海外ミステリオールタイムベストを考察
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海外ミステリのオールタイムベストを考察するスレです。
近年はドイツ・北欧ミステリがブームだから、いずれこういうのも
入ってくるかも? アンフェアかどうかなんて、シャーロック・ホームズの冒険がベスト10入りしてる時点でどうでもいいものとなってるだろ >>85
乱歩の一番の被害者はビック・ボウの殺人だろうなあ
心理的密室の元祖のはずなのに爺さんが黄色い部屋の方をそう評価したせいで
国内では未だマイナー作品止まり
・・・まあ個人的には黄色い部屋の方が好きなんですがね まあ黄色い部屋の方が日本人好みだよね
古城で起きる事件とか
密室だけじゃなく犯人も意外性あるし 乱歩の過大評価といえば赤毛のレドメイン家
あれが、アクロイド・Yの悲劇・僧正・黄色い部屋を抑えて1位とかありえん 俺は犯人の当てやすさとかでは評価しない方だけど
レドメイン家を読んだときは
まさか、このまま犯人がこいつってことはないよな(乱歩のイチオシなんだから)
と思いつつ、そのまま犯人だったときは唖然とした 赤毛のレドメイン家はあの時代では画期的なトリックだったんだろうね
ただ、きちんと捜査してれば工作跡を発見できただろー稚拙なんだしと思う ベストはどうしても定番になるから、いっそオールタイムベターというのはどうか?
ウェストレーク「ホットロック」、パタースン「罪の段階」とか 過去作に比べて優れてるという意味かな
ミステリで優れてるというは、過去になかったトリックや構成が重視されるから
結局定番になるよw 各人にベスト100をあげてもらって、1位〜50位までを切り捨てて集計したら
面白いランキングになりそう それまでクイーンとかヴァン・ダイン、カーを読みかけては挫折していた
おれにとって、『幻の女』は初めて面白かった海外ミステリだった。
そういう意味で、ミステリ初心者がこういったランキングみて手を出す場合、
『幻の女』あたりが上位にくるのはいいことだと思う。 逆に「幻の女」は自称ミステリー玄人の人らが低評価したりする作品でもある
アンフェアだとか何か言って どういう選定方法したんだろうか。
納得の作品も多いけど、
クリスティーでも「死が最後にやって来る」が入ってたり、
デクスターも「ジェリコ街の女」だけとか
訳が分からん。 >93.ピーター・ラヴゼイ:『死の競歩』
ラヴゼイだったら『苦い林檎酒』とか『つなわたり』とか、
この時期はまだ未発表だったのか??
あと、エリス・ピーターズが2冊もランクインしてるね。 でも面白いな。選択方法がわかれば、マンネリ気味の斯界のベストも変わるんじゃないかい? こういうランキングでテイの『時の娘』がよく上位に入ってるが、
さっぱり面白くなかった記憶しかないんだが・・・
いちおう世界史履修の歴史好きなんだけど。 表紙が鍵のミステリって日本を含めて世界で唯一無二じゃね>時の娘 いや、岡嶋二人の旧版チョコレートゲームは表紙が鍵というかネタバレしてたぞ 「寒い国から帰ってきたスパイ」
「ジャッカルの日」
「郵便配達は二度ベルを鳴らす」
「007/ロシアから愛をこめて」
「太陽がいっぱい」
「第三の男」
などは映画の出来も良いので何度も観ている。
映画で粗筋が分かっていると原作を読む気が失せる。
皮肉無しに映画と原作は別物と割り切って読める人が羨ましい。 「ジャーロ」2005年ベストテン
60年代以降
(1980) 『薔薇の名前』 ウンベルト・エーコ
(1964) 『さむけ』 ロス・マクドナルド
(1967) 『九マイルは遠すぎる』 ハリイ・ケメルマン
(1965) 『興奮』 ディック・フランシス
(1965) 『深夜プラス1』 ギャビン・ライアル
(1983) 『招かれざる客たちのビュッフェ』 クリスチアナ・ブランド
(1979) 『ホッグ連続殺人』 ウィリアム・L・デアンドリア
(1971) 『ジャッカルの日』 フレデリック・フォーサイス
(1990) 『骨と沈黙』 レジナルド・ヒル
(1975) 『ウッドストック行最終バス』 コリン・デクスター
80年代以降
(1980) 『薔薇の名前』 ウンベルト・エーコ
(1983) 『招かれざる客たちのビュッフェ』 クリスチアナ・ブランド
(1990) 『骨と沈黙』 レジナルド・ヒル
(1982) 『偽のデュー警部』 ピーター・ラヴゼイ
(1991) 『ストリート・キッズ』 ドン・ウィンズロウ
(1992) 『夜のフロスト』 R・D・ウィングフィールド
(1981) 『警察署長』 スチュアート・ウッズ
(1986) 『千尋の闇』 ロバート・ゴダード
(1999) 『ハンニバル』 トマス・ハリス
(1998) 『飛蝗(ばった)の農場』 ジェレミー・ドロンフィールド 『飛蝗(ばった)の農場』 ジェレミー・ドロンフィールド
これの面白さがさっぱり分からんかった。再読してみるか・・ >>105
クイーンやウールリッチは票が割れてランクインから漏れた組だったと触れられてる模様
つか、いくらセイヤーズが人気でも雲なす証言なぞまで入ってしまうランキングも相当偏ってないか >>114
俺は飛蝗の農場は再読する気になれないレベルだった メグレシリーズとアルバートサムスンシリーズさえあれば生きていける。 >>117
作者がもしカーとかクリスティだったら楽々ランクインしたろうな。 複数ランクインする作家
クリスティー
そして誰もいなくなった(1939)And Then There Were None
アクロイド殺し(1926)The Murder of Roger Ackroyd
オリエント急行の殺人(1934)Murder on the Orient Express
クイーン
Yの悲劇(1932)The Tragedy of Y
Xの悲劇(1932)The Tragedy of X
ギリシア棺謀殺事件(1932)The Greek Coffin Mystery
エジプト十字架事件(1932)The Egyptian Cross Mystery
カー
火刑法廷 (1937)The Burning Court
三つの棺 (1935)The Hollow Man
皇帝のかぎ煙草入れ(1942)The Emperor's Snuff-Box
ユダの窓 (1938)The Judas Window
バークリー
毒入りチョコレート事件(1929)The Poisoned Chocolates Case
試行錯誤 (1937)Trial and Error
ジャンピング・ジェニイ (1933)Jumping Jenny
ドイル
シャーロック・ホームズの冒険(1892)The Adventures of Sherlock Holmes
バスカヴィル家の犬(1901)The Hound of the Baskervilles
ハメット
マルタの鷹(1930)The Maltese Falcon
血の収穫(1929)Red Harvest
フランシス
興奮(1965)For Kicks
利腕(1979)Whip Hand >>120
「そして誰もいなくなった」の原タイトルって、
「10人のインディアン人形」とかじゃなかったっけ。 >>121
英版「Ten Little Niggers」
米版「And Then There Were None」 ヴァン・ダインの評価がさっぱりだな
ダインなくしてクイーンなし
「グリーン家」なくして「Y」なし
というのに クイーンはまんまとダインの手柄を自らのものにすることに
成功した感があるな >>122
ありがとう。
てことは、ハヤカワのタイトルは米版の翻訳って事か。
てっきりハヤカワが独自のセンスで邦題つけたのかと思ってた。 ↑自分もそう思ってたww そうだったんだ。
こんな有名作品でも英米でタイトルが別れるんだねぇ 翻訳ミステリーにいつも挫折してる入門者のための海外5本
・『幻の女』
・『そして誰もいなくなった』
・『Yの悲劇』
・『クリスマスのフロスト』
・『クリスマスプレゼント』 Yの悲劇は面白いし名作だと思うけど
入門に向くとは思えない そうね。
他の色々なミステリーを読んでからの方がいいと思う。>Yの悲劇
その方がこの作品の凄さがより実感できて楽しめる そうよね。
オランダ靴あたりから読むのがいいと思うわ 今はあまり話題に上る事も少なくなったヴァン・ダインだけど
1、2作目のベンスン、カナリアあたりはミステリ入門にオススメできる。 クイーンの「神の灯火」もいいと思うよ
俺がこれで海外ミステリにはまったんだがw いきなりYの悲劇いいじゃん
ミステリ読むのに入門とか初心者なんて無いよw まあ読み方は人それぞれだから、どれから読むのも個人の好みでという事だな。 初心者にはミステリー云々より小説として読みやすいものを勧めるのが妥当だから、
ヴァン・ダイン、クイーン、カーあたりは外れる。
クリスティーが無難なところ。 それならカーはともかく、クィーンも初心者に全く問題はない。
でも最初に読むのには、やはりホームズものを薦めるな。 クイーンも初心者にどうだろうか?
初期のクイーン作品なんてとにかくロジック重視で、物語としては全然面白くないし ホームズ、ルパンぐらいは読んでる程度のひとにオススメを聞かれるケースが多いね。クリスティが一番無難だと思うけど、たまたま手元のシャドー81貸したらどハマりしてクィーンとか読み始めた奴いたなあ クリスティも一部の有名作数編以外は大して面白いのがないし、
いっそのこと国内作品でも進めるのが一番いいかもな。 クリスティは一部の有名作品ぐらいしか面白いのが無いというのはにわか
黄金期の作家でやっぱりクリスティが一番安定している ストーンズ聴いていきなりシビれる奴もいれば
古いブルース聴き込んでストーンズのかっこよさが分かる奴もいる。
本なんて音楽や人との出会いといっしょだぜベイビ〜
ある程度ナビが欲しいのもわかるけど自分自身で
読書の旅をするのが楽しいんじゃないか〜い? クリスティが一番なんてのは、よくいるクリスティオタの妄想だな。 ↑海外のスレなのに高木挙げられても困るよ。あとクリスティ腐すのもケンカの元になるだけだし… てか、カーやクィーンのファンは面白くない云々書かれてもあまり反応しないが、
クリスティオタは面白くないようなこと書かれるとすぐ反応してくるガキばっかだな。
世の中クリスティは面白くないと思う人間も当然いくらでも存在する。
少しはスルーすることを覚えろ いいんじゃねえの
独り言リストじゃねえんだから
ファン同士のののしりあいは2ちゃんの華だw なんでみんな古典をすすめるんだろう
俺はいつもディーヴァー、ローレンス・ブロック、ウェストレイクをすすめる
謎解きや犯人当てが好きと限定する人には別だけど 個人的にクイーンは玄人好みの作風だと思うよ
だから、初心者には向かない
対してクリスティは読みやすく初心者もとっつきやすい
それゆえにクリスティは初心者向けで、上級者には面白くないって言う人もいる 玄人というのは小説読みの玄人というより
本格推理限定の玄人だな
なら、同感 議論が振り出しに戻ったから良かったんじゃないか? そもそも最初オススメするなら? って話だったし。 ある詩人の挽歌が傑作らしいけど、どんな内容なんだろう イネスの代表作という評価もあるようだね。
乱歩も称賛した傑作とのこと。自分も未読なのでぜひ読んでみたい 現在こんなにイネス作品が翻訳出版されるとは、一昔前は想像もつかなかったな。 ミステリ読み始めたばっかのときXの悲劇読んだけど、おもしろかったよ。
それまでミステリっぽいのと言えば羊達の沈黙しか読んだ事なかったんで、正統派の読み応えに感動した。
ディーバーはミステリってより、映画を活字で読んでる気分だったな。 取りあえずクラシックとは分けたらどうなのか。IT技術満載の海外では人気なわけで。 ミステリマガジンのポケミス特集みたけど、シャルル エクスブライヤのパコを覚えているかが、ランクインされていたのだが、復刊してくんねーかなー シャーロックホームズのファンクラブのような特定の作家のファンクラブに投票依頼するのはどうかと思う オレはポーが推理小説を近代化した功績が一番高いと思う、それまでのは子供の遊びレベル クリスティは終わりなき夜とか葬儀を終えてとか五匹の子豚がオールタイム・ベストに入るべきではなかろうか イギリスの推理作家協会は去年、アクロイドをベストに選んだそうだ
シリーズものではホームズ 引用元↓
fuhchin.blog27.fc2.com/blog-entry-262.html
でもクイーンは? Yの悲劇は?
