>探偵の唯一最終の真実への到達(不)可能性をめぐる問題

これってむしろ、作家ではなくて現実の探偵が考えるべきことなんじゃね?
現実の探偵が間違えたら冤罪となってしまうから深刻だが、
小説内の探偵は、作家がそうしようと思えば絶対に間違えずにいられる

小説には、地の文には嘘が含まれていない、という大前提がある
「探偵Aは憂鬱な思いで新幹線に乗った」と地の文にあるのであれば、これは嘘ではあり得ない
同様に「探偵Aの推理通り、あの日犯人Bは被害者Cを刺したナイフを捨てるために川へ行ったのだ」
という文章も嘘ではあり得ない

よって俺の結論は、ミステリー小説固有の問題なんて別に存在しない、
余詰めの可能性は現実では排除出来ないが小説では出来る、だな