作家が読者にしかけたトリックと、作中の犯人が探偵に仕掛けたトリックを、作中人物である探偵は区別できない。
つまり探偵は、たどり着いた真相が唯一無二のものであるのか、本当の意味で特定できない。
「後期クイーン問題」という名称はエラリークイーンが、この問題を重大なテーマとして扱ったことからとられている。