二階堂黎人22
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前スレの最後、荒らし?に埋められてしまったので、
スレタイ独断で立てました。すみません。
前スレ
【平成の高木彬光】二階堂黎人21【現代本格の雄】
http://peace.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1360723261/ >>513
あのトリックは、田舎の警部さんあたりが物語中盤で「よーし、分った!」
と早合点して披露する、捨て真相レベル。 >>513 >>514
二階堂センセは「困難は分割せよ」に忠実すぎてメイントリックがショボい印象がありますね。 >>515
ゲドさんのは結構読んでるけど、
民俗学ってのとも少し違う気がするなあ。 30年後くらいに、「平成時代の新本格ミステリー作家」という本が編まれたら、
ゲドさんはどのような評価を受けるだろうか。
とりあえず『人狼城』があるし、2ページくらいは割いてもらえそうなんだが。 さっき『地獄の奇術師』を読み終わったんだけど、なんだこれ。
他の作品もこんなにレベルが低いの?
ギネス記録の『人狼城の恐怖』が気になってるんだけど、『吸血の家』以降を読む気がしない。 >>520一応「地獄の奇術師」が最低レベルという共通認識はあると思う。
短編集の「ユリ迷宮」を持ってたら、そっちに収録の「ロシア館の謎」を先に読むのもいいかも。 >>520
どこが気に入らなかったかによります
・蘭子そのものが嫌い → 人狼城「ドイツ編・フランス編」の2冊だけを読む
・トリックの継ぎはぎ感がダメ → 以降の作品はマシになっています
・(メール欄)なのが納得できない → 諦めましょう
>>521
蘭子シリーズだったら「ラビリンス」系統のほうが低レベルな気がする・・・・・・ >>522
警察官が無能すぎませんかね。
つまり、4番目の理由です。 いや、上のレスはふざけ過ぎだった。すまない。
端的に言うと、トリックが簡単すぎて何の驚きもありませんでした。 いや、ふざけすぎでも何でもなく、ゲドさんの小説のほとんどに共通する欠点だと思う。 >>524
ゲドさんは、「トリックより、ロジックより、プロットが大事」派だからなあ。
トリックのひねりのなさはどうしようもない。
※なお、先生のプロットの出来がとてつもなくすばらしいとは言っていない。 >>524
精一杯擁護すると「読者が解けるように書いてある」から(震え声)。
*『人狼城の恐怖』もトリックだけを抜き出すと既存作品の寄せ集めと言えなくも無い >>524
トリックが面白いのはやはり人狼の中に出てくる密室の内2,3個ぐらい
後は幽霊マンモスのトリックには驚かされる、やり過ぎだけど みんなレスありがとう。何と無く状況が分かってきました。
要するに、横溝正史の(メール欄)を読んでいなければ楽しめた(かも知れない)、という事でしょうか。
同じ作品に対してこのスレの意見が分かれているのも、つまりはそういう事ですよね? 兎に角デビュー作から4作目までは文章が酷いからな
中学生でも文章力のある奴ならアレぐらいは書けそう
プロレベルの作家が書けば遥かに面白くなっただろう。
カーと乱歩の装いというアイデアは悪くないから 折原一と一緒で、5年に一度くらい、なぜか無性に読みたくなることがある。 >>519
昔読んだ、確か千街さんが編んでた本格ミステリ100?って本で
人狼城がまさに2ページ紹介されてたけど
少し言葉を濁して先生の日頃のスタンスに言及してるだけだったような 生前は評価の低かったカガミンこと加賀美雅之氏が亡くなった時、
このスレではけっこう真面目に追悼していた記憶があるので、
ゲドさんも盛大に惜しまれるような気がする。 最近このスレ書き込みが増えて嬉しい
加賀美先生は二階堂先生と親交深かったんだっけ…双月城も面白かった まあ、『吸血の家』『人狼城の恐怖』『巨大幽霊マンモス事件』(前日譚の短篇も込み)あたりは、
読んで損はないかな。大仰な文章が合わない人もいるだろうが。 >>535
加賀美雅之は『双月城』はまあまあ面白かったけど、次の『監獄島』でしくじったからなあ。あの読みにくい文章で、分厚いノベルス上下巻はきつかった。
次の『風果〜』は少しはマシになったけど、まだまだクドイ文章だった。
でも三津田信三も『マジモノ』(ハードカバー)『マガドリ』(ノベルス)あたりは
とてつもなく読みにくかったのに『クビナシ』でいきなり読みやすくなったから、
加賀美雅之もいずれ化けてたかもしれん。そう思うと惜しい。 >>537
マジモノはメイントリックがメール欄なのに
あの文章でちゃんと書けたのはすごいし評価はされるべきだと思うよ
ゲド先生は地の文や会話は大仰だけど個人的には特に読みにくくはないんだよね
何でだろう…薀蓄が少ないからかな(薀蓄があっても「これから薀蓄流しますよ」という感じなので分かりやすい) >>537
加賀美さんの作品は文庫版だと多少マシかもしれないです。
『風果〜』と短編集は文庫化の見込みがなさそうですが・・・・・・
>>538
某作家のスレで「二階堂センセの文章は小学生レベルだが、小学生レベルゆえ
何を書いているか理解できる。○○(その作家)は本当に何を書きたいのかがわからない」
という書き込みがあったのを思い出した・・・・・・ まほろ先生の天帝のはしたなき果実が何書いてるのかまったく分からなくて途中で読むの止めた身としては
確かにゲド先生の本は小学校の図書館のジュブナイルみたいな読みやすさを感じる
乱歩もカーも図書室にあったしね
今の図書室って綾辻行人が並んでるんだっけ >>538
自分は『マジモノ』は何かのランキングで評価されてたからハードカバーを読んだクチ。情報なしで読んでたら、途中で挫折していた自信がある。
文庫化されたときに改稿されて読みやすくなっているといいんだが。
文章に関してゲドさんは、
光文社の「本格推理」コンテストで投稿作にいろいろ指摘していたが、
「おまえがいうな」的ところが多々あったのがご愛嬌。 鬼蟻読了
それなりに面白かった
もっと民俗学的要素がほしかったな 本棚整理したら1999年のメフィストが出てきたんで再読
この人の文章って晩年の栗本薫みたい >>542
鬼蟻はトリックがイマイチどころじゃないからなぁ…
多少、バレバレにならないように工夫しているのは感じるけど、でもバレバレなんだよな。 >>537
加賀美は新本格推理に載っていた短編は悪くなかった。
でも、「首吊り判事邸の奇妙な犯罪」だっけ?原のアンソロジーに載っていたやつは、短編だけど酷かった。
ある意味、ゲドさんとつるんで損したかも知れない。古臭いトリックと陳腐な設定を連発していたら普通は消えていくのに、本格理解者派系と見なされて変に生き残っちゃった感がある。 ゲド先生は党派性のしがらみで桜庭一樹の赤朽葉家の伝説を優れた本格だと褒めたりするからなぁ
こういう政治性じゃなくて自分の古臭い価値観に合わせて良いものは良い、悪いものは悪いと断言するのが良かったのに そういう党派性はダメなんだ、だから既存のベストテンでない新しい枠組みで本格をランキングしないと、と俺ミス創刊号の巻頭言で力んでいた島荘だったが、
何の間違いか「黄金の本格ミステリー」の選者に、党派性を除いたら何も残らないようなゲドさん、こもけん、つずみが選ばれてしまうという倒錯。 吸血の家はゲド作品の中でよく推されるけど悪霊の館は全くと言っていいほど話題に挙がらないね
個人的には密室トリックがいまいちピンとこなかったんだが >>549
もう20年以上前に読んだんでうろおぼえだが、
『悪霊の館』は、探偵も未解決の密室がなかった?
違ってたらごめん。 >>539
>某作家のスレで「二階堂センセの文章は小学生レベルだが、小学生レベルゆえ
>何を書いているか理解できる
さすがに小学生は言い過ぎだが、ネーミングセンスは小学生っぽいかな。
「ぼくの考えた最強の怪獣グドラギャラーン」みたいな。 「ジゲバドギ号」とかね
ゲドババァ!もその流れで出たオノマトペだよね
昔のSFに対する愛が伝わってくる
てか手塚治虫ファンクラブの初代会長だったの何気に凄くないか 舞台を戦前、乱歩ワールドに設定した方が面白くなると思う
二階堂がまだ探偵小説に興味を失っていなければだけど >>553
評判のあまり良くない地獄の奇術師も魔術王事件も好きですわ
逆に先生はSFにかまけるとあまり面白くなくなる 「SFを書こう」→「せや!電子頭脳にコンピュータってルビ振ったろ!」という人だからなぁ 聖アウスラ修道院を読んでこの人って知性や教養がほんと小学生レベルって思った。
笠井潔のサマー・アポカリプスなんかと比べちゃ酷だが。 知性的に思えないのは文章があまりにも平凡すぎるからだろ
でもマンモスとか読むと大分上手くなったなぁと感じるよ 幽霊マンモスは、氷雪の描写がなかなかよかった。
さすが長野県在住。 幽霊マンモスってセンスはどうよ?と思ったが60年代SFを愛する先生のセンスだからなあ
まぁ何年も前から書く書く言ってたものをちゃんと書いたのは良いよ
震災絡みであれこれあったっぽいけど センスの無いタイトルなのは間違いない
あれじゃ誰も買わんわ >>561
あの時代錯誤なセンスは嫌いじゃないです(小声) >>562
時代錯誤というかジュブナイル的
無論子供に薦めちゃいかん内容だが 幽霊マンモスが今の所最後の長編かな
水野サトルシリーズでもいいから新作書いてほしい
覇王の死以降の蘭子を描いたものを一番待ってるんだが 二階堂のセンスや文章って良くも悪くも乱歩的なんだよ
上に笠井潔と比較している人がいるけど、それって乱歩には小栗虫太郎みたいに衒学趣味が無いから教養のレベルが低い!って批判してるようなもの
B級小説感も含めてパスティーシュしてるのにそこをセンスが無いの一言で切り捨ててる人って二階堂に限らずちゃんとした文脈で小説読めてるのか疑問 >>566
B級小説の雰囲気も含めてパスティーシュするのと、何を書いてもB級小説になっちゃうのとは違うんだぞ。 >>566
「センスが悪い(だけど嫌いじゃない)」と言っているのを
「センスが無い」と誤読してませんか? 悪いエログロも無いし小学生相手にキャッチーなタイトルだし
ミステリ入門編として先生の作品を小学校の図書館に置いてみてはどうだろう
ジュブナイル的な雰囲気もあるし読みやすいぞ ゲドさんは容疑者X論争の時に、まともに議論はおろか話すら通じないことが露呈したのが致命的だわなぁ。
Xは本格ではない、という意見も当然あっていいんだけど、あまりにも脆弱な理論(ですらない、ゲドさんの思い込みと独断による産物)で突っ込んでいって相手にされず、
本格理解者の俺様のご高説に耳を傾けない愚民どもが悪い、と言いたげな態度を崩さなかったことで、曲がりなりにも業界で占めていた一角のポジションを失って、ただの痛いおっさんになった感がある。
最近、屍人荘の今村昌弘に噛みついた山口雅也もすっかり老害扱いだけど、あれはあくまでも俺はこう思う!今村けしからん!と喚いているだけだからいい。
ゲドさんの場合、俺様が正しい!という意識が強すぎるから、議論の渦中でもキワモノになっちゃった。
本格という側面もあるよね、でも本格とも言い切れないよね、という業界全体の空気をつくることに心を砕いていれば、ここまでバカにされたり落ちぶれることもなかっただろうに。残念だな。 >>572
トヨザキだったと思うが、「議論すればするほど、気の毒なことになっちゃって・・」
と言っていたけどまさにその通りだった。意見を言えばいうほど痛いことになっていた。 殊能先生も自分の日記で遠回しにネチネチとゲディを批判してたね
「本格じゃないミステリが本格の賞獲ったの痛快でいいじゃん」的な論旨で
てかあの頃はまだ殊能将之先生ご存命だったね。黙祷 あの容疑者X論争も、「俺ミス」創刊に繋がったと思えば意義深い。
まあ、「俺ミス」が本格ミステリの歴史においてどのような意味があったのかは(ry 容疑者X論争に関しては二階堂の迷走よりも
笠井の「容疑者Xは難易度の低い本格」発言で面目を潰された自称ミステリ通達の赤面発狂劇の方が個人的には面白かった 笠井はああいう議論というか好きそうなので、あえて火に油を注いだ感があるような。 別に犯罪やった訳でもないのに13年前の失言を何度も蒸し返す奴のほうが怖いわ
しかも本格観の違いで衝突していただけでゲド先生も小説としては優れていると認めていた訳だろ?
100歩譲って「二階堂見損なったわ、もう二度と読まない!」と離れるなら理解できるけど未だに粘着し続けるって・・・
愛情のかたちがよっぽど歪んでいるのか、ケチつけられた事が悔しくて仕方がない東野信者なのか ゲド先生の作品の犯人は大抵共犯者がいるね。単独犯は少ない印象。 >>578
本格観の違いっていうけど、単にゲド先生は俺が本格だと思わないから本格じゃない!と言い張っていただけだと思うけどな。
失言かどうかはともかく、ある意味、後世に語り継がれることだったとは思うよ、容疑者X論争におけるゲド先生の立ち回りは。
今、そんな話題を繰り返しても仕方ないとは思うけど、最近の本格ミステリ界の激変を見ると、どうでもいいことで長々と論争していたもんだな、と思う。 >>578
俺はネット始めて最初に触れたのがX論争だったから印象に残ってる
読者も参加できるしある種の潮流も作れてたし たまには論争もないとと少し寂しく思う
海外は普通にありそうだけど 亡霊の館の殺人だっけ?で
カーの分別リスト載せてくれてたのは良かった
有名所しか読んだ事無かったから参考になったよ
それはそうと本編に出てきたゴブリンは何だったんだよ
本物の魔物だったのか >>583
亡霊館はトリックはちゃっちいけど、見せ方はうまいわな。
ゲドさんの最高傑作はロシア館だし、中短編は悪くないものがちらほらある。
世界最長の人狼城を誇るわりに、長ければ長いほどボロが出る。 >>580
>どうでもいいことで長々と論争していたもんだな
「健全」「非健全」,「本格」「変格」,「純文学」「非文学」,「社会派」以来の伝統ですし・・・・・・ >>580
>単にゲド先生は俺が本格だと思わないから本格じゃない!と言い張っていただけ
これに尽きる・・ 本格の概念も島田御大のハイブリッドヴィーナスからかなり変わったと思うけど
ゲド先生は古城・密室・名探偵の説法みたいなのをまだ唯一無二としているのかな
まぁ最近のラノベもどきの表紙や内容は自分もあまり魅力を感じないので老害化が進んでるんだとは思うが >>587
唯一無二と言うよりは「むやみに『本格』の定義を拡張するな」じゃないかな?
(乱歩が「販売戦略もあるのだろうが、何でもかんでも『探偵小説』はいかがなものか」と主張したのと同じ)
ただ、「狭義の『本格』とは?」に対する回答が「自分が『本格』と認めたモノ」に
なってしまっているのがセンセの問題点だと思いますが。 本当にコテコテの本格ばかり本格認定しているのなら筋は通るんだけど、ゲドさんは桜庭一樹の赤朽葉や私の男に本格の技法が使われていると言い出したり、身内贔屓が激しいし、極端に党派性を持ち込んでくるタイプだからなぁ。
結局、本格の定義ガーと人一倍言いながら、定義らしい定義もろくに示せない時点でゲドさんの敗北は見えていたんだけど、悪足掻きしてトンデモな自説を発信しまくったから、トヨザキが言うところの「書けば書くほど可哀想になった」有様だった。 そういえば、「俺ミス」に寄稿してたつずみ綾さんって、今何してるのかな。
日本語の文章がかなりアレだったので、ライターの仕事があるのか心配。 久しぶりに実店舗の本屋行ったらゲド先生の本殆ど置いてなかった
でも島田や我孫子辺りもあまり無かったので時代かね
古野まほろの本はたくさんあった >>588
謎が主題に成っていて
謎を解く手がかりが全て予め提示されていれば全部本格
スリルやサスペンスがメインだったり、
謎を解く手がかりが提示されていなければ変格
結論がSF,オカルトの人狼はその真ん中 >>591
古野まほろといえば騒動の悪質さ、話の通じなさで言ったらゲド先生を遥かに凌いでたけど
瞬間最大風速の割りにほとんど話題に上がらなくなったね(つい数年前の話なのに)
別に作家が品行方正である必要はないと思うけど、飛んでくるリプに一生「こっちは命張って作家やってんだ!」の一点張りで本当に東大出てるのか疑問に思った >>593
Twitterで誹謗中傷繰り返してたら炎上して
命の危険を感じるとか言ってアカウント削除したんだっけね
容疑者X論争の時はゲド先生含めて特にそんな危険は無かったように見えたけど
サイトの掲示板削除したりと馴れ馴れしい読者からは距離置こうとしてたね >>594
サイトの掲示板削除は、自分が雑誌や恒星日誌で好き勝手言っていたら、巽昌章とか明らかにゲド先生にとって勝ち目がなさそうな論客が直接乗り込んできたので、論を交わす場そのものを閉鎖した、という印象だなぁ。 探小研の蔓葉氏も公開質問状を出してたような記憶があるが、あれどうなったんだっけ。 今は懐かしのアレクセイが掲示板で荒れ狂ってたから…
てか最近知ったんだけど竹本健治のウロボロスのどれかにアレクセイ出てたんだな
ミステリファン冥利だな つずみとかツールバーとかアレクセイとか懐かしい名前が次々とw
黒田研二とか今何やってんのかな X論争って肝心の東野圭吾は何か言ってたの?
最後は島田荘司が一喝して尻すぼみ的に終わったのは覚えてる >>599
東野は、「読んでくれた人がそれぞれ判断してくれればいいです」みたいな優等生コメントだったような。 そう言えば二階堂氏掲示板の常連だったジャムとかいうのも今何してるか
気になる(僕のヒロインキャラを映像化してくれるなら堀北真希で」と書いて
当時のスレ住人に嗤われてた) 自作のクソみたいな小説を自分のホームページに載せて、ゲド先生にも読んでくれとか言っていたな。200年かかっても陽の目を見なさそうな、箸にも棒にもかからない駄作のようだったけど。 その点、光文社の本格推理コンテストに応募してた自称門下生の青山蘭堂はえらい。
別名義でプロデビューしてるっていう噂、本当なんだろうか。 青山のあのベッタベタな、加賀美雅之未満の作風が新本格推理以外で受け入れられるとは到底思えない。 鮎川先生がゲドさんをどう評価していたのか知りたい。 >>604
加賀美氏は、最近の『本ミス』で『風果つる〜』を推してる評論家から、
「小説が下手だった」と身も蓋もないこといわれてたな。
「だんだん上手くなっては来ていたのに」、とフォローはしていたが。 上で名前出てる汀や古野の作品は読んでて今どういう場面なのか分からないし読後も頭に入ってないな
その点ゲド先生や加賀美さんのミステリは王道を征く「探偵小説」だからここで言われているよりはスッと理解できる
これは小説の上手下手ではなく自分が馬鹿だからかもしれないけどな ベタベタでアクの強い作家がいてもいいと思うのだが時代に淘汰されてしまうのかねえ いまゲド先生以外でベタベタなミステリを書く(書ける)作家ってどれくらい居るだろう
小島正樹が島田荘司スピリッツを引き継いでるように見えるが ベタベタというか、コテコテな古典本格(不可能犯罪とか超常現象とか伝説とか)を
前面に出してるのだと、三津田信三? ゲドさんよりだいぶ工夫を凝らしているけど。 >>609
>小島正樹
引き継ぎすぎて 「魅力のない探偵・ワトソン役」「しょぼいトリック」「権力の闇()を暴く」の
三重苦に陥っているような気がする 島田荘司の「奇想」には程遠いな、という印象。>小島正樹
タイトルも「武家屋敷の殺人」とか「呪い殺しの村」とか、なんか味気ない。ゲド先生の「巨大幽霊マンモス事件」もなかなかのもんだけどw
「天に還る舟」のもともとのタイトルが「長瀞町の殺人」だったと知った時はぶったまげた。もうちょっとヒネれよと。
まぁ、今や数少ないゲド先生好みの作風で書き続けている一人だとは思うけど。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています