【本格の】鮎川哲也 Nホテル六〇六号室【鬼】
日本のミステリー史上に偉大なる足跡を残した、名匠について語り合うスレッドです。
過去ログ及び関連情報は>>2-4あたり
●重要なお知らせ
※鮎川哲也のことを「鮎」と呼び、住民の感情を逆撫ですることで、
スレを荒らそうとする愉快犯にはレスをしないで放置して下さい。
また、愉快犯は自作自演でやり取りを装いますので、無視して下さい。
※議論のためと称して最悪板や蟻板の愉快犯批判スレからの劣化コピペを繰り返す荒らしが常駐しています。
愉快犯に反応するレスは荒らしの仕業である可能性が高いので放置して下さい。
※ネタバレは、ミステリー板のローカルルールで禁じられている悪質な荒らし行為です。
未読の方の楽しみを奪わないためにも、メール欄内以外でのネタバレ厳禁でお願い致します。
(ネタバレから身を守るための重要な情報が>>2にあります。是非ご覧下さい。) りら荘事件おもしろかった!
これをきっかけにもっと鮎川作品を読みたいと思うのですが、
読む順番とかは刊行順じゃなくても大丈夫ですか?前作のネタ
ばれorつながりがあるとか…ググったけどよくわからなかった
ので、もし「こういう順番で読むほうがいい」とかがあれば
教えてください。 >>387
>前作のネタ
>ばれorつながりがあるとか…
長編に関しては無い。
「つながり」と言うても軽く言及される程度。 >>387
多彩な作品を味わいたいなら「五つの時計」がいいよ
手に入りやすいし
順番は特に気にしなくても良いと思うけど、
作品によっては購入する前に注意が必要なものがあるかも
時刻表トリックが苦手な人もいるしね 書斎のアドヴァイスが的確ですね。
初学者には参考になるでしょう。 >>388-390
ありがとうございます。
つながりなどはあまり無いのですね。
389さんが挙げてくれた「五つの時計」から読んでみることにします! >>391
>>1参照。
390は書斎魔神の自演で、
「初学者」という言い方であなたを蔑んでいるので
今後似たような書き込みを見かけたときは無視して下さい。 >>392→長年俺に粘着しているキティ。
こういうのには何を言うても無駄かと(w
「五つの時計」は創り込み過ぎた作品という感じがして、
特別面白いとは思えぬ。
短編は作者のライフワーク化していた三番館シリーズから入った方が
読み易いのではないかな。
勿論、時刻表アレルギーの心配も無し(w バカ書斎、ほんとにいい年して惨めの極みだなあ
自己申告では神奈川県立五○ケ丘高校一期生の五十代だそうだけど
実際は引きこもり中退のボケ老人だろ >>20
>「東京創元社に問い合わせてみろ」
問い合わせしたら「はぁ?」と言われちゃったよ。 三番館シリーズもどの巻から読んでも一応OKではあるのだが、
ボリューム面のコンパクトさと読み易さは後期作品の方が優るものの、
やはり、第一話「春の驟雨」第二話「新ファントム・レディ」は
最初に読んで欲しいものあり。
このシリーズの魅力と方向性を決定付けた佳作。 誰も読んでくれない独り言かw
また391を騙るのかなw >>398
誰に聞いたんだ?
出るんだよ、本当に
たぶん、お前が買えないような値段がつくだろうけどな
明日から、ミステリー文学資料館で、鮎川哲也展が始まりますね。 光文社文庫のノンシリーズ短編集、また出るけど「密室」縛りねぇ・・ >>405
ボーナスで"夜の挽歌"を入れてくれたら買うけどね。 >>405 倒叙ものみたいだぞ
>>406 何やら文庫本未収録作が入るようだ 「哀れな三塁手」が入ってます。
「夜の挽歌」は残念ながら・・w >>408
「夜の演出」は持ってるので、見送りですねぇ。
今後はこの作品収録の作品が短篇集に取り上げられることが増えるのかな。
私家版で部数も少ないのでいいことかも。 >>405
それってどれのこと? どこに出てる? 御大の未収録作品が
載っているなら是非とも買いたいが。 「五つの時計」
作品中には書かれていないけど、
小早川が事件当日に椙田邸に泊まった際に、
椙田が〇〇の時計を元に戻したということなのかな? >>418
流れ的にはそう解すのが妥当かと思う。
俺のテクストは光文社版。 >>419
ありがとう。
椙田がそれをしていなければ、
小早川が後でトリックに気付くはずだよね。
鬼貫警部の説明に、
この部分の説明がなかったのが残念に感じた。 みっともない自演が419-421と3レス続いているのが笑えるw 遅れ馳せながら、東西ミステリーベスト100の「黒いトランク」11位」おめでとうございます。
ベスト10から落ちたのは残念ですが、それでも凄い。 >>422
>>418と>>420を書いたのは自分で、書斎という人物ではない
(自分はこのスレのことはよく知らないので、
書斎なる人物がこのスレでどのような扱いを受けているのか
全く知らないし、知ろうとも思わない)
鮎川ファンであれば、>>418で書いたことの意味を
よく考えてみてほしいと思った 結構読んだけど、自分は結局よい読者足り得なかった。
トリックはすごいと思うけど、登場人物が血も肉もない操り人形に思えるんだよ。わざわざ小説にしたてず、数学の文章問題みたいに表現したほうが、素直じゃん、とおもったり(ファンのひとごめん)。
かといって、ライバル?の清張さんも好きじゃないけど。
そんな自分だけど、薦めるとしたら、中期の中短編。
達也が笑う、五つの時計、碑文谷事件、誰の死体か、等々。
特に誰の死体かは、こんなに鮮やかで爽快感のある解決はそうそう味わえるものではないと思う。 >>426
>登場人物が血も肉もない操り人形
本格ミステリはフーダニット、トリック等の謎解きこそメーンに来るべき
ものであり、キャラは物語進行の「駒」に過ぎないので、これで良しと
されている。
近年でも東野圭吾「容疑者Xの献身」に対して、ヒロインの存在感が薄いとの
評があったが、本格ミステリ(この点に関しても議論ふがあったので、謎解きを主体としたミステリと言い換えてもよい)とすれば、極めて外したものと言い得る。
>数学の文章問題みたいに表現したほうが、素直じゃん
本格ミステリ=文章で書いた数学。これでOKであり、ある意味「理想」
とされているのだが?
>ライバル?の清張さんも好きじゃないけど。
確かにライバル?
活躍した時期が長く被るだけで、意図するものが違うし。
芥川賞作家でもある清張先生は犯罪の渦中にある人間の様も描きたいようだが、
マエストロ鮎はそんな気は毛頭無いパズラー。
あなたが高く評価している「誰の屍体か」は、登場キャラも含めて
相当にゲーム感覚に傾注した作だと思うが?
まあ、シリアスな人間ドラマ風に書かれたら残酷過ぎてたまらん面があるけど。 >そんな自分だけど、薦めるとしたら、中期の中短編。
>達也が笑う、五つの時計、碑文谷事件、誰の死体か、等々。
その「中期」はいつからいつまでを指すの? 良い機会かと思い、「碑文谷事件」も読み直してみた。
トリックそのものはいかにも鮎川鉄道ワールドだが、
最後に来て本陣殺人事件を想起しないミステリファンはいないのでは? 「赤い密室」は傑作といわれてるけど、
被害者に殺される理由がないのがちょっと引っかかる。 「りら荘事件」を読んだ。
確かに面白いし、傑作とは思ったが、ひとつだけ理解できないことがある。
なぜ容疑者が限定される山荘で殺人を行ったのか?
