犯人の殺人動機って正直どうでもよくね?
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叩かれるのを承知でスレ建て。
動機重視の推理小説って多いけどさ、それって別にどうでもよくね?
殺人動機なんて「太陽がまぶしかったから」とか「人を一度殺してみたかったから」でも充分あり得るんだし、考えても仕方ないし、限がないだろ。
動機は所詮心理面だから犯人を論理的に割り出す根拠として用いるのは弱いし、それよりは誰が犯行が物理的に可能だったのか、といった論理的思考で犯人を割り出すべき。
殺人動機とか、事件に至る背景とか、推理小説で一番どうでも良い部分じゃないの?
それよりは犯人を「この人以外に犯行は不可能」と論理的思考で割り出す過程とか、想像もつかないようなトリックを用いて犯人が如何に摩訶不思議な不可能犯罪を成し遂げたのかとか、
そういう本来の推理小説の要素にページや内容を割いた方が絶対面白い小説になると思うんだが。
動機なんて、いちばん最後にとってつけたようなものを一言二言説明すれば足りるだろ。
「一度人を殺してみたかった」でも良いし、別に何の伏線も無くても犯人バレした後で「被害者は実は父の仇で〜」みたいなぽっと出設定を出しても良いし。
この考え方ってやっぱり異端なのかな?
でも論破出来る? >>100
江神二郎「犯人を死なせてあげるのが探偵としての慈悲なんやで」ニッコリ
そこまで動機に興味が持てないって、最早人間自体に興味が持てないって言ってるのと変わらんぞ。
とは言え、人間及び感情を持つ存在の関与が無いミステリー小説なんて聞いたことが無い。
君が楽しめる小説ってなんだ? 結局のところさ、
探偵がどれだけ知識や技術を持ってるか、また現場を調べられる立場にあるか、
良いパートナーを持ってるか・・・
で動機の重要性が変わってくるんだよ
なぜなら警察が調査の際に動機を重要視するから。
一般人(力がない)とか安楽椅子(動かない)が探偵の作品だとさ、
どうしても動機優先で調べちゃう警察が必要になる
だから警察を騙すための動機は必要なんだ
警察も騙せないなら、そもそも探偵が要らないからな
裏を返せば、警察を騙す以外の動機なんて全く必要ない
例えば探偵自身が刑事だとか、パートナーが警部だとか、警察に顔が利くとか。
それだけ有利な立場にあって動機に流されるとかバカなのかと。
相手が国家なら話は別だけどな
舞台が警察の介入できない無人島だったら
そんな悠長なことしてる間に自分まで殺されるかもしれんわな
心中考えてる犯人になら尚更な
全員死んでも「アホらし」としか思わんけどね よく言われるけど、動機が異常なんじゃなくて手段が間違ってるんだよ
お金がほしいとか、恋人奪われて嫉妬なんて誰にでもわかることじゃん
でもそれを満たすための方法が間違ってるだけ
だから動機が理解できないなんてことはほとんどないはず
殺人を主眼にしちゃうからこういう錯誤が生じる そいつの信仰を前提にしたら実はすごく論理的っていう動機
SF設定を前提にしたら実はすごく論理的っていう動機
ここらへんは「どうでもよくない動機」って気がする 例えば密室トリックが単純に「部屋に隠し穴がありました。」とかだったとするよな。
その場合、何の伏線もなくいきなり解答編で「密室トリックは、実は部屋に抜け穴があって、犯人はその抜け穴を通ったんだ。」ってな話だったらお前ら読者はブチキレるよな。
勿論、部屋に抜け穴があるという前提が類推出来る複線や証拠が問題編にばら撒かれてたら別だよ。
でもそういう伏線とか仮に何もなくて、物語で密室殺人が起きて、どんなトリックなのかわくわくして読み進めたら、伏線も何もなく解決編で「実は抜け穴でした。」ってオチだったら、まあよっぽどの聖人君子じゃない限り本を破り捨てるだろ。
でも、密室トリックやアリバイトリックで伏線なしのポッと出が出てきたら(アリバイなら、何の伏線もなく「実は双子でした。」とか。)イラッと来るし禁じ手だと思うけど、動機だとそういうの普通にあるじゃん。
今まで全く被害者に対する殺人動機のなさそうな人が犯人(但しその人が犯人なのは現場の証拠その他からきちんと推理出来るとする。)だったとして。
いきなり、何の伏線もなく「実はあいつは、俺の婚約者を自殺に追い込んだんだよ!!」とか喋りだしたりとか、割と多いよな。
(自殺した婚約者とか、そういうのが問題編では一切登場せず、解答編の犯人告白タイムで突然そういう設定が飛び出す場合。)
でも割とそういうのは許されるんだよな。
少なくとも、密室トリックやアリバイトリックの伏線なしのポッと出に比べれば割合許されるんだよな。
まあ何が言いたいかと云うと、ミステリーの「動機」の批准が「密室」やら「アリバイ」やらよりは若干薄いんじゃないの? ってこと。 例えば密室トリックが単純に「部屋に隠し穴がありました。」とかだったとするよな。
その場合、何の伏線もなくいきなり解答編で「密室トリックは、実は部屋に抜け穴があって、犯人はその抜け穴を通ったんだ。」ってな話だったらお前ら読者はブチキレるよな。
勿論、部屋に抜け穴があるという前提が類推出来る複線や証拠が問題編にばら撒かれてたら別だよ。
でもそういう伏線とか仮に何もなくて、物語で密室殺人が起きて、どんなトリックなのかわくわくして読み進めたら、伏線も何もなく解決編で「実は抜け穴でした。」ってオチだったら、まあよっぽどの聖人君子じゃない限り本を破り捨てるだろ。
でも、密室トリックやアリバイトリックで伏線なしのポッと出が出てきたら(アリバイなら、何の伏線もなく「実は双子でした。」とか。)イラッと来るし禁じ手だと思うけど、動機だとそういうの普通にあるじゃん。
今まで全く被害者に対する殺人動機のなさそうな人が犯人(但しその人が犯人なのは現場の証拠その他からきちんと推理出来るとする。)だったとして。
いきなり、何の伏線もなく「実はあいつは、俺の婚約者を自殺に追い込んだんだよ!!」とか喋りだしたりとか、割と多いよな。
(自殺した婚約者とか、そういうのが問題編では一切登場せず、解答編の犯人告白タイムで突然そういう設定が飛び出す場合。)
でも割とそういうのは許されるんだよな。
少なくとも、密室トリックやアリバイトリックの伏線なしのポッと出に比べれば割合許されるんだよな。
まあ何が言いたいかと云うと、ミステリーの「動機」の批准が「密室」やら「アリバイ」やらよりは若干薄いんじゃないの? ってこと。 密室トリックの答えは推理不可能の「実は秘密の抜け道がありました」だけど
動機に関する伏線はすごい緻密に作られている某鮎川哲也賞作品があってだな……。
何が言いたいかというと、ハウダニットよりもホワイダニットを重視する作品もあるわけで、
どれを重視するかは作家によってもかなりバラつきがある。
一概にミステリー全体で動機が軽く見られてるとは言えないわけだ。
あまり本格を謳わないミステリーなんかはホワイばっかりだし。
ちなみに私はポッと出の動機は絶対に許さない派です。 佐世保の事件も動機が二転三転してる。
つまり殺人動機は犯人少女にとっても、
もはやどうでもいいレベルなのだろう。 現実の動機なんて複合的なもので一言で片づけられるものじゃないからね。
ただミステリー小説において犯人が明らかになった時に
「誰でも良かった」「人を殺してみたかった」とか言われたら壁に投げつけるな。 やっぱり何が主眼に置かれてるかで変わると思うがなあ。
トリック重視のガチガチのフーダニットなら動機のウェイトは低くなると思うし(動機からの推定を避けるため)、ホワイダニットなら自然とトリックのウェイトは低くなる(名探偵コナンはこのパターンが多いよね。だから平気で糸を使った密室とかでてくる)。
もちろん両立させてる作品は多いけどそれだけが名作ってわけでもないんだからそんなに目くじら立てるようなもんでもないと思う。 殺された女生徒も死の瞬間に「どうして?」とは思わなかったのだろか?
ま、「あなたに殺されて幸せ」ってのもないではないが…。 ただ、動機はフーダニットに直結しないからなあ。
被害者に対する動機が十分あったからって即犯人とは言えないし、
薄い動機や傍から見るとどうでも良い動機(一度人を殺してみたかったとか)で人を殺すこともあるし。
だから、動機から探っても犯人当てには貢献しないんだよなあ。
>>110
コナンとかはどちらかというとトリックよりじゃね?
針と糸のトリックは多いけれど、最近のミステリーは針と糸のトリックすら使わない、というかトリック自体ない作品も多いし。
そんな中では頑張ってトリックを考案してる方だと思うよ。
其れにコナンの犯人こそ何の伏線もなく「実はあいつは婚約者を自殺に追い込んだんだよ。」とか犯人告白で初めて言い出したり。
あんまり動機に主眼は置いていない気がする。 殺したくなるとこまでは共感できても自分がその罪を償わない為に執念を燃やすのはまた別問題だろって話は本当に多い 動機がフーダニットに直結する話かぁ。
『死刑囚パズル』ぐらいしかパっと思い浮かばないや。
死刑当日に死刑囚を毒殺する動機なんて、あれ以外にあり得るのか。 犯人はレザーフェイス
殺人動機は無し
探偵が現場で連続殺人事件の真相を推理しているときに
背後から電気のこぎりで襲いかかってくるラスト
の推理小説を誰か書け 痴漢された復讐で孤島に招いて見立て連続殺人でええよもう >>114
「悪魔の手毬唄」もよろ
てか根っこは同じかも 鮎川賞受賞の某作
探偵「犯人はあなたです」
犯人「バカな。私には彼女を殺す理由はないぞ」
探偵「ええ、そんな理由はない。あなたは・・・殺したいから殺したんです!」
犯人「ぐぬぬ・・・」 >>118
それどの作品?目欄で教えて。
いくらなんでも殺人願望を抱いていた伏線ぐらいあるだろ……? >死刑当日に死刑囚を毒殺する動機なんて、あれ以外にあり得るのか。
この文見てJ・D・カーの「もう一人の絞刑吏」を思い出した。
若干強引なところもあるし、ひょっとしたらカー先生は「完全犯罪もの」として書いたのかもしれないが、
あれも動機が主題といえるよね。
ついでにカーつながりで、「三つの棺(三田村訳)」の有名な「密室談義」の中にこういう部分がある。
"こういったことは起こり得ない!"という叫びが起るとき(中略)
それは単に、
"わたしはこういった種類の話を好まない"と言っているにすぎないのだ。
それはまったく当然のことだよ。
もし好まないというならば、それはそれで非常に結構なことだ。
しかし、この単なる好みにすぎないものを、ねじ曲げて法則とし、
それでもって小説の良否あるいは蓋然性までも判定するとき、ただ単に、
"(中略)なにしろもしそうだとしても、この私には面白くはないのだから"
と言っているにすぎないね。
結局のところ、スレ主がまさにこれなのよね。
「自分がそれを気に入らない」というだけで自分の考えこそ正解であると勘違いし、
「でも論破出来る?」とのたまう。
論破出来るわけないじゃないか。
聞き分けのない子供のわがままみたいなたわごとを
これまた聞き分けのない子供のような態度でわめいてるだけなんだから。 >>121
「自分が>>1を気に入らない」というだけで自分の考えこそ正解であると勘違いし、
聞き分けのない子供のわがままみたいなたわごとを
これまた聞き分けのない子供のような態度でわめいてるだけなんだから。
一年以上も前のレスに長文で批判(しかもブーメラン)
貴方が一番大人げないぞ。 状況証拠だけで物証がない状態で動機がありそうなやつを犯人にしたてるから
誤認逮捕で冤罪事件が後をたたないわけですねw >>114
死刑囚パズルのどこが動機でフーダニットなんだよ…
ロジックで犯人が分かった後の動機が驚くべきものである、ってだけだ
それはさておき動機がフーダニットに直結する話はいくらでもある
あくまで論理パズルなんだから、動機の有無で絞り込みは利く
その意味では>>6の意見も現実に引きずられて論理パズルに徹せてない >>123
> 名探偵諸君、この事件を推理してくれ!【島根女子大生バラバラ殺人事件】//
俺様登場: 以降、犯人も釣られて登場か藁 まぁ、医者なんだろうね。
http://hello.2ch.net/test/read.cgi/archives/1424940452/720-
> ■犯人はどういった人物であったのか・・・医者・医療従事者なんてのも考えられる//
上記は過去スレなので、一応、現行スレ。
http://hello.2ch.net/test/read.cgi/archives/1427275588/39 >>125
いくらでもあると言うのなら具体例を挙げてくれないか >>127
俺は125じゃないんだけど、有名どころで言うとクリスティの『鏡は横にひび割れて』がそうじゃない? >>124
> 状況証拠だけで物証がない状態で動機がありそうなやつを犯人にしたてるから
誤認逮捕で冤罪事件が後をたたないわけですねw//
基本としては、その犯罪によって最も利益を得る者は誰なのかを考える、というのがあります。
犯人にしたてる、という犯罪があるなら、最も利益を得るのは真犯人、という事になります。
状況証拠というか、間接証拠の積み重ね、なぞと称して犯人を捏ち上げたこの事件なんかもそうですね。
真犯人は、糞官僚・死神行政府であるとしか考えられない。
http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/archives/1332043544/5
> 御前らにはチオペンタールはいらんだろ//
国松ってのは云うまでもなく、南千住の自宅マンション前で死に損なっている(チッ)、当該事件当時の警察長官。 ありゃ、>>126 と >>129 は私の投稿だ。 >>127
40年代のカーには多いよ
とくに有名なのは「貴婦人として死す」「爬虫類館の殺人」の、解決を読むとじつはあからさまに提示していたとわかる伏線 犯人「むしゃくしゃしていたのでやった」「誰でもよかった」
こんな三面記事みたいな話を読んで、ミステリを読んだ、という人がいるんだな・・・ エラリー・クイーンの、おそらく一番人気なあの作品も、
アガサ・クリスティの、おそらく『そして誰も…』に次いで二番目に有名なあの作品も、
東野圭吾の、圧倒的に有名なあの作品も、
全部「そんな人物が(orそんな事の為に)人を殺す動機があるとは思えない」
という点が意外性を構成する大きな要素になってて、
その点を読者に納得させるために何文字も費やしてるうちに小説になってる訳だし。。。 パズラー的な部分が主眼だとぶっちゃけ何百ページも費やすいて書き上げる必要ないよね。
総合エンターテインメントを目指すならトリック以上に動機も含めたキャラクター性は重要だと思うけど
中々そこまで魅力的なキャラで埋め尽くされた作品なんてない。
漫画やゲーム的に、ベッタベタに悪乗りしたような濃いキャラだらけにした方が今風なのかもしれん >>133
犯行に際して「方法が不可解」とか「凶器が不可解」とかの謎があればミステリだろ何言ってんだ
犯行動機の不可解さだけで勝負しているミステリは総じてつまらん シリアルキラーとかサイコサスペンス系だと
大体動機は子供の頃の性的トラウマになるよね
もう面倒くさいからこれでいっかみたいなかんじで 被害者はどうやらゆすりで人から金を巻き上げていたようです
金庫のビデオテープから容疑者はA、B、Cの三人のようです
誰が犯人なんでしょう、推理作家のあなたにはわかりますか?
