蘊蓄(うんちく)ミステリー
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京極夏彦や森博嗣、竹本健治のような蘊蓄が多いミステリー教えてください。
蘊蓄の分野や種類は問いません。 >>2>>3
教えていただきありがとうございます。
もし他にあればまた教えて下さい。
わたしも一人。
三津田信三 言い忘れました。
作家名でなくとも「薔薇の名前」など作品名でも結構です。
よろしくお願いします。 何作か書いていきます。
間違いがあったらすみません。
蘊蓄ミステリーといったら、
北森鴻さんはいかがでしょう。
民俗学をテーマにした「蓮丈那智」シリーズや
骨董がテーマの「冬狐堂」シリーズ、
江戸の風俗がテーマの「鬼が疾る」、
料理と酒について語られる「香菜里屋」シリーズ
などなど、色々ありますよ。 道尾秀介さんの長編
「骸の爪」は、仏像の蘊蓄がすごいですよ。
それから、杉江松恋さんの解説がとてもいいです。 霞流一さんは、動物ネタと
豪快なトリックでおなじみの方ですが、
専業作家になる前は映画会社に
お勤めだったそうで、映画をテーマにした
「死写室」という短編集をお出しになっています。
映画の蘊蓄と豪快なトリックが楽しいですよ。 それから、門井慶喜さんはいかがでしょう。
美術に関する蘊蓄が沢山詰め込まれた
「神永美有」シリーズや、
書籍に関する蘊蓄が沢山詰め込まれた
「おさがしの本は」などがあります。 >>ofBEG7PXAgさんへ
いろいろ、情報ありがとうございます。
基本的には、そのミステリーを読んでそれを読む前よりも学術的な知識が増えれば何でもよいのです。
ミステリーに関して知識が豊富なかたのようなので、ひとつお聞きしたいのですが、歴史関係についてはどうでしょう?
日本史に関しては高田崇史や鯨統一郎なでいますが世界史に関してはどうでしょうか? 世界史といえば、加藤元浩さんのマンガ「C.M.B.」は
あなどれないと思います。ナスカやピラミッド、
ローマのコロッセオなどを扱っています。
もしよろしかったらどうぞ。 >>えっ? 高田崇史や鯨統一郎を信じちゃうタイプ?
自分は中学校より歴史が一番苦手できらいでした。なのでどれくらいこれらの説に信憑性があるか分かりません。ただ、それでも、これをきっかけに少しでも歴史に興味がわけば良いと思っています。 ミステリー板のスレタイが
【水槽薀蓄】汀こるもの【完全犯罪】
なんですよね。どれだけすごいのか、水槽。 奇妙な遺産 村主准教授のミステリアスな講座
面白いかは知らない 薀蓄とまではいかないかもしれないが、
森晶麿「黒猫の接吻あるいは最終講義」で、クラシック・バレエの「ジゼル」について
けっこう詳しくわかるようになっている。
この「黒猫シリーズ」自体が、著者の専門「美学」の薀蓄(マラルメ、ポオ等々)の
一方的な開陳となっていて、少し自己陶酔の気があるけど。 皆様、教えていただきありがとうございます。
>>17
確かにそうですね。
>>18初期島田一男
けっこう、島田一氏に限らず初期の作品ってよくないですか?
西村京太郎然り、赤川次郎然り、森誠一然り。
どうして、途中から超量産型になってしまったのか・・・
才能はある人達なのに。
>>19小栗虫太郎「黒死館殺人事件」
黒死館はよみました。すごいですよね。小栗の他の作品はどうなのでしょう?
>>20久生十蘭の諸作品の諸作品
「久生十蘭」は読んだことがないんですよ。光文社の日本名探偵全集は待っているんですけどなかなか読むタイミングを逸史って逸していて…
>>21
わたしも知らない作品です。
>>22高木彬光の刺青殺人事件
高木彬光は最近かなり復刊されましたよね。読みたいと思います。
>>23森晶麿「黒猫の接吻あるいは最終講義」
わたしも最初の一巻だけしか読んでないので詳しくはないのですが。蘊蓄ものといっていいんじゃないでしょうか。 有栖川の女王国の城も無駄にUFO薀蓄が挿入されてた気がする >>25QEDとかは? トンデモだが
歴史苦手な私のはわからないけど、QEDって検証の余地なしの「トンデモ」なんだ。
他にも島田荘司とか歴史モノ書いてますよね。
歴史に博識な方に質問なんですが、ミステリーで、少しでも良いから新説としても通用するような歴史蘊蓄ミステリーってないんですか? >>26有栖川の女王国の城
わたしも江神シリーズは大好きなんですが、そんなに載ってましったけ。ダメだ、最近、読んですぐ、ストーリーを忘れてしまう^^; >>27
国産歴史ミステリに限ったら
高橋克彦の浮世絵モノがいまでもトップクラスなんじゃないか。
本人がもともと浮世絵研究者だっただけに歴史検証のクオリティが高い。
代表作『写楽殺人事件』の写楽蘭画説は情報が古くなっていることと、
作者自身が後になって能役者説に転じているところは難ありなものの、
研究者の歴史検証がどんなものかがよく分かる。
あと『広重殺人事件』の広重暗殺説は地味に国産歴史ミステリの最高傑作だと思っている。
他にオススメなのは本業国文学者の岡田鯱彦の古典モノとか
歴史の神さまが降りてきた時のきれいな井沢元彦とか。 間違っているとはいえないけれども正しいともいえない、という微妙なところをついてくるのが鯨で
読者の歓迎するような真相を作るために不都合を伏せたり、勝手に事実を差し替えたりするのが高田
と思っておいたらだいたい間違いはないよ。 鳥飼否宇さんという作家がいる。
とにかく生き物が大好き、奄美大島に住んで
野鳥の観察や保護に携わっているほど。
で、ミステリーにも生き物の蘊蓄が
ふんだんに盛り込まれているんだけど、
ある海洋生物をネタにした作品が凄くてねえ…… >>32
鳥飼否宇さんってそういう作家っだったんだ。今まで一冊も読んだことがなかったから知らなかった。
お薦め作品・シリーズはありますか? >歴史苦手な私のはわからないけど、QEDって検証の余地なしの「トンデモ」なんだ。
自分で検証する気ないの? >>34
「本格的−死人と狂人たち」か
「痙攣的 モンド氏の逆説」をお薦めします。 >>33
うーんいちばん衒学が濃いと感じたのは夏冬なんだよなあ
あとは翼ある闇か? >>37
衒学の意味、分かってる?
韜晦とか前衛じゃないからね 周木律の館シリーズ
数学の蘊蓄がハンパない
読んでもちんぷんかんぷん アーロン・エルキンズのスケルトン探偵シリーズ
骨・骨・骨! >>24さんはヴァン・ダインは何作ぐらい読んだことがありますか? 意外に愛川晶
神田紅梅亭寄席物帳シリーズやノンシリーズに。 三上延のビブリア古書堂シリーズも表紙でラノベみたいに考えてると
背負い投げ喰らうぞw 比較的新しめの警察小説って薀蓄あるよね
>>44
1巻はまだわかるが
母親出てきたあたりからはラノベ臭全開だろ
能力バトルっぽくなってるというか >>35
いや、歴史の教養は全くないので、そんなことができるはずありませんよ^^;
そんな私でも、最近は歴史の新書は読むようになりました。
E・H・カーの「歴史とは何か」とか。あと、新書じゃないけどウィリアム・H. マクニールとか。まあ、ミーハーものばかりですけどね…
ただ、岡田英弘の「歴史とはなにか」では、歴史というのは必ずしも「事実=歴史」ではなく、歴史は科学ではないのだ、と。
>>39
わたしも周期さんは大好きです。
>>40
名作ですよね。
>>41
読んだことないです。ドラマのボーンズみたいな感じなのかな。
>>43
いや、あの蘊蓄はすごいですよ。落語とか、そういう関連のものに全く興味がない私でも楽しく読めましたから。
>>44
あの蘊蓄はすごいですよね。
「ラノベなのに」というよりは、「ラノベだからこそ」蘊蓄が多い、とも思います。
>>45
私もそう思います。社会派関係も多いですしね。逆に、麻見和史みたいな作家もいますし。
以前は、あまり警察小説を読んでなかったのですが今は大好きなシリーズがいっぱいあります。 >>42
実はお恥ずかしいはなし、ヴァン・ダインは一冊も読んだことがありません。
別に昔の海外のミステリーが好きではない、とかではなく。クイーンは全部読んでいますし、カーも七割くらいは読んでいます。
ただ、ヴァン・ダインは、以前、有栖川氏があまり好きではなかった、と言っていたことと、クイーンのように論理性がたかい本格ではないといことを聞いたことがあったので、手がのびませんでした。簡単に言うと、食わず嫌いなんですが・・・^^; >>47
尚エラリークイーンはヴァンダインに影響されてミステリーを書き始めた模様。 >>47
薀蓄が充実していて、かつ解決部分もそれなりに楽しめるというところで
「カブト虫殺人事件」をまずは読んでみてはいかがでしょうか?
