>>139 続き ※絵露有無:無

きの自身は今日、こうも言っていた。
「ひのきは母親の自分と一緒にお誕生日を迎えた。
 4歳のお誕生日、おめでとう、ひのき。
 あなたはママが五厘2連覇した年に生まれた子。
 まだまだあなたの人生は始まったばかり。
 そして、ママのあなたのママとしての人生も始まったばかり。
 あなたを半日かけて産んだ時は
 (は〜!!ようやく終わった!!)と思ったけれど、
 “終わりは始まりの始まり”。
 あなたは順調に育ってくれている。
 キャラも立ってきた。
 お顔や負けず嫌いなところはママにそっくり。
 でも、ママの悪いところは似ないでね」
こう言い終わると、きのはひのきを優しく抱きしめた。
ひのきは嬉しそうに笑って手足をバタバタさせた。
そして、きのは両親に「28歳としての決意表明」を問われると、
「プロアヌリートとしても母親としても更に進化する」と言った。
更に、ひのきも祖父母に「4歳児としての決意表明」を問われた。
すると、ひのきは
「けちゅいひょーめーってなぁに?」と言って笑いを誘った。
きのが
「ママが今年の7月19日にやったことだよ」と言って、
その時の映像を交えてひのきに丁寧に説明する。
すると、ひのきは無邪気に笑って、
「ひのき、チュケートしたいっ!!」と言った。
きのはびっくりした顔をして
「いつから考えていたの?」とひのきに聞いた。
ひのきは
「ちゃんちゃいのころから!
 ママはよんちゃいからチュケーター!
 ひのきもよんちゃいになったらチュケーターになるのっ!!」と言った。
きのは驚いた顔を見せたけれど、真剣な顔で
「ヌケートは思ったよりずっとずっと大変だよ?
 あんな華やかな感じで滑っているけど、ものすごく大変だよ」と念を押すように言った。