ロナルド・ハワードの「名探偵シャーロック・ホームズ」全話を観る機会を得た
古い白黒30分物のわりには原作の雰囲気も出てて意外と真っ当な「ドラマ版ホームズ」で感心
ハドソン夫人が全く出てこないとかレストレードが禿頭で大ベテラン刑事風とかは少し気になったけど
ホームズもワトソンも陽気で親しみやすくなってるのはドラマ的には必然の演出だろうし個人的には全然OK
特にホームズが拳闘の名手なのは描かれず逆にワトソンが戦慄のハードパンチャー+鉄道ヲタなのが面白かった
ストーリーはほぼオリジナルかつ単純でラズボーンのラジオドラマにも遠く及ばないけど決して悪くない
何と言うか「非マニアの一般視聴者向け低予算30分物ホームズドラマ」として丁度いい出来で満足できるレベル
個人的には現代化+ホームズ変人化しすぎの「SHERLOCK」や「エレメンタリー」よりよっぽど楽しめた
フジの和製ホームズの制作者も同じ過ちや勘違いをやらかしてるんだろうなぁ