アメリカ作家は気に食わんのか? Yはもともとあっちじゃ評価高くない
それにしてもアクロイドはないわ >>170
>Yはもともとあっちじゃ評価高くない
え、そうなの?
見る目ないなあ 向こうじゃYよりXの方が人気高いんだよな
それ以上に「災厄の町」の人気に驚く
個人的にそこまでたいした作品だとは思わんのだが ホームズやポアロの人気作品は、英米と日本で大差ないのに、クィーンはなぜか全然違うんだよね 『九尾の猫』や『第八の日』も、本国での評価が高いね。 海外ではそもそもコナンやアガサとエルでは知名度からして桁違いの差があるのだが(w
この辺の事実を認識したうえで語らないと意味無いでしょ。
グローバルな人気の作家と母国米でも完全にマニアックな過去の作家では。 P.D Jamesの A Taste for Death 死の味
これのイギリスのDVDと英語のpaper backとハヤカワの本を
アマゾンで買った。paper backはまだ到着してない。
DVDを英語で聴くとまったく理解できないが
日本語の最初にある登場人物だけ読むと人間関係が解った。
それからDVDを部分で繰り返し見ると、少しずつ解ってきたが
いまでも見るたびに、そうなのか、という発見があって
2000円くらいの充分にもとがとれた。
今、疑問に思っていることは、タイトルの意味。
音楽で昔、taste of honeyというのがあったがこれは甘いか
辛いかという問題。
辞書でtaste for musicというとクラシックか演歌かという
好みの種類の話らしい。
そうすると、このミステリーのタイトルはどういう意味か
解らなくなりました。 書き込んでみたら自己解決??
人の死に方には、病死、他殺、自殺、その他の事故死
などいろいろある。
このドラマの中心のなぞは他殺か自殺かが第一にある。
そのどちらかという謎をほのめかしたタイトルでないか
と思う。米英人でないとその本当の意味は解らないのかも
しれない。 翻訳読んだらいいのに。
死の後味の悪さ。関係者の胸に残るいろんな思念のことじゃないのかね。 ホランド・パークのジェイムズ女男爵、フィリス・ドロシー・ジェイムズ(Phyllis Dorothy James, Baroness James of Holland Park,, 1920年8月3日 - 2014年11月27日)は、イギリスの女流推理作家である。
沈鬱な場面設定と緻密な描写、病院や官僚制に舞台を取る込み入った人間関係を描くことで知られる。多くの作品で警視庁のアダム・ダルグリッシュが主人公として登場するが、
『皮膚の下の頭蓋骨』などのコーデリア・グレイを主人公に据えた作品でも有名。ほかに映画化された『人類の子供たち』など。
『ナイチンゲールの屍衣』『黒い塔』『死の味』で3度CWA賞(英国推理作家協会)シルバーダガー賞を受賞。
1987年には作家としての功績を称える CWA賞 ダイヤモンド・ダガー賞を受賞した。さらに1999年にはアメリカのMWA賞(アメリカ探偵作家クラブ)でも巨匠賞を受賞した。 イギリスの女性ミステリ作家ってけっこうみんな面白いね
ジェイムズ以外ではレンデルとかミネット・ウォルターズとかサラ・ウォーターズとか人間が書けてて深みがある ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています