>>81 続き ※絵露有無:有

“こんな言葉でU真の力になれたかな(小首かしげ)?”
「な…なれました!!
 きのこさんのおかげで元気が急回復しました!」
“あぁ、良かった(ニッコリ)
 試合に出られないって想像以上にキツイから
 U真が元気をなくしているんじゃないかと密かに心配だったの。
 でも、U真が元気を取り戻してくれたのなら、もう安心だね☆
 自分は次のアイヌショーの準備で忙しいから、
 今日はもうそろそろお別れしないといけないんだけど…”
「ま…待ってください!
 あの…その…一番下の赤ちゃんはお元気ですか?」
“一番下の赤ちゃん(小首かしげ)?
 あぁ、えのきのこと(小首かしげ)?
 えのきだけでなく、長男のハニエルも長女のひのきも元気だけど、
どうして(小首かしげ)?”
「一番下の赤ちゃんは…その…ミルクで
育てているんですか(聞けたっ!聞いてしまったぞ!)」
“えのきはまだミルクは飲んでいないの。
 えのきは今のところ、母乳で育てているから”
「…と言うことは…その…(整理がまだ再開していないかも聞けるかな?)」
“(何かを取り上げるような音がして…)オイ!!
 変態K血マニア!!また君か!!
 いい加減にしたまえ!!この下回り変態シコシコ野郎!!
 僕の大事なきのを君の千刷りのオカズにするなっ!!!
 そんなことばっかり考えていて下回りインチキジャンプばかり跳んでいるから、
 君はGPS全休するような怪我をするんだっ!!
 もう二度と僕のきのを変態妄想のネタにするなよっ!!いいなっ!!”

こうして電話は強制的に切れた。
最後のセリフはもちろん、きのこさんの旦那さんのひじきさんだった。
俺は頭の上からバケツで冷水を浴びせられたような気持になった。
そうか、俺が怪我したのはきのこさんの整理のことばかり考えるような
変態だったからか…神様が天罰を下したのか。。。
じゃあ、きのこさんの度重なるケガや病気はなんだったんだ!!
俺がきのこさんで抜いているにもかかわらず、
きのこさんは真摯にヌケートに向き合い、
俺に「できること、一つずつ」と言う励ましの言葉までかけてくれる
素晴らしいお方だぞ!
そんな方にも天罰が下ったと言うのか!?
納得できる思いと納得できない思いを抱えながら、
罰当たりと思いつつも、
今日も俺はついついきのこさんで千刷りをしてしまうのだった。

―完―