高木彬光 刺青一枚目
刺青殺人事件 能面殺人事件 人形はなぜ殺される
成吉思汗の秘密 白昼の死角 破戒裁判
この辺りが好きなのだが。スレッドがないのが寂しくて。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E6%9C%A8%E5%BD%AC%E5%85%89 「輓歌」を読めば分かるよ。
落第生の研三が留年してる間に、恭介に追い越されちゃったんだよ。
ちなみに、研三の方が恭介より二才年上。 「人形はなぜ殺される」はなんであんなに評価が高いの?
数日前に読み直してみたんだけど、平凡な出来の古臭い探偵小説にしか思えない。
「東西ミステリベスト100」で「刺青殺人事件」よりランクが上なのは理解できないなあ。 神津恭介は初期島荘や綾辻以下の平成新本格と前後してよく読んだな
詳細な内容やトリックはもう覚えてないけど人形は確かに興奮した記憶あるね
「読者への挑戦」イベントを繰り返す中毒状態で読んだのが大きかったのかな >196
リアルタイムで読んだ世代には乱歩、正史を継いで、清張全盛期に本格を書き継いだというのが大きいんじゃないかな。
乱歩に若手ナンバーワンと評された山田風太郎はミステリやめちゃったしね。 俺は、「読者への挑戦」っていうのがダメなんだ。
「さらなる惨劇が待ち構えているのであった」とか、そういう書き方が苦手。
新本格も苦手で、ほとんど読んでないけど、
確かに「人形はなぜ殺される」は、読んでて島田荘司みたいだと思った。
「刺青殺人事件」は読み出したらおもしろくて、一晩で読んだ記憶があるけど。 一番高評価っぽい人形はなぜだけ読んで読まなくなっちゃったけど
刺青は読んでみようかな
読者への挑戦好きだな
有栖川有栖の学生シリーズが好きだからかもしれんけど
苦手な人もおるんやね >>199
島荘には、「人形はなぜ〜」を丸々パクったことで有名な作品があったりするぞw 電子の方はだいぶ数が増えてきてるからそっちでどうさ やっぱり本で欲しい
電子だと年月経ったら媒体無くなって読めないとか有り得るし 新宿鮫のひとが電子書籍が完全に本に取って代わるとか言って
数年たつけど、まったく普及してないな。
CMは不快度数高いし。 なんでこういう絵柄にするのか全くもって理解できない
別に内容もこんなんじゃないし >>209
半沢直樹およびリーガル・ハイを意識してるのでは? すみのろうじんシリーズの一、二、三―死まで読み終わった
しっかし、このシリーズ読んでるとやたら酒を飲みたくなって困るw >>214
津島栄一って、他の作品にも出てたキャラなのかね? さすがにそれはない。そこまでやったら正体バレちゃうから。 そうなんだ、サンクス!
自分は神津シリーズ、さすがに全作品読破してるわけではないので、
もしかしたら津島らしきキャラが登場する作品もあったのかなーと思いまして
それにしてもつい最近、ひさしぶりに墨野5作品再読したんだけど、
やっぱゲラゲラ笑いながら3億円賭けましょうとかいう墨野&上松は
なーんか不快だなあ、イヤだなあ、あの人らしくないなあ・・・ 推理小説マニアの村田女史が、隅の老人知らなかったってのは無理があると思うの 60年代後半だと、ホームズのライヴァルたちはほぼ刊行ゼロ。
隅の老人は、創元の世界短編傑作集で1編読めただけだった。
宰太郎の世界の名探偵50人が出たのは72年だし。 ポケミスの「名探偵登場1」でも読めたがな
中島河太郎「推理小説の読み方」でも紹介されてるんだしこれでマニアと言われてもねぇ 人形はなぜ〜は面白いのだが、いかんせん神津がパッとしないのが残念 >>220 ポケ・ミスは古典的なとこが一番入手難だった時期でしょ。
各巻末の既刊広告もなくなって、どんなものが出ていたかすら分からなくなってた時期。 1980年代は一時入手難だったが90年代に入って復刊された
どのみちマニアというには不勉強の誹りは免れぬ スミノロウジンと聞いて、村田和子の友人は別に推理小説マニアでもないのに
「どこかで聞いたこと有る・・・」とか言ってたもんなー
村田が全く知らないってのもやっぱ不自然かもねえ >>223 5、6は買えても、1〜4は記念復刊されるまで買えなかったんだが。 >>212 「性痴」だった。
光文社の今の本に入ってない奴ね。 最近、黒白の虹と黒白の囮を読んだんだけど、どっちも面白かった。 島田荘司の人生を変えた一冊
『成吉思汗の秘密』って・・・ 高木彬光横浜のブックオフには一冊も置いてなかった >>231
どや顔で調子のいいことを吹いていたら
読者は真に受けるんだということを学んじゃったんだな 高木彬光先生は1920年生まれだから、2020年のNHKの大河か土曜ドラマか他のドラマ枠で
「帝国の死角」「白昼の死角」「黒白の虹」「黒白の囮」「死神の座」をドラマ化してほしい 「断層」を読んだ。
大前田英策モノはあんまり評判がよくないみたいだけど、
読んでたら、講談を聞いてるような感じ(変な話だけど)がしてきて、割とおもしろかった。 史海钩沉——浅谈历史推理小说
http://www.shu4.com/file/624.html
中国のサイトで神津の歴史ミステリ三部作について言及がある。
「病榻三部曲」←ワロタ。
中国人の目から見て「成吉思汗的秘密」ってどうなんだろ。
ジンギスカンの子孫からヌルハチが出て、しかもジンギスカンは日本人。 ねーよw
元と清は同祖!って、さすがに戦後昭和の珍説だろと思っていたら、19世紀からいわれていてビックリだったわ。
満州国どころか清も健在なのに豪快なことを。 だいたいモンゴル帝国(北元)最終的に滅ぼしたの
清だし 呪縛の家、次から次と人が殺され過ぎて、
途中であほらしくなった記憶しか残ってない。
再読したら印象変わるだろうか。 どの作品だったか、神津が殺人を未然に防いだら「何で防ぐんだよ空気読めよ」みたいに書かれてたのを思い出した >>245 探偵役が途中で
「この事件は、一見雲をつかむような混沌たる事件にはちがいない。だが混沌の中に一つの統一がある。大きな事件の性格がある。すべての要素のかもし出す全体には一つの法則があり、流れがある」
と言うんだけど、犯人と探偵が互いに牽制し合う中で、その法則が崩れ出しちゃうので、
そこまで含めて面白味を感じられるかどうか。 「人形はなぜ殺される」を久々に再読、
作中、止水荘に抜け穴の存在が明かされた時に松下研三が、
ノックスの十戒を引き合いに出すんだが、
真犯人がこれまたノックスの十戒に反していることからすると、
これも一応ヒントだったのだろうか?
読了して改めて読んでみたら気付くような伏線だが。 「呪縛の家」読んでみたけどイマイチだったな。悪くはないんだが。
島荘や京極がこの題材で書いたら、分量も面白さも2.5倍ぐらいになったんじゃないか、とか思った。
ちょっと短い中に詰め込みすぎた感じ。
自分が読んだ中だと、神津物は「刺青」「わが一高時代の犯罪」「妖婦の宿」だけ読んどけばいい感じなんだけど、スレ住人的にはどうなんだろう。
評判のいい「人形はなぜ殺される」はあんまりピンとこなかったんだよね。 「呪縛の家」は、なぜ毒殺未遂を続けるのかという謎の解答が良かった。 >>249
『人形』では、解決されずにほったらかしになってしまう謎が
いくつか残って不満だった記憶があるけれど、どう思いましたか? 『人形』はどうしてあの人が神津より名探偵なのかさっぱり分からなかった記憶 まだ名前の挙がってないところで「火車と死者」を読んだけど、
各事件現場の間取りが似通っているという伏線が最後まで解消されないな
てっきりメル欄ネタかと思ったが 『火車と死者』、予告つき連続見立て殺人なんだけど、●真相が複雑すぎて、
それを見破るロジックや手がかりが追いついていない印象。
冴えてたのは、冒頭で予告めいたことを口にした女がなぜ約束の場に現れなかったかの謎に対する答くらい。 悪霊の群を200/250ページ読んだけど、まだ神津が出てこない
歓喜先生は出ずっぱりだけど
帯に神津恭介vs茨木歓喜って書いてあるのに一体どういうことだよ 鴎外、芥川と一緒とは…故人は照れながらも、やはり嬉しいだろう。
http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/4408594369/ref=mw_dp_img_z?is=l&qid=1435257357&sr=1-1&uid=01eGzgonyrJZ 何かとお騒がせな愛之助さんの神津恭介・第二弾
http://p213.pctrans.mobile.yahoo-net.jp/fweb/06245tnnD5sPrdjd/1X?_jig_=http%3A%2F%2Ftv.yahoo.co.jp%2Fs%2Fprogram%2F5086206%2F&_jig_keyword_=Yahoo%21%C3%DA%CB%DE&_jig_xargs_=SKeywords%3Djmobi%2520Yahoo%2521%25C3%25DA%25CB%25DE&guid=on
邪教団体ではなく美容クリニックの話になるらしい。 横溝作品、というより金田一シリーズや乱歩作品は、
その作品の時代や風俗を再現させてるけど、
高木作品はほんとお手軽に時代設定を変更されるな、という印象。 >>262 乱歩も割りと制作当時の「現代」になってるけど。
というより、天地小五郎が現代の話にしてなんとかなっちゃったんで、
他もみんな、その流れになっちゃった。 今度スキャンダル歌舞伎俳優のドラマ2弾があるみたい!
フジテレビの炎上商法だったのか 神曲地獄篇に神津登場!
どうせやるなら、そのぐらいハチャメチャな改変TVドラマを見てみたい >>262
時代設定を原作どおりにしてくれると視聴意欲が上がるんだけどな 火曜サスペンス劇場で北大路欣也の「検事霧島三郎」の何作目かで、
コンピュータによる自動演奏機能のついたピアノを使ったアリバイトリックが出たときにはがっかりした。 「呪縛の家」まさか、あのオチをやるとは思わなかった。
ただ、陰で糸を引いていた人物を変えたので、全体が京極夏彦の「絡新婦の理」に似てきたな。 >>81
能面は筆者が読者(メ欄)を実は信用してて、文章が拙かったり矛盾してるところや
挑発してるところには大きなヒントあるんだよね、二転三転してオチは変わったろうけど
筆者の最終的に謎を明らかにして欲しい気持ちにも気がつくとホントに切ない
実は最近『能面』を初見で"悪読"したばかりなんだが
悪読って解説や、ついでに最後の手紙のところを先に読んでしまったのよ…
たまにやってしまう…(犯人わかりそうになると止めるが犯人名が目についてしまったら寝かしたり)
全体像だけ知りたくてやってしまうんだが…
そんな悪読したからこそ能面は凄いなと思った、最終章チラ見しても犯人わかんないのは凄いよ
悪い読み手なのに対応してもらってる気がした
そういうところも含めてかなり計算された構成
正直同じような手法は彬光以降もあるが(原典は別格)、格段に面白かった
>>81なんだよなぁ、やっぱり
ついで受賞とか言われてるが受賞されるだけの事はあるよ、やっぱり
美しい物語とミステリーが同居してる、心情の動きは横溝に軍配上がるが
マリアージュ具合においてはかなり高い
名前欄のような人物で横溝や彬光はそこそこ読んでる横溝好きなんだが
半分ぐらい駅に寄贈されてる古書レンタルなんだよね
そしてネットに感想書く習慣はミステリーじゃ持ってないし
だから悪読しても面白いとかミステリ感想サイトに書いてボッコにされそうで
感想を吐き出す機会なかったんで長くなってしまった、スマン 映像化の話だけど
他の作家でやってるような『現代風orSF風』アレンジ一切なしで
ノイタミナでのアニメを高木作品で見たいなと思った >>275 そりゃ贅沢すぎる高望みだな。
今の制作者は、自分が気に入った箇所以外を好き勝手に作り変えることにしか興味がない。
恐らく恭介と研三の秘められた関係を軸にした話になっちゃうと予想。 昨夜放送した「警視庁南平班〜七人の刑事〜」では、強盗事件を発端として、
主人公の息子を殺した真犯人を突き止め逮捕して決着をつけていた。
今の片岡版神津恭介は過去に妻と娘を殺され、犯人は未だに捕まっていないという設定だが、
制作側はこの設定にケリをつけるつもりはあるんだろうか? >>276
昔の土曜ワイド劇場の神津恭介シリーズなんか、タイトルは「人形はなぜ殺される」なのに、
冒頭のギロチンマジックの首盗みはあったけど、その次の人形轢断、人間轢殺はなくて、
代わりに「黄金の刃」の遠隔殺人トリックが出てきて、看板に偽りありだった。
これ以外に何作か手がけた下飯坂菊馬って原作ブレイカーの仕業。
神津シリーズとは別に作られた「大東京四谷怪談」に至っては、
文庫版の解説で批判されるほどの出来。
昔も今も変わらないと思う。 >>277 原作だと妻と娘の死はに書かれたものだから、
みたいになるのかもね。
とすると、怪しいのはの方。 人形はなぜ殺されるを読み終わった
トリックは時代背景も考えるとなるほどという感じだけど
描写が露骨すぎて、探偵が月光に乗るあたりで犯人がすぐわかっちゃったなぁ
小説というよりはミステリークイズといった感じで、最後はひたすら解説して終わりというのも寂しい感じ
そもそも、この探偵が天才だの名探偵だの煽る割には無能で困る
シリーズ物みたいだから他作品では有能なのかも知れないけど、今作では看板に偽りありだね 「死を開く扉」を久々に読んだ。
そして、そういえば、島田荘司が自作の中でこの作品のメイントリックを否定していたことをふと思い出した。 >>280 『人形』はあちこちでトリックバラされてるからなぁ。
どんなにうろ覚えでも、列車でのシーン読んだ瞬間にピンときちゃう。
「全く知らずに読んでたら…」って思い入れを抱かせる逆の効果もあるんだろうけど。 増補版が出てるのに古書価が高いのはなぜ?
http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B000JABMEO/ref=mp_s_a_1_2?qid=1443848052&sr=1-2&uid=NULLGWDOCOMO&pi=CB192184409_AA75_QL70&keywords=%E9%AB%98%E6%9C%A8%E5%BD%AC%E5%85%89+%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%91
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その前に能面殺人事件読んだんだが色々似てるね
状況とか、まあアレとか
能面は読者に何か解いてもらいたい仕掛けが文章とかにあるから
能面好きだなぁ、どっちも面白いけどね 夜く 1948年2月〜11月、1949年4月〜12月
刺青 1948年5月
能面 1949年4月
能面は刺青を書いた時(1947年夏)からのネタだっていうし(執筆は1948年8月〜9月)、
夜くが載ったのは、大阪で発行されてた雑誌だから、
単なる偶然なのでは?
連載読んでて、先にやっちゃえ!って、
ゼロの焦点、黒い白鳥みたいな話なら面白そうだけど。
ちなみに、二人の対面は1948年秋とのこと。 >>285
あっパクリとかそういうことじゃないよ
あまりそんな意図が出ないよう短めには書いたけど
まぁ○歩くの解説には顔のない死体に関して刺青に強い刺激受けてと書いてあるし
ネタ被りにしても日本ミステリー界黎明期の挑戦として興味深いし
こういう事には天才同士のアイデアの同時発生は多々起きると思ってるので問題なし
でも自分は、そのために多少文章が雑然としたけど後出し感が少なく
そしてストーリー(筋)が美しかった能面が好きかなぁ >>286追記
アイデアの同時発生=各地に点在する天才が同じ刺激をうけた時に
まったく同じアイデアがほぼ同時に発生することはジャンル問わず多々ある事なんだよね
そこにおいてパクリとの差は非常に難しいけど
たぶん海外ミステリーへの挑戦ってのが高木横溝両者にあったとは思うけどね 夜くは、刺青に先をこされてデッサンが狂ったというだけあって、
しっかり読むと細かいところの齟齬がかなりあるからなぁ。
能面は不可能犯罪からの犯人特定にヒネリを入れたり、
ドロドロの復讐譚にせずに、犯人に清廉さを加えたところも印象的。
前振りのところで犯人の見当はついちゃうんだけどね。 抜け上がったように高く広い額
↓
彡 ⌒ ミ
黒曜石のように→(´・ω・`<)←片エクボ
澄んで輝く瞳 ,l r Y i|
,,U__|:_|j
| | | >>289 墨野さん、こんなところで何してるんですか? 彡 ⌒ ミ ゲラゲラ
(`・∀ ・´<) 村田さん、三億円賭けましょうよ三億円
,l r Y i|
,,U__|:_|j
| | | >>235
白昼の死角の劇場版初めて見たけどどうもドラマ版の方が評判良いみたいなのでそっちもDVD化して欲しいところ
リメイクも面白そうだけどね、と去年のレスに反応してみる 夏樹静子先生がお亡くなりに。
『邪馬台国の秘密』で神津が展開した
「夏樹静子・・・夏の樹は静かなり・・・ハッ!?」みたいな
ムリヤリなきっかけからの神がかった推理が印象深い。
合掌。