→犯人は推理作家
の場合動機がなかったらわけがわからないと思う 戻り川心中も過大評価され過ぎな気はする
後、動機動機って騒ぐやつって、「自分が理解・共感できるか」って視点でしか評価しないからアテにならないんだよ
「孤島パズル」で動機が軽いって言うやつもいるしな 俺が思うに「動機」っていうのはあくまでストーリーを面白くするための一要素にすぎず
動機は凝っているか、納得いくものでなくてはならないっていう、制約やルールではないはずなんだよな 羊たちの沈黙からかな。
これは犯人の動機がどこにあるかを探すサスペンスなんだけど、探す過程がミステリー
に近いものがあって、ミステリーとサスペンスの境界があいまいになった。
で、沈黙以後、ミステリーに寄ると殺戮にいたる病なんていう叙述が現れ、サスペンスによると横山秀夫の半落ちみたいな作品が出てきた。
もうどっちがどっちかわからなくなり、ミステリーを読んでるつもりでサスペンスを読んでいる読者が本格を読むと、なんだよこの動機ってことになる。
これはもうしょうがないことなんだよ。 うろ覚えだけど魍魎のはこで動機は自分を納得させるためにあとからつけられるうんぬんは面白かったな まじめな話、ホワイダニットの定義も人によって混乱してる気がする
自分は「なぜこんな危険な犯行方法をとったのか」とか「なぜこんな状況下で犯行に及んだのか」とか「なぜ死体に装飾を施したのか」みたいな「目的合理性に反した理由」を考えるのがホワイダニットだと思ってた
「犯人はなぜ犯行に及んだのか」をホワイにすると被害者や犯人の背景情報が必須だし、それらの捜査過程がメインに来ると、もはやサスペンスじゃね、と思っちゃうんだよな 別に密室トリックが好きだという人もいれば、密室トリックなんてばかばかしいという人も
いる
それと同じで動機に重きをおくべきかどうかなんて好みでしかない
自分の好みの作品を読めばいいだけの話 現実の事件の動機もどーでもいい
よく裁判で犯人の心の闇を解明することが必要
とかいうけど、未だかつて解明されたことあんのか?
気違いがなに考えてんのかなんてどでもいいわ。
税金の無駄だからさっさと死刑判決くだせばいいのに 動機ってのはぶっちゃけ犯人がわかってからどうこうじゃなくて
犯人を絞り込むために必要なもんだからな スリルを味わいたかったから人殺しましたとかじゃ中学生の万引きと同じだな クリスティのABC殺人事件とか動機そのものがトリックだし
描き方次第だろ 実際、動機なんて興味ない
最後に犯人がこう呟く
「だって読者がこうゆうの好きだから、読者が増えないと作者が儲からないもん」
毎回これでいい >>152
動機が必要かどうかなんて読者の好みによって違うだろ
自分の趣味を押し付けるなよ
いろんな形のミステリーがあってそのなかで自分の好みの作品を選んで読めばいいだけだろう。
俺は読者の意表を突く意外な動機って好きだけどな
本格ミステリとして 殺人の動機の種類なんて限られてるじゃん
・カネモク
・怨恨
・偽装(本命は他人)
・趣味
・人違い
・過失
他にあるの? >>154
だから数の問題じゃないだって
当たり前の動機でも巧妙に隠されていてそれがどう探偵が暴いていくかが面白いの
「鏡は横にひび割れて」とか「九尾の猫」とか 結局個人の好みでしょ,議論しても仕方ない
ミステリ小説を「長い推理クイズ」だと思う人もいれば「謎解きを含んだ人間ドラマ」と思う人もいる
てか動機いらないって人は所謂「人間がかけてない」ってのも気にならないんだろうな
普通にその感性が羨ましい、読もうと思える作家が増えるだろうから >>157
そうそう、好みなんだから
動機なんてどうでもよいと断言するのはどうかしているよね
俺も動機はそんなに重視しないけど、小説として成立させるために
それらしい動機を物語に組み込むのは別に悪いことではないと思う。
逆に動機否定派に聞きたいのだけど、なんでそこまで動機を描かれるのが嫌なの? 動機要らん派はミステリーをトリックと状況証拠だけで探偵役が推理して犯人を当てるゲームと思ってるんじゃね
警察のような捜査権のない素人探偵の調査力では動機まで明らかにするのは難しいし 短編でトリック重視の作品なら動機はおまけとして用意しておけばいい。
でも、長編だとクローズドサークルじゃないなら、まず犯人を数人に絞り込むのに
使う。殺人そのものの動機になり、最終的には説得の道具やら、決めてとして用いる
場合もある。
動機というのもまたギミックなんだよ。無いと困る。
ジャンルとして用いる場合もあるね。サイコスリラー系、特に犯罪心理系のミステリ
なら動機そのものを探るミステリーだから。 今の時代純粋なパズラーよりもキャラでドラマ走らせる方が受けそうだし
そういう意味で犯人役の最大の見せどころになる動機の価値は
ヘタししたらトリックより上になってるかもね。 >>161
ていうか、純粋なパズラーがメインストリームの時代なんてあったのか?
純度の高いパズラーはいつだってマニア向けだったのでは? 名探偵コナンの最新作が、シリーズ最高の興行成績になったそうだ
これって、純粋なパズラーがメインストリームの時代なんじゃない? >>163
名探偵コナンの映画はアクションが多くてとても純粋なパズラーとは言えないよ
原作にしてもキャラクター人気の部分が大きいからね
もちろん、ミステリーとしての魅力もあることはあるけど
じゃあ、コナンのファンがガチガチの本格ミステリ小説を読んでいるかというと
それはたぶんいてもほんの一部にすぎないだろう 毎年コナンの映画見に行ってて
単行本全部買ってる友達いるけどその子はミステリーというか活字の本は全然読まないね そもそも>>1のいう動機が重視されすぎているミステリーってのは
具体的にどの作品を指しているの?
社会派ミステリーを指しているのなら本格ミステリを読めばいいじゃんとしか言えないのだが 動機に重点をおいているなら
「緋色の研究」「四つの署名」「恐怖の谷」、「人間の証明」みたいなもんか? 正直その辺のホームズの長編って
クソつまらないよなw
バスカヴィル家の犬はまだ読めるけど 動機はどうでもいいと言っている人は本格ミステリのホワイダニットも認めないってことなの? 横溝物は大量殺戮するには動機が弱すぎるのばっかだな
別に殺す必要ないじゃん、みたいな ホワイダニットの本格なんてある?ホワイダニットを主眼に置いたミステリーって社会派ぐらいしかないと思うが。
本格の動機はやっぱり説得性だろうね。例えば意外な犯人、特に女性が5人以上を次々殺していた犯人だった場合、とってつけたような動機では説得力がない。例えば彼女は単に狂っていたからだーとかで納得する?
彼女の息子は、連中の汚い罠にはめられて自殺に追い込まれたであるとか、根底に歪んだ愛情があるって方が説得力があるでしょ。 エンジェル家はエレベーターがメイントリックの本格でしょ。 >>171
ホワイダニットの本格はいっぱいあるよ
エラリー・クイーン「九尾の猫」、アガサクリスティ「鏡は横にひび割れて」、
西村京太郎「終着駅殺人事件」、法月綸太郎「死刑囚パズル」、梓崎優「砂漠を走る船の道」など
論理的に動機を推理していくのは通常の本格とはまた違った味わいがあってよい 連続殺人鬼カエル男とかも典型的だな
(そもそもABC殺人事件や九尾の猫のオマージュっぽいけど) ホワイダニットの本格には大体ふたつのパターンがあるよね
ひとつは一見キチガイの犯行に見えるけど実は分かりやすい普通の動機が隠されていて
探偵がそれを暴きだして犯人逮捕に結びつけるパターン。
もうひとつは、本当にキチガイの犯行なのだけど「キチガイにはキチガイなりの理論がある」
と探偵が主張し、犯人の意図を推察して犯人像を絞っていくパターン。
警察の捜査は目撃者がなく、現場に直接的な証拠が残されていなければ、動機のあるやつから
調べていくので動機が分からなければ捜査の手を逃れやすいというわけ 犯人が一見動機が無さそうだったり、「人一人殺して誤魔化す為にそこまでするかよ」
というのが意外性の主要因というパズラー作品もいっぱい有るからねえ でも作者が「これはホワイダニットの作品」と思っているのが憑依した感じで
刑事や探偵が動機に拘る姿が不自然になっちゃってる作品も確かに多い。
"フー"と"ハウ"にちゃんとした答えを出せたら彼らのお仕事は終わりの筈ですからね 怨恨
金銭
復讐
不倫の清算
証拠隠滅
などリアリティを重んじれば動機の幅は狭まっていく
こんな動機で殺人を!という驚きがないから、動機はどうでもいいという暴論につながる >>180
>リアリティを重んじれば動機の幅は狭まっていく
別にリアリティを重んじなければよいだけの話じゃね?
それって、リアリティを重んじれば本格ミステリはどんどんつまらなくなっていく
と言っているのと同じでしょ? ミステリーのリアリティってのは、リアルである事を指すリアリティとは違う。
例えばすげーゆっくり動くとそこにいるように見えなくなるであったり、屋根が無かったから殺せたのだというのは、たとえリアルであってもリアリティはない。
動機も同じ。
ミステリーにおけるリアリティのある動機と、現実のリアルとは違う。
だから、こんな動機で殺人を!というのは、その本に合った動機かどうかを指す。 クリミナルマインドっていうドラマに、サイコ2匹が殺人を繰り返して、互いにメッセージを送り合っているという話ならあるよ。 >>184
新本格でも3〜4作ほど読んだ記憶があるな、そのネタ やっぱりどこかで犯人に共感できる部分が無いと
ドラマとしては片手落ちって印象
逆パターンとしてアトムとか仮面ライダーとか
昔のヒーローなんか、表は健全な正義の味方に見えて
裏にびっしりと悲劇性がくっついてたけど
そういう二面性は作品に深みを加えるよ、やっぱり。 リアルっていうと、「むしゃくしゃしてやった。誰も出よかった」
みたいな通り魔とか、不良が面白半分にホームレスを
なぶり殺しにするとか、動機ともいえないようなのがある。 >>1
これは作者の言い訳みたいなもんだろうな。
面白いトリックを思いついた!だけで小説書き始めて、いつも動機が弱い。
人物描写が弱点の作者が沢山いる。 >>189
作者がどうじゃなくて読者の立場として動機が必要かどうかを語っているんだよ 本格でも動機がどうでもいいというわけではない
設定をうまく生かした動機が優れてる作品はたくさんある
でも他の部分が優れてる作品だったら動機が弱くてもあまり気にならない >>191
動機の謎がメインテーマの主な本格ミステリ
三幕の殺人(アガサ・クリスティ)
ABC殺人事件(アガサ・クリスティ)
鏡は横にひび割れて(アガサ・クリスティ)
九尾の猫(エラリー・クイーン)
切断(ジョイス・ポーター)
終着駅殺人事件(西村京太郎)
戻り川心中(連城三紀彦)
死刑囚パズル(法月綸太郎)
悪意(東野圭吾)
砂漠を走る船の道(梓崎優) なんで犯人はこんなトリックで人殺したの?
って動機はまあ気になるか…
「トリック思い付いたから実行したみた」系の犯人も居るだろうけど
やっぱ人殺すほどの動機って何やねんってのは書いてくれねーと >>193
物語として成立させるためにもそれは必要だよね
推理ゲームではなく、あくまでも推理”小説”なんだから 自ら謎解きを主題に選んでおいて動機が"ナゾい"ままで平気という感覚自体が如何なものかとは思う。
動機が解かれるべき謎に含まれないと前フリ段階で明示する配慮が有れば良いけど。 tricklogicってゲームの「切断された5つの首」って回があってな。首を切った動機が犯人に直結するとんでもない傑作なんだわ。
10年前のゲームだが、パズラー好きは今からでもやった方がいい。 皆本格のことしか語ってないけど、社会派なら動機はメチャクチャ重要だぞ
島田荘司の「奇想、天を動かす」とか読めば分かる
でもやっぱ令和の世じゃ社会派は流行らんか…
「新本格しか読んだことない」って言う人多いんだろうな… >>197
いや、読んだことがないというよりも動機がいらないってやつはそもそも社会派ミステリーなんていらない、ミステリーは謎解きが楽しめればそれでよくて他は邪道って考えだろ
俺は社会派ミステリーはどうでもいいけど本格ミステリや新本格にも動機は必要だよ
>>192のように動機だって謎解きの一要素という考え
たとえば、死刑囚パズルとかは新本格だけど動機の謎を扱っている 謎解きだけでいいなら「2分間ミステリ」みたいなものだけ読んでりゃいいじゃないか
動機とか小難しい人間関係とか要らないって奴はミステリ好きじゃなくてただの推理ゲーム好きとしか思えん ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています