二階堂黎人22
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前スレの最後、荒らし?に埋められてしまったので、
スレタイ独断で立てました。すみません。
前スレ
【平成の高木彬光】二階堂黎人21【現代本格の雄】
http://peace.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1360723261/ 久しぶりに実店舗の本屋行ったらゲド先生の本殆ど置いてなかった
でも島田や我孫子辺りもあまり無かったので時代かね
古野まほろの本はたくさんあった >>588
謎が主題に成っていて
謎を解く手がかりが全て予め提示されていれば全部本格
スリルやサスペンスがメインだったり、
謎を解く手がかりが提示されていなければ変格
結論がSF,オカルトの人狼はその真ん中 >>591
古野まほろといえば騒動の悪質さ、話の通じなさで言ったらゲド先生を遥かに凌いでたけど
瞬間最大風速の割りにほとんど話題に上がらなくなったね(つい数年前の話なのに)
別に作家が品行方正である必要はないと思うけど、飛んでくるリプに一生「こっちは命張って作家やってんだ!」の一点張りで本当に東大出てるのか疑問に思った >>593
Twitterで誹謗中傷繰り返してたら炎上して
命の危険を感じるとか言ってアカウント削除したんだっけね
容疑者X論争の時はゲド先生含めて特にそんな危険は無かったように見えたけど
サイトの掲示板削除したりと馴れ馴れしい読者からは距離置こうとしてたね >>594
サイトの掲示板削除は、自分が雑誌や恒星日誌で好き勝手言っていたら、巽昌章とか明らかにゲド先生にとって勝ち目がなさそうな論客が直接乗り込んできたので、論を交わす場そのものを閉鎖した、という印象だなぁ。 探小研の蔓葉氏も公開質問状を出してたような記憶があるが、あれどうなったんだっけ。 今は懐かしのアレクセイが掲示板で荒れ狂ってたから…
てか最近知ったんだけど竹本健治のウロボロスのどれかにアレクセイ出てたんだな
ミステリファン冥利だな つずみとかツールバーとかアレクセイとか懐かしい名前が次々とw
黒田研二とか今何やってんのかな X論争って肝心の東野圭吾は何か言ってたの?
最後は島田荘司が一喝して尻すぼみ的に終わったのは覚えてる >>599
東野は、「読んでくれた人がそれぞれ判断してくれればいいです」みたいな優等生コメントだったような。 そう言えば二階堂氏掲示板の常連だったジャムとかいうのも今何してるか
気になる(僕のヒロインキャラを映像化してくれるなら堀北真希で」と書いて
当時のスレ住人に嗤われてた) 自作のクソみたいな小説を自分のホームページに載せて、ゲド先生にも読んでくれとか言っていたな。200年かかっても陽の目を見なさそうな、箸にも棒にもかからない駄作のようだったけど。 その点、光文社の本格推理コンテストに応募してた自称門下生の青山蘭堂はえらい。
別名義でプロデビューしてるっていう噂、本当なんだろうか。 青山のあのベッタベタな、加賀美雅之未満の作風が新本格推理以外で受け入れられるとは到底思えない。 鮎川先生がゲドさんをどう評価していたのか知りたい。 >>604
加賀美氏は、最近の『本ミス』で『風果つる〜』を推してる評論家から、
「小説が下手だった」と身も蓋もないこといわれてたな。
「だんだん上手くなっては来ていたのに」、とフォローはしていたが。 上で名前出てる汀や古野の作品は読んでて今どういう場面なのか分からないし読後も頭に入ってないな
その点ゲド先生や加賀美さんのミステリは王道を征く「探偵小説」だからここで言われているよりはスッと理解できる
これは小説の上手下手ではなく自分が馬鹿だからかもしれないけどな ベタベタでアクの強い作家がいてもいいと思うのだが時代に淘汰されてしまうのかねえ いまゲド先生以外でベタベタなミステリを書く(書ける)作家ってどれくらい居るだろう
