>>184
「薬」に耐性があったり、なによりタバコにアレルギーおこさなかったし。
人格が変わろうが、体質としてのアレルギーは変わらないでしょ?

作者ががっちり作った設定は、それぞれのそうした体質。
人格だの性格だのキャラだのは、周囲の人間が二人を識別する
いわば標識みたいなもので、実際は「中身」は一緒なんだよって
ことみたいだなと。

異例のシリーズもの応募で受賞して、なんだかんだ叩かれてた作者だけど、
登場人物の会話つーかかけあいが面白かったりして、好きな作家なんだけど、
じゃ、このシリーズは(このシリーズのテーマ)はどこに着地するんだ?って
なってきた。

デビュー作は本当は第3話だったことを踏まえても、プロとして世に出て、
メフィスト賞として評価された部分であろう双子と従兄弟のパーソナリティー
テーマとか、どうオチつけるんだろ。最新作では、作者の「軸」がぶれてきた
印象を受けるんだよね。

講談社の編集が変質してしまったからか?
受賞させた当時の編集部の狙いがきちんと今に引き継がれていない感じ