【記憶】トマス・H・クック【カットバック】
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いわゆる「記憶4部作」を読み始めたんだけど、いやはやスゴイ。
ぐぐぐ〜っと物語に引き込まれちゃいます。
好きな人、はまってる人多いと思うんですが…。 >>1乙です
しばらくちゃんと小説を読んでない時期が有って
久しぶりに話題になっていた沼地の記憶を読んだんですけど
まあ落ちる落ちる…
クックの作品は後味悪くても子供の頃はそんなに気にしなかったのに
何か覚えていない悪夢にうなされちったよw 夜の記憶
死の記憶
最近読んだけど、若干目が滑るのは仕様なのかね >>1が使い回しな時点であまり語りたいと伝わって来ないし 緋色の迷宮、超面白かったけど
登場人物の目が「キラリと光」りすぎじゃね?
いや、実際はそんなに多くないかもしれんが、
この小説に出てくるキャラはかなり頻繁に目を光らせてた印象がある 10/7、新刊「ローラ・フェイとの最後の会話」が出ますよ〜。 しばらく訳書出ないかと思って先月原書で読んじゃった
もうちょっと待てばよかった いけね、新刊出たのかよ。
既刊全部揃えてあるが、当分読めねえよ。鹿 >>16
文庫になっても上下巻で値段変わらず、じゃないかと。
お金がないなら、図書館で借りれば?
『ローラ・フェイとの最後の会話』
やっぱりグゥゥゥッと読ませる一冊だった。
途中まで頭おかしい女につきまとわれてる男の話かと思ったら、
段々どこへ持っていこうとしてるの?って感じになってきて。
ポケミス、読むのにページをしっかりつかんでいないといけないのよねぇ。
何度バッサバッサと落としたことか。
『ローラ』もいいけど、『熱い街』のような作品を読みたい。
『熱い街』とはちがった境地にいってしまったクック、個人的には残念 記憶シリーズより、フランク・クレモンズシリーズ
の方が好きなのは俺だけなのか。 なんとなく夏草の記憶を読んだ
最初はダレてなかなか読み進められなかったんだけど、後半は一気に読んだ。
面白かった!
しかし、文春の海外文庫は絶版になるの早いね。。
記憶シリーズは増刷すれば売れつづけると思うが
やはりハヤカワに移ったから、文春は絶版にしちゃうのか 91年の「闇をつかむ男」以降は「記憶」がついてなくても買っておくべし
ほぼ同傾向の作品ばかりだから
「記憶」というのは日本でつけたタイトルだよね あげ
夏草の記憶、死の記憶、と読んだ。
悪くはないけれど、ミステリとしての仕掛けを期待する俺にとっては・・・。
この人の作品でミステリの仕掛けとして優れたものってある?
記憶シリーズじゃなくてもいいですが。 >>27
>ミステリとしての仕掛け
が物理・心理・叙述等のトリックの事なら、クックはどの作品も人の心の闇を書き続ける作家だから他を探した方が良い 。
初期のは未読が多いからわからないが書評を見る限り貴方の期待するようなのは多分ないと思う。
俺はカットバックと精緻な語り口で過去と現在を行き来しながら過去の悲劇と語り手の心の闇が徐々に姿を現していくとい
クックの手法もミステリとしての仕掛けだと思うけどね。 >>27
ミステリの仕掛けにこだわるなら、クックに期待しない方が
いいよ。
英語圏の小説家でクックみたいな売れ筋の人の中には
仕掛けで驚かそうとしてる人はいない印象。
フーダニットやハウダニットじゃなくて
ホワイダニットに重きを置いてるね。 クックはホワイダニット以前に何が起こったのかわからない 起きたこと自体は「あほかwww」と思ってしまうことが多い。起きた理由が哀しい。
この人の作品て負け犬の悲しさがただよう物が多いな。
あとあと、変に救いの要素を入れるようになったけど、
あんまり救われていないっていう。
ところで「心のくだける音」ってモデルになった事件は
あったんだろうか。オカルト板ですごく似た事件の
話を読んだんだが、ぐぐってもでてこない。 「ローラ・フェイとの最後の会話」の裏表紙で初めて写真を見たけど
髭をたくわえた丸顔のお爺さんという印象
ttp://hon.bunshun.jp/articles/-/123 美人の山ガールにぴちぴちの格好させて連れ歩いて車で暴走して無理ち
こんな性格破綻者に感情移入できねえってばよ ローラ・フェイとの最後の会話読んだ
ローラ・フェイのキャラがいいね ttp://www.hayakawa-online.co.jp/product/issue_schedules/hpb/list.html
キャサリン・カーの終わりなき旅1,680円
トマス・H・クック(著)
刊行日: 2013/02/07
小さい息子を誘拐され殺された過去を持つ新聞記者ジョージは、
あ るきっかけから、二十年前に起きた詩人キャサリン・カーの失踪事件に興味を持つが……。
巨匠クックが繊細に紡ぎあげる贖罪の物語 「熱い街で死んだ少女」みたいの読みたいけどもう無理だろうな 発売されたからあげとく。
ttp://www.amazon.co.jp/gp/product/4150018685/ 小説自体、あまり読まなくなって久しいがふとこの作家の事を思い出した
最後に読んだのは闇に問いかける男だったと思うんだが最近の作風はどんな感じ?
