>>469 続き ※絵露有無:無

フリースを着たきのは僕に近付いてきて、
そしていつものように優しく抱きしめてくれた。
そう―まるで、あの2014年バルセロナφのEXの時のように。
あの時は青姫きのだったけど、今回はフリースきの。
どちらもとってもかわいらしい。
なぜって?どっちも僕のワイフであることに変わりはないからだ。
そして、きのは「おやすみ、ひじ☆」と言って、寝室に行った。
次、目覚める時の活力のため―
そして、1週間後、ファンのみんなへ岐阜戸を贈るため―
きのは寝室に行ったのだ。

僕は1人になってしまった。
ここで、目の敵にしているはずのあのb〇ck n〇mberの出番だ。
実は、僕はba〇k nu〇berの曲の中で、お気に入りの曲がある。
それは、『日曜日』と言う曲だ。
(詳細は、https://www.youtube.com/watch?v=VPv5kfyIFkI 
 https://www.uta-net.com/song/129560/ )
この曲を聴くと、今日みたいな日曜日が幸せだなぁと実感する。
今朝はろくでもない夢を見てしまったけれど、
夢から覚めれば、きのという最愛のワイフが僕のそばにいてくれて、
まばゆいばかりの笑顔で「おはよう」とか「おやすみ」を言ってくれる。
この歌詞の通り、アイドルと付き合えなくたって、
きのと言うステキなワイフがいれば僕は十分幸せだ。
むしろ、そこらへんのアイドルと付き合うより、きのと結婚生活を送る方が100倍幸せだ。
例えば、きのと魔湯々の2人しか地球上にいなかったとして、
どちらかと付き合わないといけないとしたら、僕は0.000001秒できのを選ぶだろう。
これは何も魔湯々をdisっているわけではなく、きのがステキすぎるのだ。
きのは魅力があふれているので男にモテすぎてハラハラさせられるけど、
男の方が一方的にきのに横恋慕しているだけだ。
きのは僕だけを見つめてくれる。
僕はこの曲を聴きながら思った。
(なかなか良い曲を作るじゃないか、爆南め!)
僕がニヤニヤしながら、イヤホンを外していると、トントンと肩を叩かれた。
振り返ると、きのが上目遣いで僕をのぞいている。
僕が「どうしたんだい?きの」と聞くと、きのは
「おやすみのキスを忘れちゃった☆」と言って、
僕に6秒間のキスをくれた。
「ステキな日曜日をありがとう、きの。
 来週は更に更にステキな日曜日になるよ」
僕はそう言って、きのがくれたキスの5倍の長さのキスを贈り返した。

―完―