最強に「意外な」犯人って?2
おもしろかったんで、まだまだ議論しよう。
人間の想像力が無限であるかぎり、意外な犯人にも限界はないはず。
前スレ
最強に「意外な」犯人って?
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1057237389/ >>285
特殊能力を使っているから反則だと思う。島荘が絶賛というか推薦文を寄稿していた。タイトル忘れた。 >>288です。
特殊能力というより特異体質だな。 いま『ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ !』読み終わったけど、これはいいんじゃないの
立派な「犯人は読者」だと思う
「事件を期待している読者がいるから事件が起こる。だから読者が犯人」みたいなのとは違って、
説教くさくないし、間接的だけど、ちゃんと読者の被害者に対する「 加虐的行為 」が存在するし
「事件を期待している読者が犯人」だと、ただのこじ付けだもん
こんな観測問題みたいなこと言い出せば、全部のミステリーが当てはまって、特権性がなくなるけど、
ウルチモはちゃんこの作品だけ(あるいは類似作)の特権性、個別性を維持している
すべての作品に当てはまるわけじゃない
ウルチモで、念願だった「読者が犯人」は達成されたとしていいと思うよ
まあ、ただ「意外な犯人」ではないよねw
だって、タイトルでネタバレしてるし
これで、読者が犯人じゃなかったほうが意外と言えば意外だったw >>288-289が>>291だね。
いかようにして読者を犯人たらしめるか、に工夫した小説。
読後「ああ、なるほど。私も加害者なのね」となる。 ウルチモは品格のないサブタイ(犯人はあなただ!)で大分損してるよね。
編集者が勝手につけたらしいけど。 >>285
色々な手があるよ
その文章を読んでいる犯人でしかあり得ない、という状況を作ったり
「そんなの屁理屈だ」と思わせなければ作者の勝ち ウルチモは「読者=犯人」の稀有な成功例だと思うよ
比較対象がロクなのがないというのもあるけど 三津田の刀城シリーズの第一作目が最強だろう。犯人指摘の場面で文字通り驚愕した。 最後まで未登場のキャラが犯人ってオチは?
・・・・って、よく考えたらアルセーヌ・ルパンでもそんな話あったな。
古典とか、犯人当て自体が重要でない場合は
最後まで犯人ださないオチもあるし。別に珍しくないか……。 犯人がいないような、、ってのはもうあったかな
事件があったようで、実はない、、的な
犯人捜しをやりかけて、辞める、、みたいな
最終的には、で?って感じにはなりそうだが >>299
>最後まで未登場のキャラが犯人ってオチは?
クイーンの作品にラストに登場してきたら名探偵に「あんたが犯人デス!」というオチはあるね。 犯人被害者探偵役全員同一人物
脳内で他の人格を殺すために行われていたお話でした、と >>304
俳優・ジョン・キューザックでググってみw 名門の一族に起こる奇怪な連続殺人、この一族には 過去50年に
わたる因縁と怨念が つきまとっている。探偵や警察が 必死に
過去の歴史を洗いあげる・・・
実は真相は そういう怨念の歴史とは まったく関係なく
わずか二週間前に生じた隣近所との喧嘩で 犯人は ただの近所の
オッチャンであった・・・なんていう作品は 有るかなあ? そういうの、具体的には示せないけど、
わりとありそうな気がする…。
ものすごい意味深だったけど、
実はものすごいどうでもいい動機や原因だったってのは
ある種のパターンだし。
映画の探偵はバーにいる2も
ある意味そんな感じだったし。 「犯人」といってもそれだけを論じても
「犯人」という本質にたどり着かない
そもそも生物とはとはDNAの操り人形である
「操り」テーマのミステリーというものが存在するが、
実際はミステリーの犯人全てが操られているのである
すなわち犯人の細胞の塩基配列こそが真犯人
という説を立てた哲学者がいる 登場人物のうち、一番怪しくないキャラが犯人
(裏をかいて)一番怪しいキャラが犯人
(さらにかいて)一番地味なキャラが犯人
(さらにかいて)一番派手なキャラが犯人
…と、たぶん堂々巡りしてるだろう。
ガストン・ルルー辺りよんで思ったけど、ただ読者を
煙にまきたいなら……とりあえず登場人物を
多めにだして退場させなければいいんじゃないかと。
「○○には犯行が不可能だったはず」ってパターンはやらず、
「○○には可能そう」「××にも可能かも」「△△にも出来そう」って感じに
犯行が可能だったキャラを多めにしていった方がいいだろう。
読んでる人間の情報処理能力には限界があるから、
キャラが多ければ多いほど個々人の細かい設定や
アリバイなんでどんどん忘れてくはず。
謎でもなんでもなく、個々人の当日のアリバイの時系列を
整理するだけでわかるような犯人がわかるようなオチでも、
大抵の読者には当てにくい。
メモとりながら読む読者は、そこまでいないからね。
(ついでに、可能なキャラが多いと、作者が犯人を終盤まで
決めてなくても、つじつま合わせの軌道修正がしやすそう)
…まあ、そういう作品が面白いかは別問題だろうけど。 もういかにミスリードするしか、意外な犯人の方法は無いんじゃないかな。
十角館みたいに、読者の容疑者候補から除外させる方法を考えないと。 >>312
そこらはすでにある
http://www4.plala.or.jp/agatha/Jbokuran.html
主要キャラを
つぎつぎ(精神的に追い詰めて)自殺に
追い込む真犯人ってのもすでにいる。
アルセーヌ・ルパンの○○○とかで。 殺人と思ったら実は偶然死で「犯人は神だった」ってのがあるが、
それが仏教国で起こったため「犯人は仏だった」
これは前例がないはずだ
俺、天才 現代の事件なのに、犯人は、歴史上の偉人。
たとえば、豊臣秀吉が犯人とか、ナポレオンが犯人とか。 >>318
曹操が犯人ってのはすでにある。
尚、松尾芭蕉も卑弥呼も容疑者候補だった模様。 最後に指摘される犯人が その作品(作品A)ではなく
同じ作者の別作品(作品B)の犯人 だから当然 読者には わからない
(Aの世界には無関係なのだから)作品Aの世界と作品Bの世界は
同じ世界に属しているのだが 地域が別なのだね。
ただこれを読者に気づからることなく、この人物をBではなくAの世界の
関係者だと信じ込ませるのは至難の技だと思う。 読者が犯人という作品はあるし、作者が犯人という作品もある。
という事で、担当編集者が犯人という作品ではどうだ?
あるいは、編集長、または出版社社長でも可。 >>318
ナポレオンが犯人ってのもあった気がする。
結構有名な海外の古いやつ。 >>319
あまりにバカバカしすぎて
読んだ記憶を消し去りたかったのに
よくも思い出させやがったなw 『ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ !』
読んだけど、これ読者が犯人じゃないよね ちんぼこが犯人だった。というのはどうかなあ??
ちんぼこの持ち主には殺意が無かったが、ちんぼこには明確な殺意があり
そしてある女の殺害を実行した。検察は当然ちんぼこの持ち主を起訴したが、
弁護士は「下半身は上半身と別人格」ゆえにちんぼこの持ち主は無罪であるはずだ。
という主張をした。
裁判員達はそんな事無い!と最初はこの主張を認めなかったが、弁護士は
裁判員達自身の上半身と下半身の人格の違いを探し出し、一人ひとり徹底的に
暴き出し、追いつめて行った。
裁判員達は「下半身は上半身と別人格」という主張を認め、最終的にはちんぼこの
持ち主は無罪を勝ち取る。 >>327
たいていそんな構図なんだよ
ずばり読んでいる奴が犯人っていうのは、星新一のショートショートにある >>327
思いっきりネタバレすると
犯人は読者であるけれど、読者が犯人というわけではない。
>>329
某メフィスト賞受賞作にあったはず。 鯨統一郎のパラドックス学園は読者が犯人だったな
読者の読み方次第では絶対じゃないんだが 言語哲学で固有名詞に関する パラドクスいうのが ありまして
固有名詞は特定の対象を指し示す 役割が あるんだが、架空の物の
名前の場合、指し示す物が実在してない。
だから コロンボ警部は何も指し示してない から名前としての役割を
果たしていない。
しかし だからと言って「コロンボ警部は実在しない」と記述してしまうと
主語が 名前じゃないので「 ・・・・は実在しない」という文以前の
表現になってしまう。すると その実在を否定する ためにも
コロンボ警部は実在していなければ ならない。
つまり架空の固有名は 実在していて 実在していない というパラドクス
が生じる。
うまく書けば、その犯人は「居ないのですよ」という結論に もっていけるかも
しれない。 >>330
星新一そんなのかいてたのか?w
どんなトリックなんだろ
SFだからトリックはないのか? 犯人が結末で死んでいる…遺骸な犯人
犯人が胃に異常がある…胃が異な犯人
犯人がスカいツリーと書く…イがいな犯人
犯人が井ヶ稲という苗字…井ヶ稲犯人
犯人が三重県長野県出身…伊賀伊那犯人
凶器がウニ…イガイガ犯人 >>336
最後の奴は頭がおかしいよ、凶器がウニなんて
それでチクチクと刺しながら殺していくんだろ
まさにサイコそのものだな
つまり サイコ ウニ イガイガ犯人 >>340
泡坂妻夫の短編にも、そういう結末のものがあるね。 もはや古典すぎてアレだけど
アイラ・レヴィンの「死の接吻」の手法ってレヴィンが最初?