個人的には死〜心の流れが最高だった
これ以降は作風が変化して評判が微妙だった印象があるが、そこはかとなく記憶シリーズ
の雰囲気をあらすじから感じる「石のささやき」と「沼地の記憶」が気になっているけどいかがでしょう?
同様の重さがある作品なのかな 「キャサリン・カー」読んだ。もしかしたら今までのクック作品の中で一番好きかも。
巧く言えないけど、「話の展開そのものが謎」(?)みたいな構造を持った話なので、
感想が書きにくいな。ちょっとしたことがかなり重大なネタバレになってしまう。
敢て書くと、キャサリンやアリスは勿論だけど、「彼」にすごく惹かれた。
まあ、ダークエンジェルですわな。
「彼」と「彼女」が愛しあうシーンがすごく好きだ。
うっかりすると読み飛ばすくらい、抑えて、控えめに書いてあるのに。
最初、ただの人のいいオッチャンかと思ったあの人は、
(メ欄)という理解でおk?
>>45
個人的には、「石のささやき」はちょっとインパクト弱い感じがしました。
重厚さを求めるなら「沼地の記憶」の方だと思います。 躍起になってクック発売してる早川ならやってくれるかも・・・ 緋色の記憶、迷宮、心の砕ける音を読んでいて今やっと沼地の記憶を読み終わったけど、ラストは今までで一番胸に来たわ
でもエディの心が主人公から離れていった理由だとか、事件の直前の授業にエディが現れなかったことや、あの親子に血のつながりはあったのかどうかは結局わからないままなのか
それがちょっともやもやしてるんだけど読解力ないだけかな? ジュリアン・ウェルズの葬られた秘密
ttp://www.hayakawa-online.co.jp/product/issue_schedules/hpb/list.html
〈記憶〉シリーズの著者の異色作 犯罪・虐殺を題材に執筆を続けてきた
ノンフィクション作家のジュリアンが自殺した。
最愛の友の死の謎を突き止めるため、文芸評論家のフィリップは取材地を駆け巡り、
やがて辿り着いたのは…… 「隠匿情報を最後に出して驚かす」ってのがミステリのお約束だが
この作家の場合は主人公のトラウマにかかわるものであることが多い
単純にミステリとしてみたらどんでん返しが連続するわけでもないし
アクションは少ないし事案が複雑なわけでもないので心理の機微に興味のない
普通のミステリ好きには物足りないかもしれない まぁ記憶シリーズ以降は3つくらいピックアップして読めばそれで十分な気もする 心の砕ける音でちょっと気になったことがあったんですけど
弟の事故って兄が仕組んだわけじゃないですよね? サンドリーヌ裁判読んだ
読み進めるのがきつくて訳者あとがきから読もうとしたら
ページ構成の関係で思わぬネタバレ踏んでしまったので注意
結局最後まで読んだけど長すぎてしんどかったなぁ
それとも語り手が“社会病質者”だったからか
ここ五作くらいでちょっと作風に変化が出たよね このスレをまだ覗いている人がいるのかは疑問だけど・・・
クックの作品の場面で、どの作品だったのか思い出せないのがあって、
都市部が舞台
主人公は友達もなく、ひねくれたものの見方しかできないタイプ
行きつけのカフェに行って、そこのウェイトレス(?)が、
醜い容姿なのに笑顔で接客していることを痛烈に語る
っていう場面なんだけど、誰かわかる人いないかなぁ
「こんな醜い容姿で、人生に楽しみなんてあるわけないのに
どうしてこうして笑顔を作ることができるのだろうか」
って感じで半ページくらい延々と語るシーンです。 補足ですが、ここ5年以内の作品ではないことは確かです。
文春文庫だった気がする・・ 久しぶりにここに来たけど、
記憶シリーズではないような…
当方も知りたいです
クックの本って本当に売ってない >>58
おお、返信が!
記憶シリーズではないですね
クレモンズシリーズとか、鹿の死んだ夜とかの
初期の作品だったかなぁ、と思うのですが
手元になくて確認できない.... ごめん、クック作品とはまったく関係ないんだが、
わりと同時期に人気だったキース・ピーターソンの本も探すのに現在苦労してる
いつでも手に取れるのが文庫のいい点というのも、はるか昔の話になってしまったね >>59
鹿の死んだ夜は
10年程前に本屋、古本屋を探し回ったけれども
見つかりませんでした
記憶というと、セピア色のチャタム高とか
飴とか…沼地がイヤすぎる じっくり腰を据えた読書自体をしなくなって久しいがこの人は今でも鬱小説書いているんだろうか?
最後に読んだのは石のささやきだったかな
ふと思いだしたので書いて見た 三冊読んで自分ではかなりの高評価(五段階)
◇『夏草の記憶』★★★★
◇『死の記憶』★★★★
◇『夜の記憶』★★★★★
適当に探すけど、次に読むオススメあれば教えて欲しい。 とりあえず『緋色の記憶』を読んどけば
世間的には、その3冊とこれで4部作と言われてるし
なによりまだ普通に新刊書店で買える
どんでん返しを評価されているのなら
最近の作品(ハヤカワから出てる)は後回しで構わないと思う ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています