>>492 続き ※絵露有無:無

「じゃあ、きのちゃんにシンキングタイムを1分あげる」

こうして、ぼくはきのちゃんに珍キングタイム…じゃなかった…
シンキングタイムを1分間あげた。
しかし、きのちゃんは正解を答えることができなかった。

この後のぼくときのちゃんのやり取りはこんな感じだった↓

「ピー!!は〜い!時間切れだよ、きのちゃん」
“ごめん、Sーま、いくら考えても分からないよ…”
「じゃあ、正解を教えてあげる!!
 正解は…『妊婦さんの日』だよ!!
 2(妊)2(婦)3(さん)のごろあわせで、『妊婦さんの日』だよ!!」
“いやぁだ!!(妊婦マニアの)Sーまが一番大好きな日じゃん!!”
「そうだよ!!きのちゃんはこのクイズに正解できなかったから、
 ひじきさんと離婚して、ぼくと再婚しないとダメだよ!!」
“そんな話は受け付けられません!!”
「どうして?ぼくのクイズに答えられなかったじゃん!!
 それにぼくの方がひじきさんよりきのちゃんを好きな気持ちが強いから、
 早くひじきさんと離婚してぼくと結婚してよ!!」
“だぁめ!!
 まず、自分がSーまのこと…申し訳ないけど…そう言う対象として見られないし…”
「じゃあ、どういう対象として見ているの?」
“その…申し訳ないんだけど…弟とか…ワンコとしてしか…”
「それは―ぼくがちいさいから?」
“……………”
「じゃあ、ぼく、脚の骨を折って、脚を15p長くする手術をするよ!!
 そしたら、ぼくと結婚してくれる?」
“ううん”
「どうして?ぼくのほうがひじきさんよりきのちゃんのこと大好きだよ!」
“どうもそうは思えないなぁ…”
「なんで?」
“今、自分はえのきを生んでしまったから妊娠はしていないけど、
 それでも、ひじは自分を深く愛してくれる”