>>201の続き

C. 何か事件に巻き込まれたのでは…?真理の携帯に連絡してみる。

ぼくは胸のポケットから携帯電話を取り出すと、急いで真理に電話をかけた。
呼び出し音が7回ほど鳴った後、留守電モードに切り替わった。
おかしい。
明らかに何かがおかしい。
緊急事態が生じたに違いなかった。
ぼくはタクシーをつかまえると、真理の自宅へ急行した。
道中、何度も電話をかけるも、つながることはなかった。

真理宅へ着くと、インターフォンを鳴らす。
「真理!いないのか!真理!どうしたんだ!」
門の前から大声で真理を呼ぶ。
返事はなかった。

A. 警察だ。すぐに警察に連絡するんだ。
B. とりあえず、シュプールに行ってみよう。
C. シコッて寝るべ。
D. ぼくは本日実行予定の銀行強盗のことを思い出した。