小島正樹が島田荘司スピリッツを引き継いでるように見えるが ベタベタというか、コテコテな古典本格(不可能犯罪とか超常現象とか伝説とか)を
前面に出してるのだと、三津田信三? ゲドさんよりだいぶ工夫を凝らしているけど。 >>609
>小島正樹
引き継ぎすぎて 「魅力のない探偵・ワトソン役」「しょぼいトリック」「権力の闇()を暴く」の
三重苦に陥っているような気がする 島田荘司の「奇想」には程遠いな、という印象。>小島正樹
タイトルも「武家屋敷の殺人」とか「呪い殺しの村」とか、なんか味気ない。ゲド先生の「巨大幽霊マンモス事件」もなかなかのもんだけどw
「天に還る舟」のもともとのタイトルが「長瀞町の殺人」だったと知った時はぶったまげた。もうちょっとヒネれよと。
まぁ、今や数少ないゲド先生好みの作風で書き続けている一人だとは思うけど。 島田御大もタイトルセンスはアレだからなあ・・
新人賞選考委員やってたとき、岸田るり子の
「屍(しかばね)の多い密室」を「密室の鎮魂歌(レクイエム)」に変えさせたって御大だっけ? ゲド先生の「増加博士と目減卿」には誰も敵うまいw
そういう意味ではゲド先生のネーミングセンスもなんつーか、いまいちだよな。 いろいろ平行して書いてるから単行本になるのは時間かかるみたいなこと本格ミステリベストで言ってたような別の作家だったかな 最近は手塚治虫関係のお仕事に力入れてるんじゃなかったっけ? 久しぶりに恒星日誌を見に行ったら先生アシナガバチに刺されてえらい手が腫れてた 先生の生活感あふれる恒星日記好きだったわ
まだ物質転送機で本を取り寄せたりしてるのかな
>>615
増加博士と目減卿はむしろ先生の作品の中では上手いこと言った感のあるタイトルだと思った
幽霊マンモスや宇宙船ギガンテスとかはあれだけど先生はそんなにタイトルのセンス悪くないとは思う
悪霊の館とか吸血の家とか味気ないのが多いけど 生粋の都会人だったゲド先生がすっかり田舎に染まってる >>590
つずみ綾さんは、千街氏が雑誌か何かでボロクソにこき下ろしていた記憶。
チェスタトンの翻訳問題とかのせいかもしれんけど、
つずみさんが本格畑の人たちの一部からよく思われてないのが分った。
まあたしかにライターとしてもいろいろ物足りなかったけど。 教養貴族を自称するには、あまりに教養も読解力も想像力も常識も欠如していたね。 >>624
ああ、自分が読んだのこれです。記憶にあるより辛辣だったw
個人的にはいつぞやの『俺ミス』記事で、「蝶番」が何か分かっていないのも衝撃でした。 気の毒なくらい文章力がなかった。>つずみん
難しい単語をつかって評論っぽい文章を書こうとしていたのはわかるが、空疎で中身がなかったな。
日本語の誤用が多かったのも残念だった。 >>629
アフリカの酋長の娘みたいな顔した女だよ 『マンアライブ』の翻訳はもちろんのこと、『俺ミス』のライターですら荷が勝ちすぎてた。本人の能力以上の仕事を任されて、気の毒だったともいえる。>つずみん あとコレ。大ベテラン作家に、→「一本取ったおつもりですね」 ゲディ先生は取ってつけたような解説はあっても衒学趣味は無いから本筋から逸れず読みやすい
最近竹本健治や笠井潔の本読むのがきつくなってきた >>631
マンアライヴのつずみ訳はフルボッコにされても申し開きのしようがないゴミだったと思う。
自分の誤った知識を前提にチェスタトンが間違っているのだと言わんばかりの訳注とか、常識外の振る舞いを捨象しても、訳文が酷すぎる。
大森望が指摘していたが、そもそも英文和訳レベルのミスが散見されたというし。難解な原文を訳す力がなかったとみるべきだろうね。
にも関わらず、小森が事実上探偵小説研究会で後ろ盾のようになっていたからか、俺ミスでは良くも悪くも大活躍だったなw
まぁ、ゲドさんは散々評論家勢(容疑者Xを高く評価していた人も含まれる)を腐していたわりに、自分の一派にはそのレベルに達する評論すら書ける人間がほとんどいない、という惨状を俺ミス刊行によって自ら晒してしまったわけだが。 >>635