自分なら、東京にいるときに殺害すると思う。例えば通り魔に見せかけるとか。
そうすれば罪もない人達を殺さずにすんだのに。 じゃあ、そういう方向でミステリ小説を1本書いてみてくれ >>431
映画の赤穂浪士に「討ち入りやめとけば切腹しなくてすんだのに……」と言ってるみたいで 431の持論が正しければ、ミステリ小説は全部通り魔の物語になる いや431の意見はもっともでしょ
わざと難易度の高い方法を選択する犯人、とか、自らの首を絞める犯人、なんて多くの小説で出てくる
りら荘なんてむしろマシな方
ミステリーのお約束として諦めるしかない
だがそういう欠点を補って余りある傑作だと思うよ、りら荘は 出版芸術者版の「三番館」シリーズ、積みっぱなしだったのを読み始めた。
中身は置いといて、やたら「よろめき」「よろめき」というセリフが出てくるのが違和感だったw
自分、45だが、そんなに「よろめき」って言葉、流行ったっけ? 今じゃすっかり死語なのにな。 別に流行ったわけではない。
昔は「不倫」と言わずに「よろめき」と言っていただけのこと。 >>437
流行ったんだよ
「よろめき夫人」って言い方もあったわ 生島治郎の「浪漫疾風録」に鮎川と取材旅行で浜松に行った話が出てくるね
生島は初めてだったそうな
惰性で酒場に案内したら「お互い下戸なのにここで何すんだ」と帰られたんだとw 最近腰を据えてじっくり読むということを学んだので、この人の作品を集めて読みまくってる
こんなに面白いのになんで絶版多いんだよ…… 鮎川哲也【避難所】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/8993/1244080266/
別の目的で作られた避難用スレですが、
例の事件が元で2ちゃん自体見られなくなるというレスも見られるので念のため。 特に話題は無いけど、偉大なミステリ作家のスレが9月に入り完全過疎状態ゆえ、
鮎揚げ!!! 鮎川哲也「貨客船殺人事件」を読む。
言わずと知れた本格ミステリのマエストロの手になる「犯人当て推理傑作集」
である。全体を見ての感想だが、普通に短編ミステリとして書いた方が
楽しめるものが多いかと思う。これは「犯人当て」の作としては「?」な
ものが多いということでもあるのだが。
この点については、後に個々に論評していきまっしょ。
では、大好評につき、おなじみ収録作品全話講評逝ってみようか!!!
・「夜の散歩者」
タイトル良しだが、まあ、本筋との関連はあまり無しだわな。
LIGHTネタ(文字どおり)だが、着眼点は良いものの、
「犯人当て」ものとしては、これはわからんでしょう。
法治主義完全スルーな締め。現代ではこれをどう評価されるかだわな。
まあ、所詮、ミステリだけんど。
・「二つの標的」
動機とこれに伴う殺人手法が面白い作。うーん、だけんどこれも読者に「推理」
しろってのはなあ・・・成程、タイトルが○○○○○○。
・「白馬館九号室」
短編ながら、タイトルどおりの舘もの。それなりにサスペンスフルな展開で
読ませるし、推理も合理的なものになっている。読み込んでゆけば犯人当て
だけなら可能であろう。本作もコンプライアンスはスルーで(w ・「貨客船殺人事件」
雑誌の懸賞テキストとしての掲載時には、正解者は70%とあるが、
犯人当てだけならそうかもなー。
ただし、それを論理的にとかなると「?」か。
本作も服の位置ネタは良い着眼点かと思うが、読者サイドからすれば、
やはり推理不能でしょ。
マジシャンの悲哀を感じさせるラスト、やはり「普通」に書いて欲しかった
かと思う表題作。
・「伯父を殺す」
本作からの4編は倒叙もの。
うーん、PC時代には本作における手紙とか便箋という
手がかりネタそのものがオールドになってしまった感あり。
・「殺意の餌」
解答編の短さが特色。スプーン、細かいが成程感はあり。
・「花と星」
刑事コロンボ作品のひとつ(ハッサンサラー・・・)を想起させるものあり。
勿論、本作が先行。この辺の着眼点、手がかりの呈示の仕方、
さすがマエストロ鮎という感あり。
・「ふり向かぬ冴子」
ミステリ作家鯉川先生の登場は笑えるご愛嬌、
スイッチねたもストーリー展開(聴こえない理由等)も面白いのだが、
やはり犯人当て推理小説としては、強引な展開かと思う。
・「砂の時計」
遂に鮎川先生登場はオモろだが(w
この砂時計ネタは創り過ぎな感あり。 ほんとに読んでいるとしたら、こんなことしか書けないってある意味すごいな 『黒いトランク』は、初読のとき余り良い印象を持たなかったが、再読して名作だと
言う人が多い気がする。僕もそうだった。『りら荘事件』や『憎悪の化石』の方が
ずっと面白く感じた。勿論それらも傑作だけれど。 著名な黒トラとりらは、実は鮎作品初体験にはどうかなという感を抱いている。
マニアも堪能させる凝り過ぎた面白さなんだよね。
「憎悪の化石」「黒い白鳥」の協会賞受賞対象の2作は、
鮎作品長編への入門としても良なのではないかと思う。
「風の証言」もいいのだが、やはり時刻表ネタも欲しいところ(w 協会賞受賞だから、という未読男の悲しいワンパターンw 鮎作品を読んでいて萌えるってことはまずないが、
「風の証言」の女の子の偏平足ネタには不覚にも今でいう「萌え」を感じた。
このネタがキーとはな・・・ >>313
例えが理解できない書斎、また出鱈目を宣うw 鮎川先生が中年の頃の写真は、ベレー帽をかぶったのが大半だが、やはり禿を気にしていたのかな?
老年になってからは、もう気にしなくなって、帽子をかぶるのをやめたのだろうな。 先週の土曜日、ラジオで伊東四朗が鮎川哲也の小説の話をしてたな。
トリックに感心したという話でタイトルは出てこなかったけど、
鹿児島への寝台車の話だったから、「砂の城」のことかな?
あと、「碑文谷事件」の話もしてた。 >>457 作中年代を推定し直したり、過去の全ての版の加筆を反映されたり、今回のが決定版かな? 双葉文庫のを、買ったまま積みっ放しだったわ>黒い白鳥
最初はスルーするつもりだったが、>458を読んだら欲しくなったw 鮎川哲也が●から引き継いだのは、●させてアリバイを作る手法だね。
『黒いトランク』にもあるし、『鍵孔のない扉』なんてまさにそのもの。
逆に死体を入れた容器の移動の方は全くの別トリック。 鮎川作品をレビューしてるサイトでオススメありますか
これから読み始めようと思うんですが参考にしたいです 光文社 2/13 光文社文庫 『鬼貫警部事件簿 憎悪の化石』 鮎川哲也 リラ荘は定期的に読みたくなるな
質もだけど、長すぎず短すぎず、ふと思い立った時に読みやすい量 「わたしはここのペトロフ伯父の甥で、アントン・ペトローヴィッチ・ペトローフと申します。」
被害者がペトロフで、その甥がペトローフなのはなぜ? 「五つの時計」はやっぱり面白いな
短編集だから寝る前に読むのに最適 達也が笑うで1位となった回答者もさほどの回答はできていなかったな。
この点は、こういったトリックを用いた作品が多数書かれてきている今の時代の
作家や読者の方が回答をしやすいのかもしれない。 イラストレーターで収入が少ないからと30代後半で漫画家になろうとする、ひきこもりのバカ発見。
足立区に住んでいるそうだ
http://inumenken.blog.jp/archives/7002197.html 「りら荘」読み終わった。
面白い。確かに噂どおりの快作だ。
俺は、(メ欄)を予想していたが、はずれた。 今放送中の「アンビリバボー」見てる人います?
先ほどやってた事件って鮎川せんせいが
「犯人は黒いトランクの生原稿を読んでいた四人の中にいるとしか思えなかった」と
後に語った事件ですよね? 「死者を笞打て」の名探偵・陳舜臣先生が逝去されました。
謹んでご冥福を御祈り申し上げます。 >>474
確か関西弁しゃべってたよね。作中ではなんて名前だっけ? >>477
http://honto.jp/netstore/pd-book_26568791.html?guid=ON&imId=K%2FMJUcowdqtT1isqy9XUAAA%3D&c2=9b268121e53007f000014d8fef9d7a77 来月角川文庫でリラ荘が出るようだが、何で今ごろ?
ほかの長編はともかく、短編集も復活すれば嬉しいけど 講談社文庫もりら荘事件を復刊させてほしい。
角川のは名前がカタカナだけど、創元推理文庫版と内容同じじゃなかったっけ?