エジプト考古学づくしで雰囲気を楽しめると思いますよ。
あと既に「黒死館」をお読みなら「グリーン家」「僧正」と読み比べてみても面白いのでは
と思います。小栗がお手本をどのように変形させていったか・・・という点で。 >>48
その話は知っています。けっこう有名ですよね。
>>49
教えていただきありがとうございました。
ヴァンダインの新訳も出てきたし、挑戦したいとおもいます。 みなさんの書き込みをみて改めて思うのは、蘊蓄とミステリーってやはり相性がいいですよね。
探偵が博学、犯人が博学、どちらにしても語りやすいですよね。
理系ミステリー(理系の書き手)も最近は多いですしね。 最近気になっているのは、古野まほろ、北山猛邦、皆川博子あたりかな。
これらの作家さんはどうですかね?
古野は「探偵小説のヴァリエーション」シリーズと「天帝」シリーズを一冊だけ、北山は「猫柳十一弦」シリーズを読みました。皆川は、なんだっけか一冊、このミスをみて載っていたのを読んだことがあります。 2、で名前だけ出てるけど深水の芸術探偵シリーズ嫁
絵画好きなら「エコール・ド・パリ殺人事件」
音楽(オペラ)好きなら「トスカの接吻」「ジークフリートの剣」、
建築好きなら「花窗玻璃」あたりをおすすめする。
芸術系の薀蓄小説では最高峰だと思う。 >>53
私も深水の芸術系蘊蓄ミステリーは大好きです。
本当に面白いですよね!!
芸術系は他に誰がいましたっけ? 図像学をミステリーに取り入れた飛鳥部勝則さんは
芸術系の範疇に入るかも。 ここまで「黒死館殺人事件」なし!
もう読む人もいないのか… そら50やそこらのレスにもきちんと目を通せない奴がいるこの世の中じゃね 島田荘司は「暗闇坂の人喰いの木」でお腹一杯になるくらい中世の拷問について語ってくれてるぞ。
後、バイオ関係なら「ハリウッド・サーティフィケイト」な。
それからダン・ブラウンのラングドンシリーズも物凄い量の蘊蓄だらけ。
グルメな料理ならスタウトを読んでおけば良い。
海堂尊は「イノセント・ゲリラの祝祭」を読んでれば医療の問題について色々わかる。(あれは殆どミステリーじゃないけど。)
深谷忠記の「人麻呂の悲劇」とか「『○○の謎』殺人事件」とかも色々詳しい。
後、科学捜査について知りたければコーンウェルとディーヴァー読んどけ。
こんな感じ。 蘊蓄部分と物語進行の整合性が低いと急に安っぽく感じるよな
特にミステリーみたいな完全な虚構だとさ。 いや、文章力が高い作家なら蘊蓄部分も知的な趣が表れるのかもしれないな バイバイエンジェルや哲学者の密室の笠井潔を忘れてないかい? 【何もしない人=年がら年中授業中寝るか漫画を読んだりして遊び呆ける事しか能がなく
肝心のテストの時等は全て人に尻拭いさせても平気な人間のクズ
筆記用具すら持ってこない小学生レベルの学力の池沼の分際で
結局不正がバレて高卒の資格を剥奪された"自称一生芸大志望"(笑)とぬかす
自分のケツもろくに拭けない所詮は口先だけの身の程知らずの出来損ないwwwwwwwwww
鎌倉市由比ヶ浜在住のこいつん家をけんまするのは大歓迎!!www『大場雄太』ほど批評家になる】
自分がバカにされないことに意識を集中する。
これが劣等意識がもたらす「引き下げの心理」なのです。
部下の行動、妻の言動、何かのコラムに批評することで
「自分の方が偉いんだ!凄いんだ!」と自分で確認しなければ、気がおさまらない。
だから、良いところより、批判することにのみ、すぐに意識が向く。
なぜ、人を誉めること、よい所を認めることにこれほど、ある人は抵抗感を持つのか。
誉めないまでも、一つの考え方としてとらえる事ができないのでしょう。
演劇や舞台の批評文ばかりを見て、あの舞台はキャスティングミスさ、
台本の流れが問題さと、退屈と苛立ちにアグラをかいて、人を批判するより、
一生懸命作っている演出家や出演者の方が人生を楽しんでいるし、心からの友達も多いはず。
何もしない人ほど批判精神ばかりを育てて、人生を孤独にする傾向があるのです。
批判ばかりがクセになると、自分の小さな行動に対しても「くだらない」「意味がない」
と自分にも批判精神は向いてしまい、自分の前向きなエネルギーまでもが枯渇します♥ ワインの蘊蓄ミステリーだと何があるかなー、と、
ネタを振ってみる。おっさんの自分は、刑事コロンボの
「別れのワイン」くらいしか思い付かない。 『ワイングラスは殺意に満ちて』
読んだことないけど、ワイン出てくるはず ロアルド・ダールの「味」。(蘊蓄って程ではないが)ワイン業界で有名な短編とのこと。 蘊蓄というか、ある程度その分野を知っていたらおもしろい作品として
『デカルトの密室』などどうでしょうか? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています