ママ、このおじたん、ママのこと、ちゅき?」
「うーん…そうみたい。。でも、キリがないから、返信するのは
 後でゆっくりとすることにして、今度こそ黄熊ごっこしよう」
「うん☆」
プルルルルルルル…プルルルルルルル…
「(Waaa!!―こちらがなかなか返信しないもんだから、
  痺れを切らしてLINE電話をかけてきちゃった。。)
 ごめん、ハニエル。。後で必ず、黄熊ごっこ、一緒にやるからね!!」
「うん…」
「(ピッ!)もしもし?―Sーま?―明けまして、おめでとう」
“出るのが遅いよ、きのちゃん(怒)!!―ぼくがLINEを
 送ったんだから、既読ヌルーしないで即レスしてよ!!”
「あのね、Sーま。。あけおめLINEくれたのは嬉しいんだけど、
 こちらにも家事とか育児とか練習とか色々あって忙しいの。。
 電話と違って、いつでも返信できるのがLINEやメールの
 良いところでしょう?―少しは事情を汲んでくれると嬉しいな」
“子供の頃からの友達であるぼくより、
 ここ数年の短い付き合いのひじきさんやハニエル君とかの方が大事なんだ。。”