もう二度と使えないよね。 「読者が犯人」というのは究極のトリックと言われるが、媒体によっては簡単に実現できる。例えば、
1.壁の貼り紙に「このボタンを押してください」と書いておく。
2.貼り紙を読んだ人がボタンを押す。
3.ボタンは別室に仕掛けられた爆弾の起爆装置につながっており、爆死者が出る。
ということでも立派に「(貼り紙の)読者が犯人」といえる。
ただこれは、現実の貼り紙を見た読者に限られるわけで、大量に出版される小説の読者一般に当てはまる話ではない。出版物では、文庫本にせよハードカバーにせよ、そんなシステムを実装することはできなかったからだ。
でも今の時代、ウェブサイトで発表される小説はたくさんあるわけで、作中のリンクを殺人のデバイスにつなげておく、という芸当も不可能ではない。こうなると、「読者が犯人」が究極のトリックというのはやや大げさな気もする。 意外な多人数というのはまだパターンありそうな気がする。
その究極の形だと世界人類すべてが犯人となるが。
読者に納得させるのはかなりむつかしそうだが。 読者が犯人は、星新一のが最終解答っぽい出来映え
あれを超えるものは出ていなし、出ないだろ >>351
読者が犯人ってもう出ててのか。
とある本でフーダニットの最後にして最大の砦っていわれたのだけど。
それも星新一だっていうのがさすがだな。 >>355
都筑道夫や辻真先も書いてます
ネタバレになるから言えないけど、他にもあるよ このスレじゃ評判悪いようだけど、読者が犯人は深水さんので決まりでしょ。
星新一のはそもそもミステリーでも何でもない 辻真先、中井英夫、鯨統一郎、篠田秀行、積木鏡介「>>358深水信者乙www」 泡坂妻夫の某仕掛け本、
長編小説の方で登場人物が死んでいたなら
ある意味「読者が犯人」と言えないか 星新一のもミステリに入れていいだろう
「ミステリの既成の枠を破壊する」という現代のミステリ作家の一番やりたいことを
昔からやっていたわけで、それやったらミステリじゃないというのはどうか
別にネタバレでもないと思うが、(メル欄)など「意外な犯人」として最高のアイディアかも というか星のはメル欄のも含めて現実にある素材を論理的に構成しているし現実にも充分ありえる話
深水の方が非現実的なネタの上、論理的にも誤魔化しているだろうし
あんな非現実的なネタ使ってるのに「星はミステリじゃない、深水はミステリ」と言われても 暗殺は、携帯か何かで予め約束をしてないとできない。誰にもいない場所で殺したとしても、
警察に自分との通話履歴が残ってたら、調べられて、すぐに捕まるし。死体から
取ろうとする時に、髪の毛や指紋や何らかの証拠を残してしまう。さらに、アリバイ確認などを
されてしまう事だってあるしね。要するに、普通に捕まるって事だよ。 読者が犯人(最後のトリックは読んだが)
幽霊が犯人
動機が太陽
タイムマシーンで犯行
映像で犯行
猫が犯人
ロボットが犯人
本が犯人 ブラックジャックのアニメ版が面白かったな
原作は目撃者でアニメ版は一瞬の目撃者なんだが
是非漫画版読了後にアニメを見て欲しい 赤ちゃんが犯人ってある?
とりあえずまだこのスレで挙がってなかったんで >>369
本格ミステリではないけど・・・
レイ・ブラッドベリの短編に、面白い作例がある 「赤ちゃんが犯人」は、既に >>237 >>238で出ているよ。 自分が犯人は結構あるか
蓋然性の殺人期待して毒塗ってたら
それ忘れて自分が触って死んじゃったみたいな ☆ 日本の核武装は早急に必須です。☆
総務省の、『憲法改正国民投票法』、でググってみてください。
日本国民の皆様方、2016年7月の『第24回 参議院選挙』で、日本人の悲願である
改憲の成就が決まります。皆様方、必ず投票に自ら足を運んでください。お願い致します。 坂口安吾「不連続殺人事件」
登場人物総員基地外状態にとても耐えられず、読み始めてすぐ結末だけ見たら
こんな目くらまし成り立たせる為だけに延々続く仕掛けだったのかよと腹立った
意外性演出の為のコスト悪過ぎて本末転倒してる勘弁してくれ 読み始めてすぐ結末だけ見たのに
途中延々仕掛が続くってのがどうしてわかったのかが、最大の謎 >>378
ちょっとワロタ
マジレスすると
延々続いてないと成り立たない(延々続いたことを前提にした)
結末だったから 読者が犯人パターンはそれなりに工夫されているから
あとは読者の親が犯人とか、読者の隣人が犯人、読者以外のだれでもいいから犯人
不特定多数が犯人とかかな この本を読むのは殺人行為に加担することだという非現実的且つ勝手な設定を作って
読者が犯人とされても、はぁなんですかそれ、としか言いようない 最後のトリック(ウルチモトルッコ)は、ネタを知ってからどや顔で批判するやつが多すぎる
勝手な設定というが、並みの人間はその設定を思いつかんよ
百歩譲って思いついてもそれを読める小説にすることはもっと難易度が高い あらゆる小説は作者が勝手に設定を作るものだから、>>381の意見はお門違いだな まったく被害者と関係の無い通りすがりの人間が犯人
っていうのは前例ある? 詩坂雄二の「電気人間の虜」
最終的に全世界を巻き込んだ大戦がはじまる・・・ テレビ版では話が暗いため最終回を先に撮影したらしい