>>410 続き ※絵露有無:無 ※今回は短い日記です

〜〇ack 〇umberのヴォーカル・清水伊予利の日記〜

2023年2月12日 曇り時々晴れ

俺はあの日以来、自分の生き方に戸惑いを感じている。
このまま、このバンドを続けていいものか、
このまま、自分が生み出してきたこの曲たちを
歌い続けていいものかとすら感じている。
「あの日」とは、2022年12月31日のことだ。
あの日、俺はあの五厘を2連覇したきにゅうきのこちゃんと出会ってしまった。
そして、完全にきのこちゃんに心を奪われてしまった。
〇白歌合戦のあの日、きのこちゃんは俺たちに会いに来てくれた。
聞くところによると、俺たちのバンド・b〇ck n〇mberの大ファンだと言う。
いや…もちろん、きのこちゃんが俺たちのファンであることは
何となく知っていた。
ba〇k nu〇berの中でも大ヒットした曲・『〇平線』を
聴いてくれていると言うことは知っていたからだ。
しかし、あそこまで“ガチオタ”だったとは…
俺はきのこちゃんに初めて会って唖然としてしまった。
きのこちゃんはテレビで見るより、更に美しく、そして可愛かった。
この時、きのこちゃん比で髪型は若干イケていなかったが、
それでも、超小顔で顔立ちは美しく、肌がキレイで、そして愛くるしかった。
きのこちゃんはヌーパーヌターだけど、驕ったところが全くなく、
とても礼儀正しくて、俺たちに深々とお礼をしてきた。
しかし、その瞳はとてもキラキラと輝いていて、
今にも何かを話したそうにしていた。
きのこちゃんは緊張しているのかもしれないと思い、
俺はきのこちゃんの緊張を和らげるべく、
「初めまして。いつも俺たちの歌を聴いてくれていると伺っています。
 本当に嬉しいです。どうもありがとう」と、口火を切った。
すると、きのこちゃんは目を更にランランと輝かせて、
堰を切ったように話し始めた。
俺たちの曲を毎日聴いてくれていること、
俺たちの大大大ファンであること、