コモケン、ちゃんとつずみの文章チェックしてやれよと当時は思いました。 言ってることは至極正しいが、千街もヤな奴だなーと思った >>637
よほどムカついていたんだろうというのはよく分ったw ただでさえ活字離れが進んで、本格ミステリーの読者も減っているのに、容疑者Xでワーワー言ってさらに本格離れを加速させている連中が、
千街が言うところの「本格理解者が主導権を握れば本格のムーブメントが復活する」みたいな調子なんだから、そりゃあそこまで書きたくもなるわな。
ゲドさん含め、「無能な評論家どもに本格が何であるかを教えてやる」みたいな低次元でしか論議できない本格理解派系のお陰で論争自体が不毛なものになった。 この夏、「彼方のアストラ」ってSFアニメがあって、この漫画の連載時は、綾辻とかミステリ系列の作家が、こぞって褒めてたらしいのな。
ところが今回のアニメ放送で、SF信奉者が「この『彼方のアストラ』という作品にはSF的に瑕疵がある」みたいな感じで、こてんぱんに貶してたのな。
そこで、「だからSFというジャンルから読者が離れてしまうんだよ、ミステリ系読者は、この作品をちゃんと認めてて懐が深いのに」って意見も出てきてたのな。
……何が言いたいのかというと、まあ、隣の芝生は青く見えるのかなと…… あの論争にそこまで影響力あるわけねーだろ
ただの内輪もめで、一般読者には何も届いてない
活字離れはともかく、本格の読者が減ってるとかも簡単には言い切れないな
そりゃ90年代の豊穣さに比べたら作品の質は落ち着いてるけど
社会派やトラベルミステリーに擬態せざるを得なかった時代よりはマシでしょ 表紙はアニメもどきのラノベ絵のミステリ増えてるけどね
麻耶雄嵩なんかは元々そっち系の趣味があるから一概に表紙変わって嫌だとか言えないけど
今でも館モノや探偵のキャラ萌え前提の作品はコンスタントに出てるし
三津田も質は落ちても多作だし年中冬のSFに比べるとミステリは安定してると思うよ
社会派も罪の声や教団Xは面白かったし >>641
本格の読者人口自体は減っていると思うけどね >>640
「SFは身内で足の引っ張り合いをしているから他ジャンルと比べて売れない・活気がない」
とは昔から言われていたことですよ。 ハゲトハゲト言われていた時期と比べると、ゲドさん、ゲド先生という呼称には不思議な親しみがあるw 蘭子の息子が成長して名探偵になるまで構想は練ってるんじゃないかな ゲドさんはもうあんまりミステリに意欲ない気がするけどなあ。
初期の佳作『吸血の家』
中期の傑作『人狼城の恐怖』
末期の良作『巨大幽霊マンモス事件』
これだけ後世に残したんだし、もう思い残すことはないだろう。 >>648
探偵となった息子が殺される → 蘭子が現役復帰 と予想 ことしの「ミステリーズ!新人賞」の予選通過作品眺めてて、森輝喜の名前を見つけた。
ゲドさんが選者やってたころの光文社の新本格推理の常連だった人。
なつかしくてぐぐったら、乱歩賞とか毎年応募しているんだな。 >>651
新本格推理スレにも本人っぽい書き込みがあったな。書き込みをした奴は自分は森じゃないと否定していたけど、書き込みの内容からいってあれは森本人だったと思う。 懐かしい話題だなあ、とぐぐってみたら、12年前の自分の書き込みをみつけた・・・
>258 :名無しのオプ:2007/07/14(土) 01:33:50 ID:Tl9BmzRW
>森氏に。
> 乱歩賞の応募作に 「鬼の棲む滝」 はないだろう・・・ >>649
千階氏も言ってたけど、人狼城を書いただけでもゲドさんすげーわ ゲドさんもすっかり手塚治虫研究の第一人者みたいになっちゃったな。
このミスの隠し球とかでもミステリに言及しなくなっちゃったし。 >>649
今にして思えば
第一次本格ブームは
「本陣殺人事件」から「悪魔の手毬唄」までの13年間
第二次本格ブームは
「十角館の殺人」から「人狼城の恐怖」までの12年間
だったんだと思う
人狼城は本格派の一大フィナーレみたいな作品
これ以上の作品を書くのは厳しいだろう 初めて読んでるのが『奇跡島の不思議』なんだけど、これ読む価値ある?
最初のキャラ紹介の時点でキツいんだが >>660
なぜ『奇跡島』を読もうと思ったんだ
俺は嫌いじゃないけど、初ゲドの人には絶対おすすめしない作品だ
『ユリ迷宮』とかにしておけばいいのに >>660
クソガキに殺意を覚えたい人には5倍のお勧め! 奇跡島はなぁ……
とりあえずゲド先生って人間を描くのがほんっっっっっっとーーーーに嫌いなんだなと思わされた一冊だった
ミステリ部分は先生基準で普通だと思うけど クローズドサークル好きなので選んだんだけど他のにした方が良さげね…
オススメされたユリ迷宮ってのと、評判の良さげな人狼城を読んでみます
ありがとう! 人狼城は読むの大変だから、長編なら比較的評判の良い巨大幽霊マンモス事件にしては?ロシア館の続きみたいなものだし。 巨大幽霊マンモスは二階堂のミステリ観を知った上でよんだほうが驚ける 人狼城は、内容が濃いからサクサク読めるけどな
俺は退屈するシーンが殆ど無かった 人狼城は厚い文庫×4で読んだけど面白くて最後まで熱中できた
京極の本読んでる感覚だったよ
水野サトルシリーズや幼児探偵のやつも肩の力抜いて読めるから好き
聖域の殺戮や亡霊館はきつかった 『人狼城』は「ドイツ編・フランス編がほぼ同じ話の繰り返しなので飽きる」という
感想を持つ人もいるらしい・・・・・・(そこが肝だと思うのだが)。
また「探偵編は 蘭子がクスリと笑って ばかりでイライラする」というのは否定できない。 >>669
学生の時にリアルタイムでノベルスで読んだが、1巻と2巻の刊行がだいぶ空いてたんだよね。
だから当時は話の内容をちゃんと覚えていたか心もとない。
逆に、全部刊行されてから1−4巻を一気に読んだ人は、1・2巻の内容がかぶると思うのかもしれない。
さじ加減が難しい。 先生に今年は蘭子シリーズの新刊出して欲しい
短編集でもいいから 人狼城は、二十年ぶりくらいに再読して場合、
初読時と同じように楽しめるかどうか、という心配がある。
楽しい読書記憶はそのままでとっておきたいし。 俺は4冊一気に読んだけど
普通に面白かった
ドイツ編よりフランス編の方がテンポよく面白かったから
逆から読むとちょっと怠いかも
コミック化すればもっと世に知られる作品になるのに 先月『吸血の家』を読みました。面白かったです。
ちょっと偶然に頼り過ぎている気もしましたが、推理小説では良くあること。
他の作品も、このペースで読んでいこうと思います。 >>605
新本格推理のスレで「二階堂君は熱意は凄いんだけどね…」と言っていたと見た気が 日誌よむかぎり、お元気そうだ。
『御城の事件』というアンソロジーを編んだみたいだけど、こういう企画好きね。
書籍売り上げ受難のこのご時世に、こういう企画を通せるのも結構すごいと思うんだが。 >>679
何か自分の新作について書かれてましたか? >>678
『忍者大戦』もそうだけど、時代小説とミステリー双方のファンを取り込む上手い方法だと思う >>682
自分の作品ではなくて手塚治虫について語ってるよ
毎日新聞オンラインのほうだから検索すると記事は出てくるけど有料 >>684
ありがとうございます。
ひょっとしてゲドさんは手塚方面の業績で、後世に名を残すのかも・・ 先生はすっかり政権批判しなくなったね
寄る年波で人間が丸くなったのかな ところで、世界最長の推理小説って、今も「人狼城の恐怖」なの?
宮部みゆき「ソロモンの偽証」とかいう強力ライバルが登場したと思うんだが、抜かされてない?
お互いの頁数を厳密に比較対象した訳じゃないから何とも言えないけど。 綾辻の暗黒館もめっちゃ長かったような
暗黒も人狼も文庫版で4分冊なんだけどどっちが長いんだろう ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています