>>320 続き ※絵露有無:無

落ち込んでいるであろうヤオヒジの目を覚まさせ、
きのことの離婚を決心させるべく、
俺はヤツに電話することにした。

俺とヤオヒジの電話でのやり取りはこんな感じだ↓

「もしもし、ヤオヒジか?…心中お察しいたします。。。
 今、お前は人生の岐路に立っていることだろう。
 今が決断の時だ、ヤオヒジ!
 きのこはもう内無良公平のもとに行ったきり、戻ってこない。
 もうきのこから三下り半は突き付けられていることと思う。
 …つらいだろう?…つらいよな?
 でも、諦めて現実を受け止めて離婚届に判を押すんだ。
 あとはお前が押せばいい状態になっているんだろ?ん?」
“jaaaa?―きのなら今、僕の隣で寝ているけど?”
「ハァッ?―きのこは内無良公平と一緒になるために
 お前を捨てて出て行ったんじゃなかったのか?」
“何を寝ぼけたことを言っているんだい?痔罵ちゃん。。。
 確かにきのは内無良公平と対談をした。
 きのは彼と対談して、ますます彼を尊敬するようになったようだった。
 僕の暗痴にとってはメシウマな対談だったことも承知している。
 でも、そんなことくらいで関係が崩れるような僕たちじゃないよ。
 きのは対談の後、僕のことを抱きしめてこう言ったんだ。
 『今日は調子に乗ってしゃべり過ぎちゃった…//…
  でもね、その分野に興味のない相手に空気読まずに延々と話し続けたわけじゃなくて、
  その道のヌペシャリストに自分なりの考えを話しただけだから…
  …だから、ちょっとくらい熱く語り過ぎてもいいよね?』
 だから、僕はこう言ったんだ。
 『何らかの形で内無良公平さんにはきのこを夢中にさせる何かがある。
  そのことについては正直、嫉妬してしまうけれど、
  とにもかくにも君の幸せが僕の幸せだ。
  今日、君が彼と対談したことによって君が少しでも幸せになれたのなら、
  それは僕にとっても大きな幸せだよ。』
 そしたら、きのこはまた僕にこう言ってくれたんだ。『夫があなたで良かった』と。”