日本刀歌

古来日本刀を語るとき必ず引き合いに出されるのが、中国の宋時代の欧陽脩(おうようしゅう1007〜1072)が書いたとされる日本刀の歌です。
過去すでに先人達が刀剣美術などでご紹介されていますが、本日はこの歌の全文を記してご紹介したいと思います。興味があれば御覧ください。

昆夷道遠不復通。世出切玉誰能窮。
宝刀近出日本国。越賈得之滄海東。
魚皮装貼香木鞘。黄白間雑鍮与銅。
【真鍮似金 真銅似銀】
百金伝入好事手。佩服可以禳妖凶。
伝聞其国居大島。土壌沃饒風俗好。
其先除福詐秦民。採薬淹留丱童老。
百工五種与之居。至今器玩皆精巧。
前朝貢献屡往来。士人往々工詞藻。
徐福行時書未焚。逸書百篇今尚存。
令厳不許伝中国。拳世無人識古文。
先王大典蔵夷貊。蒼波浩蕩無通津。
令人感激坐流涕。錆渋短刀何足云。

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