>>493 続き ※絵露有無:有(ただし、072ーシーンのみ極微量)

「ぼ…ぼくだって…妊娠していないきのちゃん、大好きだよ。
 妊娠していなければ、妊娠させればいいだけだし」
“ほ〜らね!!
 じゃあ、もしどちらかに生殖能力がなければ破綻してしまう関係じゃん。
 ひじはいつも妻の自分にこう言ってくれるの。
 『君が僕のそばにいてくれるだけでも十分幸せなのに、
  それに加えて、僕の子供まで産んでくれるなんて!しかも3人も!』ってね。
 『僕の子供を産んでくれなくても、構わない。
  ただ、君が僕のそばにいて、にっこりとほほえんでいてくれるだけで
  僕は十分幸せなんだ』
 ひじは結婚したころ、よくそう言ってくれていた。
 でも、結果的に自分たち夫婦は3人の子宝に恵まれた。
 ひじはこのことを『Amazing(驚くべきことだ)!!』と言ってくれる。
 でも、Sーまは妊娠可能な自分しか愛してくれない。
 その証拠に敢えて『妊婦さんの日』を選んで電話をかけてくるありさま。。。悲しいね…
 そんな人との結婚は考えられないよ。。。”
「き…きのちゃん、待って!!ぼくにもチャンスをちょうだい!!」
“残念、Sーま。自分は今、岐阜戸の準備で大わらわなの。
 申し訳ないけど、もうこれで失礼するね”
「ま…まって、きのちゃん!!」
“おやすみなさい、Sーま。また、S〇Iで会いましょう”

そう言って、電話は切れた。
最後の別れ際、きのちゃんが生んだ赤ちゃんを抱きかかえたひじきさんが
穏やかな表情できのちゃんのちいさな頭をナデナデしていた。
そして、きのちゃんの耳元でこんな言葉をささやいていたのを
ぼくは聞き逃さなかった。
「今回は1人で撃退できたね、えらいぞきの!!」

「あんな男のどこがいいんだぁぁぁぁぁ!!!!!」
ぼくは思わずそう叫んだ。そして、今日はむしゃくしゃして
きのちゃんのボテ腹の雪〇精の動画で13回も抜いてしまった。

―完―